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2016年2月 1日 (月)

歴史がこんがらがった頭で、京都の見物。

さて、ゆっくりと楽しませていただいた京都の旅の話。

東山に高台寺という寺があり、
ここは豊臣秀吉の正室、北政所(きたのまんどころ)の菩提所なのだそうだ。

その庭園の一番高いところに、
傘亭(からかさてい)という茶室があった。
秀吉の作った伏見城から移されたもので、
国の重要文化財になっている。

説明してくれた人の話では、
伏見では川沿いにあり、小舟に乗って、
この茶室に乗り入れて、お茶を楽しんだというのだ。
前のところの空いたところが、船の入る場所らしい。

Photo
ほらほら、着飾った殿様が、
船に乗って、この変わった屋根の茶室に入ってい行くのがわかるでしょう。
なるほど、秀吉たちは、そういう趣向を楽しんだのだね。
秀吉の作った伏見城と言うと、
豪華絢爛な建物というイメージがあるが、
こういう質素な茶室も好まれたわけだ。
といって、こういう茶室は、細かいところまで工夫がしてあって、
実は、すごく贅沢にできている、というような話を聞いたことがある。

千利休から始まり秀吉が好んだ茶の世界は、
様々な芸術の部門に影響を与えたという。
茶室のような建築から、茶道具、焼き物、庭造り、書画、衣服など、
茶の席に合わせて作られるようになったのだろう。

この時代、焼き物で名を残した古田織部、
その弟子で、庭造りの小堀遠州などの、
まあ、趣味人というような大名も現れている。
この高台寺の庭園も、遠州の作と言われているのだね。

あとから行った建仁寺の中庭も、
ぱっと見たら、遠州の作かと思ったら、
それを倣って、近年に作られたものだそうだ。
それにしても、遠州好みの石の立て方が、
思わず座って茶を、、、いえ、できればお酒を頂きたいなあ、
という、深〜い気持ちを起こさせる。
こらこら。

Photo_2

ここ建仁寺には、あの有名な「風神雷神図」があったそうだ。
今は国立博物館に預けてあるが、
精巧な複製が置かれている。
それを描いたのが俵屋宗達だね。

その宗達の描いた板絵が見られるのが「養源院」というお寺。
有名な白象や獅子の絵を、すぐ間近で見ることができる。
そして、このお寺のもう一つのウリが、
伏見城の血天井ということになる。

あれ、また伏見城が出てきたぞ。

何しろ秀吉の前後の時代の歴史を考えると、
あまりに複雑で、よくまとまらない。
この時代、あまりに多くの人が出てくるから、
頭のなかは、こんがらがったままだ。

でも、いいものを見る目は持っていたいね。
何百年も前から、人々が大切にして、
育んできたものを、しっかりと見極める目を、
できれば持ちたいものだ。
京都って、そんなものがゴロゴロしているところなんだね。

で、こんがらがった頭で帰ってきた旅館の部屋の、
こんな設えが、ほっとさせてくれたりして、、、。

Photo_3  

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