« 2016年6月 | トップページ | 2016年8月 »

2016年7月12日 (火)

手袋をしてそばが打てるか!

以前にアメリカ人のシェフが、
料理を説明する動画を見たことがある。
慣れた手つきで、魚や肉をさばき、
野菜を刻んでいる。
なるほど、どこの国の料理人も、
すごい技を持っているものだ。

でも、あれっと、
その手さばきに、違和感を覚えた。
なんと、手袋をして調理をしているのだね。
これは、衛生のため?
それとも、手が臭くならない、、
いや、手を保護するためなのだろうか。

その後、
アメリカのニューヨークでは、調理の時に、
手袋の着用が義務付けられていると聞いて納得した。
市の衛生局の決まりなのだね。

そこで困っているのが、
寿司屋だそうで、ネタを握るのにも、
手袋をしていなければならない。
微妙なシャリの握り具合がわかりにくいし、
海苔を取ろうとしても、指でつまめない。
寿司は、細かい指先の仕事だから、
いい仕事をしようとすればするほど、
手袋がじゃまになってしまうのだそうだ。

だから、検査の時だけ手袋をはめる店が多いとか。
中には、そんな規則は、寿司文化に似合わない、
と言って、手袋を使わずにいたら、
一時閉店に追い込まれた寿司屋もあったとか。

さて、
そば屋だって困るだろうなあ。
だいいち、手袋をしていては、
そばを打つことが出来ない。
水回しだって、手袋にこびりつく粉を拭えない。
延ばす時には、手の平で滑らすことが出来ないので、
麺棒を転がすことが出来ない。
切る時も、微妙な厚さの感覚が、
解らなく、、、、、いや、今度、暇な時に試してみよう。

茹で上がったそばは、
手首まで水に入れて洗わなければならない。
そして、洗い終わったそばを、
指先でつまんでせいろに盛るのだ。
手袋をしていても、そばをつまみ上げる事ができるだろうか。
手抜きのそば屋のように、
そばが団子になったまま、盛らなければならなくなるかもしれない。

だいたい、手袋をしたからといって、
清潔とは限らないのだ。
工場などで、同じような仕事を繰り返すのならいいが、
飲食店では、その手で、様々なものに触らなければならない。
手袋をしていれば、逆に、汚染されたものに触れても気付かず、
そのまま作業を続けることになってしまう可能性がある。

だって、最初のシェフだって、
生魚を持ったあと、そのまま包丁を握って切り始めている。
私達だったら、包丁を握る前に、
必ず手を洗うだろう。
包丁の柄は、意外と汚れやすい場所なのだ。

我々日本人だったら、
手袋を使わずに、すぐに水で洗い流せばいいと思うが、
アメリカ人には、そいうい習慣がないのかもしれない。
しかし、
法律で一律に規制されているのであれば、
それに従わなければならない。

ということで、
ニューヨークでは、いいそばを作れそうもない。
だから、「かんだた」のニューヨーク進出計画は、
取り止めとなったのだ。

、、、、って、そもそも、
、、、、そんな計画あったっけ。

Photo


 

→→→人気blogランキング

 

 

 


 

 


| | コメント (0)

« 2016年6月 | トップページ | 2016年8月 »