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2015年7月23日 (木)

今度はスペインで、削ぎたてを食べてみたい!!!生ハム「ハブーゴ」。

「あれっ!なんでこんなものが、ここにあるのだ!」
というのが、最初の感想。

二ヶ月ほど前、
休みの日に、自宅の近くのスーパーを覗いたら、
ハムのコーナーに、少し変わったものがあった。
よく見るとスペイン産の生ハム。
それも、最高品質と言われる、
ハブーゴ産のベジョータなのだ。
えっ、なんのことかって。
殆どの人には、意味がわからないよね。

かって、スペインに半年ばかり飲み暮らしていたが、
こんな高級品は、ついぞ口にしなかった。
だいたい、スペインのバル(飲み屋)でつまむ、
当たり前の生ハムといえばハモン・セラーノ。
これは白豚種から作られたもので、値段も手頃。

時々は、倍以上の値段のするハモン・イベリコなんぞも食べることもあった。
こちらは、スペイン特有の黒豚種。
最近はイベリコ豚といって、
日本でもお馴染みになりつつある豚の生ハム。

さてさて、スペイン人のグルメの欲求はすざましい。
なんと、この豚を、どんぐりを喰わせて太らせて、
ハムにすると、ことさら美味しいというのだ。
そうして、厳しい基準を作り、
秋にどんぐりだけで育てられた豚を、
「どんぐり豚」、スペイン語でベジョータと呼ぶようにしたのだ。

私も、豚の産地を旅した時、バスの車窓からも眺めたが、
この「どんぐり豚」の育て方は面白い。
ただ、餌にどんぐりをやればいいのではない。
一頭一頭が、じつに伸びやかに育てられているのだ。
だいたい50坪ぐらいの広さだろうか、
石を積み上げて囲いを作り、
その中に一頭だけ、イベリコ豚が放たれている。
そして、各区画には、必ず、ドングリの木が植えられているのだ。
なるほど、自然に木に実がなって、豚の餌になるのだね。

という風に、手間のかかった育て方をするので、
「どんぐり豚」の生ハムは、とても高いものになる。
私なんざ、いつも、メニューを横目で睨んだだけで、
ついぞ、お目にかかったことのないシロモノなのだ。
ましてや、その「どんぐり豚」の中でも、
一番質がいいとされる「ハブーゴ」なんてね。

それが、
なんと、近所のスーパーの棚にあるのだ。
薄くスライスされてパックされてね。
これは買っていかなければ、
と手を出しかけたが、、、、
ちょっと待った。
値段は30グラムで二千円。
日本の生ハムの20倍以上のお値段。
まして30グラムなんて、
あっという間。

むむむ、、、、
待てよ。
このスーパーのお客で、
この生ハムの価値を知っている人がいるのだろうか。
この値段の生ハムを買う人がいるのだろうか。
きっと、
売れ残って、消費期限間近になれば、
値段が下がるに違いない。
どうせならそこまで待つか。

ということで、
毎週、まったく売れていないことを確かめながら、
待つこと二ヶ月あまり、
ついに、消費期限の一週間前に、
パカっと赤いシールが張られていた。
なんと1300円引き、
つまり三分の一の値段ということ。
さっそく数パックを買い物カゴへ、
何か、我ながら、恥ずかしい買い方だなと、
後ろめたさもあるが。

ということで、
前置きが長くなってしまったが、
じつに、じつに、
美味しいものをいただいた。
いわゆる獣臭さの無い、
どちらかと言えば、
果物系の香りを感じさせられる肉だった。
もちろん、
スペインのテンプラニーリョ種のワインと一緒にね。

この味を作るために、
多くの人の努力が積み重ねられてきたのだな、、
と思う。
私も、そんなそばを作りたいね。

ちなみに、
そのスーパーでは、
これに懲りずに、
新たに同じハブーゴを仕入れた。
私としては、またまた、密かに、
三ヶ月後を楽しみにしている、、、、のだ。





Habugo

 

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