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2014年5月12日 (月)

そば屋は爪楊枝を置かなかった。

私の子供のころは、
東京のそば屋には「爪楊枝(つまようじ)」は置かれていなかった。

そばは手繰るもので、
歯に当てるような野暮な食べ方をするものではない。
、、、ということで、
爪楊枝は置かなかったのだそうだ。

ある人が、
そばを食べた後に爪楊枝が欲しいと言ったら、
女将さんから、
そばの食べ方が悪い、と怒られていた、
という話も、耳にしたこともある。

まあ、そんな理屈をこねて、
ケチなそば屋は、
爪楊枝代まで節約していたわけだ。

そば屋には種物があり、
例えば「おかめ」なんぞを頼むと、
カマボコや青菜が載っているのだから、
歯に隙間のある人には、
爪楊枝が欲しくなることもあるかもしれない。
まさか、カマボコや青菜まで、
歯に当てないで食え、
つまり、吞み込めというわけではあるまいに。

まあ、
昔は、そば屋は食事の場であると同時に、
粋(いき)を張る場所でもあったんだね。
食べ終わってすぐ、
人前で、爪楊枝を使うような野暮(やぼ)を、
そば屋は受け入れたくなかったのかもしれない。

いつのまにか「粋」が影をひそめ、
今や野暮が、
大通りの真ん中を、
威張って歩いている時代となった。
だから、
たいていのそば屋には、
テーブルに爪楊枝が置かれている。
「かんだた」にも、置いてある。

でも、
老舗というそば屋には、
今でも爪楊枝は置かれていない、、、、
最近は行っていないので、わからないが、
たぶん置かれていないことだろう。
いや、
置かれていなければいいなあ、、、、。

で、私は、
打ったそばの太さを確かめるために、
爪楊枝をつかっていたりして、、、。

Parillo

 
 

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