女性の持つバッグが巨大化している。
オードリーヘップバーンの主演した映画、
「ティファニーで朝食を」は、
そのファッションでも注目を集めた作品。
黒ずくめの衣装で、
ティファニーの前を歩くオードリーの手には、
ゴールドチェーンの黒のバッグ。
首の白いネックレスも印象的だったけれど、
このバックの存在感も際立っている。
なるほど、
バッグは、女性のオシャレの一部なのだね。
だから、
女性の皆さんは、
こぞって、おしゃれなバッグを持ち歩かれているのだね。
この女性の持ち歩くバッグ、
私の若かった頃から比べると、
ずいぶんと、
大きくなっている気がする。
昔はハンドバッグと呼んだものだが、
今は、単なるバッグと呼ばれているらしい。
昔は、小さなもので、
その小ささから逆に、
何が入っているのかなあ?、、、
と興味をそそられたものだ。
今のように、大きく、
そして、ふっくらと膨れているバックとなると、
果たして何が入っているものやら、
考えたいと思わないのだ。
昔のバッグであれば、
中に入っていたのは、
せいぜい、リンカーンを暗殺した、
デリンジャー銃ぐらいであったが、
今の大きさとなると、
ジェームスボンドのワルサーPPKはもちろん、
ダーティーハリーの使ったS&W M29に、
44マグナム弾を装填してしまってあるかもしれない。
だから、大きなバッグをお持ちの女性(ほとんどすべての)には、
気を使わなければいけない。
もっとも、
バッグの中が、
とりあえず何でも入れておく、
頭陀袋(ずだぶくろ)となっている人もいるようだ。
ごく、身近にいる人も、
バックの中で携帯電話がなれば、
着信音が鳴り止まないうちに取り出せないし、
財布に至っては、もっと時間がかかる。
これは、意識的な策略で、
もたもたしているうちに、誰かが支払ってくれるのではないか、、
という心づもりらしい、、、、。
ともかく、
女性のバッグは大きくなった。
それがそば屋と何の関係があるのかというと、
大いに関係があるのだ。
私の店のカウンター席は、
僅か7席。
荷物の置き場所は別にあるのだが、
やはり女性は、バッグを身近に置いておきたいらしい。
そうして、席にお座りになると、
つい、隣の空いている席にバッグを置かれるのだね。
そうすると、
僅か3人と半分で、カウンターは満席となってしまう。
いや、
たいがいの女性の方は、気を遣われて、
バッグを背中と背もたれの間に置かれて、
椅子に浅く腰掛けられる。
あるいは、お腹に抱え込んだまま、
そばを召し上がる方もいらっしゃる。
なんだか、
食べるのを見ていても窮屈な気がして申し訳ないのだ。
まさか、カウンターの上に、
ドカンと置いていただく訳にもいかないしね。
ということで、
バッグをお持ちの女性の方々に、
気兼ねなくバッグを置いてそばを召し上がっていただくには、
どうしたらいいか、思案中。
ホリー(オードリーの「ティファニーで朝食を」の役の名前)が、
あの格好で店に来たら、
さて、バッグはどこに置くだろう、、、、、
、、なんてねえ。
| 固定リンク
コメント