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2016年2月22日 (月)

真田幸村と、兄、信之の会った場所は、、、。

なんでも、テレビの影響で真田幸村(信繁)が人気なのだそうだ。
幸村といえば、家康が豊臣方を根絶やしにしようと仕掛けた、
大阪冬の陣、そして夏の陣で活躍して、名を上げた武将だ。
のちのちまでも、尾ひれがついて、
大きな話となって伝えられている。

そして、兄弟で、
従う主人を分けた、真田家の物語も興味を引くところ。

池波正太郎の「真田太平記」によれば、
大阪冬の陣で一度和平になった時、
幸村と、兄の信之が十数年ぶりに会ったという。
徳川方に付いた信之は、幸村を説得するために、
極秘のうちに、
その機会を作ったそうだ。

かたや、家康の養女を妻にした兄、信之、
かたや、若い頃に仕えた秀吉に義理を通そうとする弟、幸村。
その立場の違いははともかく、
久しぶりの再開に、
兄弟としての情を通い合ったという。

ともすれば、これが知られると、
双方に、相手に繋がっているかもししれないと、
周りのものに指をさされるかもしれない。
だから、この会見は、
何事も漏らさぬ警戒のうちに行われた。

その場所は、京都の東山の、あるお屋敷。
ひっそりとした一角で行われたのだね。

さてさて、話が長くなった。
先日の旅で、京都を訪ねた時に、
東山界隈をウロウロした。
そして、
名のある料亭が、この地区のたくさんあることに驚いた。

東山は、京都の繁華街、
四条河原町からも近い。
もちろんその間に祇園もある。
ちょっと路地裏を歩けば、
一見して高級な料亭の看板を、
それも、ほんの小さなもので、
見過ごしてしまうような看板を、いくつも見かけた。

このあたりで、
一枚720円ぐらいでそばを食べようか、、
なんて無理なこと。
たまに出ている店のメニューにも、
「昼の懐石六千円」等と書いてあったりする。
まあ、夜だったら二万円以上の席なのだろうなあ。

でもねえ、素晴らしいのは、
それらの料亭が、
きちんと成り立っていることだ。

よく京都の料理は高いと言われるが、
ちゃんとそれなりの価値を認めるお客様もいらっしゃるのだ。
料理のうまいまずいばかりではなく、
しっかりとした出会いを演出してくれる、
おもてなしも伴ってのことだろう。

そういえば、司馬遼太郎の「竜馬が行く」の中でも、
東山の料亭で密会する場面があったっけ。
幸村の時代とはだいぶ違うけれど。

あれだけのたくさんの料亭、お茶屋さんの中で、
日々、大きな話が取り交わされるのだろうなあと思うと楽しくなる。
祇園を案内してくれたタクシーの運転手さんが言っていたけれど、
お金があるだけでは、入れませんよ、とのこと。
ここには守っていきたい世界があるような気がする。

さて、
じゃあ、わたしも、
、、、、
看板を小さくするかなあ、、。






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