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2013年10月 7日 (月)

そばは、箸を縦にして、上からつまむと格好良く食べられる。

カウンター越しに、
皆さんのそばの食べ方をみていると、
実に様々だ、、、
ということを前回書かせていただいた。

そんな、そばの食べ方は、
人それぞれなので、
うんぬんと言うべきではない。
しかしながら、
少しでも、かっこ良く、
今風に言わせてもらえば、クールに、
昔風にいえば、粋(いき)に、
そばを召し上がっていただくために、
ちょっとした、ヒントを。

いえ、けっして、
こういう食べ方をしなければならない、
という訳ではないので、お気楽に。

そばを食べ慣れている方は、
せいろから、
そばを手繰っては、
リズムよく口にすすり込んでいく。
ところが、
そばを、せいろから手繰り上げるのに、
苦労をされている方も、
けっこういらっしゃる。

すくいあげようとすると、
そばが団子になってしまったり、
思いのほかたくさんのそばを掴んでしまったり。
そうして、何度もすくい直しながら、
そばを召し上がっている方を、
多く見受けられる。

これは、箸の使い方の問題。

上手にそばを手繰る方は、
箸を縦にして、つまり、上からそばを掴む。
ちょっと手間取る人は、
箸を横にして、横からそばをすくいあげる。

この違いなのだ。

これは、
せいろにそばを盛るとき、
私たち職人は、
少しずつ、平らに拡げるようにして、
そばを、重ねるようにするからだ。

つまり、上からつまんでいただくことを想定して、
そばを盛りつけている訳だ。

だから、
せいろに盛りつけられたそばは、
真ん中から、
上から箸で掴んでいただくと、
すっと、きれいに、手繰ることが出来るのだ。

それが、
まるでカレーライスを食べるみたいに、
せいろの端っこに、
横から箸を入れてしまうと、
そばは、絡まってしまうのだ。

だから、
せいろそばを食べる時は、
せいろの真ん中から、
お線香を立てるような気持で、
箸を立てて、
手繰っていただくのが一番。

もちろん、
こんなことは、
そば好きの方々には、
自明のことだろう。
私なんぞ子供の頃、
そば屋で、近所のおじさんに、
「江戸っ子がそんなそばの食い方をするんじゃねえ!」
って、
頭を叩かれながら、
そばの食べ方を覚えたものだ。
昔の人は、乱暴だったなあ。

さて、
そば屋は、
ちゃんと食べる人のことを考えて、
ちょぼちょぼと少しずつつまんで、
せいろにそばを盛る訳だ。
ところが、忙しいそば屋なんぞでは、
そんなことをしないで、
一手盛りで、
つまり、ひと掴みにして平らにならしたり、
山形にして盛る店もある。
こういう盛り方をされると、
いくら、箸を縦にして上からつまんでも、
そばが、すっと手繰れないのだ。

そんなことでも、そば屋の姿勢が、
ちゃんと分かってしまうんだね。

ということで、
私もきちんと、そばを盛らなければ。
皆さんも、ぜひ、
そばは上からつまむことに、
お試しを。


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