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2014年9月16日 (火)

山小屋恐るべし〜生ビールが飲める。それと、、、。

先週頂いた休みで、北アルプスの入り口の、
燕岳(つばくろだけ)に登ってきた。

燕岳といえば、多くの長野県人は、
「ああ、中学校の時に登ったよ。」と答える。
今では、あまり行われていないようだが、
しばらく前まで、長野の中学では、
学校登山でこの山を登っていたのだ。

つまり、中学生でも登れる山なのだ。

だから、還暦を迎えた私だって、
登れないことはない、、、
という、乱暴な理屈をつけて、
運動不足の体に鞭打って、
標高差1,400メートルの急登に挑んでみた。

朝早く登って日帰りをする人もいるが、
さすがに、そんな無理はききそうもないので、
頂上近くの山小屋に一泊することにした。

6時間近くかかって、
なんとかその山小屋、燕山荘(えんざんそう)に到着。
そこから山頂までは、1時間ほどの、
気軽な往復だった。

さて、その山小屋がすごい。
何しろ生ビールが飲めるのだ。

Tubakuro1
標高2600メートルを超える稜線の上で、
まさか、生ビールが飲めるとは思わなかった。

ついでに、ワインも飲めてしまう。

Tubakuro2
この山小屋は、
昭和のはじめに建てられたもので、
柱や梁には、チョウナで削ったあとが残されている。
私が若い頃は、山小屋風の内装の喫茶店などが流行ったが、
ここはまさに、「風」がとれて、山小屋そのものの建物なのだ。

人気の登山コース、そして、人気の山小屋とあって、
平日といえども結構な人数が泊まっている。
その食事風景がこちら。

Tubakuro3

スタッフが、人数を聞いて、
席の空きの無いように、順番に案内してくれる。
ご飯や味噌汁は自分で盛るので、
皆さん和気あいあいと、
お櫃を渡したり、大皿に盛られた煮物を回したりしている。

その食事はこんな感じ。

Tubakuro4
チーズハンバーグに魚の焼き物、
サラダの盛り合わせに、フルーツの盛り合わせまで付いている。
山小屋の食事としてはまあまあというか、
過ぎたものだ。

ある、日本一の高い山に登った時には、
山小屋の食卓には、一人ずつ、
魚の缶詰がまるごと置かれていたっけ。
それに比べて雲泥の差。

しかも、気がついたのは、
ハンバーガーが、まだ、温かいことだ。
これだけの人数の食事を作って盛りつけて、
温かさの残った状態で出すには、
それなりの工夫があるのだろう。

かく言う私は、
若いころ、スキー場のホテルで働いていたことがある。
多い時には500人を超える人が泊まるホテルで、
その食事の用意は大変だった。
昼過ぎから、大鍋に湯を煮立てて、
その中に袋入りのレトルトハンバーグを入れ、
茹で上がると大ざるに開け、
はさみで袋を切り裂いては皿に盛っていく。
そうして、大きなワゴンの棚に、重ねていく仕事をしていた。
食堂は、一度に入りきれないから、
二回転から三回転する。
その度毎に、ワゴンからハンバーグの皿が、
テーブルに運ばれていく。
もう、何時間も前に盛った皿だから、
ハンバーグは、すっかり冷めて硬くなっている。
そういう食事を、スキー客は文句も言わずに食べていたし、
そして、それが当たり前だった時代だった。

なのに、
今では、
こんな山の上でも、
温かいハンバーグを出せるようになっているのだ。
きっと厨房には、一度にたくさんのハンバーグを加熱できるコンベックスオーブンがあり、
手際よく配膳する、キビキビとしたスタッフがいるのだろうなあ。

ついた日はガスに巻かれていたが、
翌日は素晴らしい天気に恵まれ、
アルプスの稜線を、しっかりと望むことができた。
山の上に泊まったからこそ、
このような経験ができたのだろう。

山から降りてきても脚も痛くならず、
まだまだ元気で登れるな、、、、
と思っていたら、、、
2日ほど経ってから、
アイタタタ!という状態になってしまった。
やはり、歳相応に、こたえているようだ。

朝日に染まっていく燕岳。

Tubakuro5

 

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コメント

ハンバーグの温かさに“おもてなしの心あり”なんですね。

最近、“おもてなし”の言葉があふれていて、
ステキな言葉なのに、ブームになるとなんだかなぁと…。

おもてなしの心は、控えめに、謙虚に、気づかれないくらいが
本物かもしれません。

私も、もうずいぶん前ですが、
燕岳に登り、燕山荘にも泊まりました。
 1度目は、常念岳まで、
 2回目は、槍ヶ岳から北穂高岳まで。
尾根歩きの楽しさを知りました。

燕岳に登る途中の合戦小屋だったか、
スイカのおいしかったこと、懐かしいです。
もちろん、小屋での生ビールも懐かしい。

投稿: おおつか | 2014年9月21日 (日) 20時25分

おおつか さん、こんにちは。

ちょっとした事なのですが、
限られた条件の中で、少しでも、
食事を美味しくしたいという心意気を感じましたね。

合戦小屋のスイカは、
あの急登の疲れを忘れさせる、
絶品でしたね。

日にちがあれば、
もっと先まで行きたいものです。

投稿: かんだた | 2014年9月22日 (月) 06時08分

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