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2013年3月 2日 (土)

そばの正式な食べ方は、、、。

太宰治の「斜陽」は、
没落していく貴族の姿を描いた、彼の代表作と言われている。

その小説は、
根っからの貴族である「お母さま」の、
スープの飲み方の描写から始まる。
その飲み方は、
スプーンを口に縦に当てて、
スプーンの先から口の中にスープを流し込むのだ。

スプーンを口に横に当てて飲むのが正式な飲み方。
でも「お母さま」の飲み方は、
正式ではないけれど、こぼしもしないし音も立てない。
自然で、品を感じさせると、
いわゆる正式な飲み方しか出来ない、娘の目には映る。

正式な飲み方ではなくとも、
一緒にいる人に、
少しの違和感を覚えさせずにスープを飲むことが出来る。
それは「お母さま」が、
長い間の貴族としての品格を保ちながら生き続けてきた証拠でもあるのだ。

さて、
そばの食べ方である。

そばの正式な食べ方は、、、

ううん、いろいろなことを言われる方がいらっしゃるが、
どうなのだろう。

夏目漱石の「我が輩は猫である」の中でも、
客人の迷亭先生は大見得をきってそばを食べる。

「この長い奴へツユを三分一つけて、一口に飲んでしまうんだね。噛んじゃいけない。噛んじゃ蕎麦の味がなくなる。つるつると咽喉を滑り込むところがねうちだよ。」

そういって、一気にそばを食べたところで、
胸につかえたのか、わさびが利いたのか、
目に涙を浮かべ、胸を叩く。
そしてハンカチを取り出して一休み。

あとから来た寒月君は、
何も言わずに、さっとせいろを平らげてしまう、、、
というエピソードがある。
必ずしも、ウンチクを並べてところで、
気持よくそばを食べられる訳ではないようだ。

そばにも太かったり細かったり、
汁にも、甘かったり、辛かったりといろいろあるのだから、
一概に、こういう食べ方をしろとは言えない。

汁の付け方、
そばの噛み方、
それを、これが正しいなどと、言える訳がない。

ただ、
唯一、正式な食べ方のルールがある。

それはねえ、、、、

その前に、
「かんだた」には、
きちんとそばを食べる決まりがある。
店に来た方には、皆さん、
それを守っていただく。

それはこちら。

Como1
大きくしてみよう。

Como
必ず最後まで読むこと!

先日この食べ方をめぐって、
地元テレビ局の取材が入った。
かわいい女性アナウンサーとの対話だったので、
なかなか楽しい撮影だった。

放送は3月4日(月)19時より。
長野放送、「NBS月曜スペシャル」の中で。
善光寺表参道周辺の店が紹介されるとのことで、
よろしかったらご覧あれ。(長野県だけですが)

で、
そばの正式な食べ方。
それは、

「口から食べること」。

あとは、手で食べようが、スプーンで食べようが、
ご自由に。
ただ、
「斜陽」の「お母さま」みたいに、
食べ方というのは、
その人の品格が出ることをお忘れなく。

 
 

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