自家製無農薬の夏野菜たっぷりの会席コース。
かんだたの会席コースの「十割そば膳」は、
地元長野の、
あるいはかんだた農園の野菜を中心とした料理となる。
お電話などの問い合わせで、
よく間違えられるのが、
野菜の天ぷらが、どかっと山盛りで出てくると思われていることだ。
残念ながら、
かんだたは、天ぷらをお出ししていないので、
他の料理。
だからといって、煮物だけではない。
やっと、
畑の野菜も穫れ始め、
彼らに活躍してもらってのコース料理。
時々は、皆さんに紹介させていただこう。
手前右側から時計回りに、
「ふき味噌を載せたそば豆腐」、
「小川村のクラカケ豆のひたし豆」、
「そば汁で炊いた根菜の炒り煮」、
「ニシンの煮付けにスティックブロッコリー」、
「善光寺キュウリのかえし漬け」と、「フルーツトマトの甘酢漬け」、
「鴨ロースの梅しょうゆソース」に「ワサビ菜」。
「畑の無農薬ナスの揚げ浸し」
ナスを揚げたあと、そば汁に浸してある。
「塩イカとキュウリの粕もみ」
だいたい「塩イカ」が売られているのは、
日本広しといえども、この長野県だけなのだそうだ。
海なし県だからこそ育まれた、保存食を使った、
地元の人には当たり前の一品。
県外から来られた方には、
きちんと説明しないと判ってもらえない。
「そばスープのジュンサイがけ」
昆布だしでそば粉を溶き、塩だけで味付けしたそばスープ。
冷やして、ジュンサイの酸味と一緒にいただく。
「モロッコインゲンと豚肉の卵とじ」
モロッコインゲンというから、
てっきり北アフリカ産かと思ったら、
もともとアメリカ原産のインゲンを日本で品種改良したもの。
なんでも、そのころ映画「カサブランカ」が流行っていたからだそうだ。
これも、畑でよくできる野菜。
この前収穫した無臭にんにくも、少し使っている。
卵は松代産。
そばを揚げた「巣ごもり」。
これが好きな方が多いので、
ちょっとボリュームが多いが、コースから外せない。
そして最後は、
もちろん「十割そば」。
これが主役。
というのが、
今の季節の「十割そば膳」。
その時の野菜の採れ具合に依って、
内容が変わることもあるけれど、
とにかく、野菜がいっぱいのコースなのだ。
夏の野菜は、
身体の調子を整える働きがあるという。
そんな野菜を、
さりげなく、召し上がっていただきたいなあ、、
と思っている。
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