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2012年12月18日 (火)

趣味だからこそ〜「そば切り包丁」。

だいぶ前のことだが、
これからそば打ちを始めようという知り合いに、
どんな包丁を使えばいいのか聞かれた。

そこで、こう答えたら、
すっかり怒られてしまった。

「なに、たまに打つぐらいなら、
 ご家庭にある菜っ切り包丁で充分でしょう。」

だって、私も菜っ切り包丁でそばを切ったこともあるし、
あるおばあちゃんが、家庭で打ったそばも、
大きめの菜っ切り包丁で切っていた。
たまに、そば打ちをする程度ならば、
わざわざ、そば切り包丁を買わずとも、
家庭にある包丁でも充分なのだ。

そんな気持で答えたのだが、
その人に、怒られてしまった。

その人の言うことには、、

「あのね、
 俺はこれから、趣味として、
 そば打ちをやろうとしているんだよ。
 趣味だからこそ、楽しく、
 そばを打ってみたいんだ。
 それを、菜っ切り包丁でいいなんて。
 今日の夕飯を作ろうっていう訳じゃないんだ。」

なるほどなるほど、
楽しみのためのそば打ちならば、
先ず、道具からしっかり揃えてみたかったのだ。
すみません、
そういう気持に気がつかなくて。

確かに、何かを始める時には、
道具から入ることも大切。
そば打ちを始める人にとって、
そば切り包丁は、
一つの象徴なのかもしれない。
最初に使いづらいものを扱うと、
それだけで、気分がやや引っ張られてしまう。

だから、使いやすいものを、特に最初は選ばなくては。

金物屋に行けば、
けっこう、そば打ち包丁が、
ずらりと並んでいて驚かされる。
それだけ、買う人がいるということだろう。

ある金物屋では、
判りやすいように、
「初心者」用から「本職用」まで、
色分けされて置かれていた。
刃の長さの違いで、
「中級」「上級」などと書かれていたりする。

これだけあれば、
どれを買っていいのか、
確かに迷う。

それで私に聞いたのだろう。
期待はずれですみません。

まあ、趣味だから、
少し、背伸びしたぐらいのものを買われるといい。
でも、あんまり刃の長いものを買うと、
切るのには苦労するので、
ほどほどに。

思い切って、
うんと高い包丁を買ってみて、
使うのがもったいなくて、
床の間に飾っておくようなことは、
しないようにね。
(そういう人がいました、、、、。)

自分の納得する、
いい道具を手にすることによって、
やる気が出たり、
気分が変わったりすることはよくあること。

私だって、
以前、釣りに凝っていた時には、
高い道具を買い、
交通費をかけ、舟代を払って、
考えてみたら、
一匹、数千円もするアジやメバルを釣って喜んでいたのだ。

それでも、
何よりの喜びがあった。
それが、何より、
元気の源となったのだ。
趣味というものはそういうものなのだろうな。

だから、
そば打ちも、
それぞれの気持で楽しんでいただければいいと思う。

趣味で打つなら、
やはり、きちんとそば切り包丁を揃えてみよう。
実用で打つなら、
菜っ切り包丁でも、充分だけれども、、、、、。
(まだ言ってる、、、、、、、。)

Sazanka



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コメント

おもしろいやりとりですね。

私も菜っ切り包丁派です。だって、道具だけ立派というのが一番恥ずかしいじゃないですか。それに、趣味のことで怒るなんてバカげていますよ。

ただ、それは他人ごとだから言えることでして……。

それではまた。

投稿: 所沢太郎 | 2012年12月19日 (水) 22時59分

所沢太郎 さん、こんにちは。

いえ、知人同士の、ごく気楽な会話なのです。怒るというほどのことではないのですが。
でも、こう考える人もいらっしゃるのだな、、、と思いました。
そばを打つ動機も、皆さん、それぞれなのですね。

投稿: かんだた | 2012年12月20日 (木) 22時27分

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