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2015年6月22日 (月)

早食いだけがそばの食べ方ではない、、のかな。

「そば屋さんは、お客の回転が早いからいいねえ。」
などと、他の飲食店の方に言われる。

そうかなあ。

確かに、サラリーマンの多い平日の昼間は、
回転が早い。
大勢で来られても、たいてい同じメニューで、
サッと、食べられては、すっと、席を立たれてしまう。
他の食べ物だったら、そうはいかないだろう。

しっかりと噛んで食べなければならない、
ご飯の定食だったりすれば、
食べるだけで、もっと時間が掛かる。
デザートがセットになっている「イタリアうどん」の店では、
なかなか減らない、お皿の上のものに気を使いながら、
店の人はデザートを用意しなければならない。

それに比べれば、
確かに、そば屋の客の回転はいいのかもしれない。
何しろ、そばは食べるスピードが、速いのだ。
くちゃくちゃと噛む必要もないし、
面倒くさいから、そのまま飲み込んだって、胃が持たれることもない。
せいろなど、目の前に出されれば、三分もしないうちに、
見事に召し上がってしまわれる方もいる。

逆に言えば、
それが、そばの魅力でもあるのだね。

でも、
近頃は、そうとも言えなくなってきたような気もする。

じつに、せいろそばを、30分以上かけて、
召し上がっていく方もいらっしゃるのだ。
そばが伸びる、、というか、
完全に伸びきってしまっているのだが、
それでも、箸を止めることなく、
ほんの二三本づつ、
ゆっくりと口に運び、
少しづつ手繰っていかれる。

そういう食べ方の方も、
少しづつ増えているのも事実。
女性ばかりではない、
男性でも、そういう方がいらっしゃるのだ。

まだまだ少ないけれど、
そういう食べ方で、そば屋を楽しまれている方もいらっしゃるのだ。
決して、早食いではないそばの食べ方。
そば屋としては、そういう食べ方が広まってほしくはないけれど、
それはそれで、受け入れていかなければね。

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2015年6月13日 (土)

善光寺さんのお陰で。

善光寺御開帳が終わり、
やっと静けさが帰ってきた長野の街。

「かんだた」も、
この期間中は大混雑。
店の前には行列ができ、手打ちで作るそばは、
すぐに売り切れてしまう始末。

この期間、ご遠慮をされていた、
ご常連の方々が顔を見せ、
「大変だったねえ。」
とねぎらっていただいたりして、
うれしい限り。

多くの人に、店に来ていただくのもうれしいけれど、
そうやって、
気に入って来て頂くお客様の顔が、
なにより有り難く感じる。

かんだたは、路地裏の目立たない場所にある、
小さなそば屋だ。
静かに、そばと、手作りの料理を楽しんでいただきたい、
と思って始めた店。
それが、善光寺御開帳の人出の大きな波に揉まれ、
大混雑となってしまった。
きっと、門前にたくさんあるそば屋さんが、
どこもいっぱいで、仕方なしに、
探して来られた方も多かったのだろうなあ、、、。

それにしても、
至らないなりにも、多くの方に、
脚を向けていただき、お待ちいただきながらも、
そばを召し上がっていただき、
感謝しなければいけない。
だが、けっして、
私のそばの味だけでは、
これだけの人は、来店されなかったことだろう。

これだけの人を惹きつける、
善光寺の阿弥陀様の力があってからこそなのだ。

だから、善光寺さんには、
よく御礼をしなければ。

あれだけ混雑した本堂前も、
今はガランとした様子。

Photo

この柱に触るために、
日によっては二時間も待ったという回向柱も、
今は触り放題。
もっとも、仏様とは繋がっていないけれどね。

Photo_2

今は、信心の薄れている時代だというけれど、
やっぱり、何かの救いを求める方が、たくさんいらっしゃるのだ。
そういう意識がなくとも、
そっと手を合わせることで得られる安心感は、
なんとも得難いものだ。

少し離れているけれど、
こんな小さな店だけれども、
お客様に来ていただいているのは、
善光寺さんのお陰なのだ。
そのことを、忘れないようにしなければね。

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