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2013年12月21日 (土)

長野にはなかった「年越しそば」。

歳も押し迫り、今年も、残り僅かな日々となった。
この時期、私のようなそば屋は、
「年越しそば」の準備に忙しい。

店によって、やり方は違うだろうが、
「かんだた」では、持ち帰り用のそばを用意して、
ご家庭で茹でて、召し上がっていただいている。

その御予約をお受けしている最中なのだ。

ところが、
地元のご年配の方からは、
こんなことを聞かれることがある。

「長野で、年越しにそばを食べる人なんて、居るのかねえ?」

あれっ、地元の長野では、
年越しそばを食べないの?

年越しの仕方は、
地方によって、
また、家庭によって違いがあるようだ。

先日も、私と同じ、東京出身のお客様と話したのだが、
東京や関東地方では、
大晦日は質素に過ごすことが普通だ。
そして、除夜の鐘を聞きながらそばを食べ、
新年を迎えた朝に、
縁起物の「おせち」を用意して、
新しい年を祝うのが、多くの家庭の習わしらしい。

ところが、こちら長野では、
大晦日の夜に、
「お年取り」といって、
一年で一番豪華な食事を用意するのだそうだ。
その時に食べる魚が「年取り魚」と呼ばれ、
地域や家庭によって「サケ」だったり、
「ブリ」だったりするらしい。
縁起物の「おせち」も、
大晦日の夜に食べてしまうという。

だから、
大晦日の豪勢な食事に、
素朴な食べ物であるそばを、
「年越しそば」として食べる習慣はなかったのだそうだ。

あらら、、、。

でも、
けっこう、長野の方でも、
「年越しそば」をお持ちになる方は多い。
そのような習慣の中でも、
そば好きの方には、
ごちそうのあとの「そば」がたまらないのだそうだ。
うううん、ありがたいねえ。

習慣や風習は、時代とともに変わっていく。
縁起や理屈は、あとから付いてくるものではないだろうか。

折しも、そばは甘味を増して、
一番味の乗ってくる季節。
今年から来年に繋ぐような長いものを口にしながら、
一年に一度しかない夜を過ごされるのも、
いいのではないだろうか。

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