「えのき氷」再び。
この2月に変わりそばで「えのき氷切り」をつくった。
このブログでも紹介したのだが、
それを見て、あるテレビ局から電話があった。
その「えのき氷」を打ち込んだそばを、
もう一度作ってもらえないかとのこと。
聞けば、いろいろな食材を紹介している番組で、
今回のテーマが「えのき」なのだそうだ。
「えのき」といえば、長野産が有名。
特に、信州中野では大規模に生産されている。
そんな生産地を取材するので、
その一部に「えのき氷」を打ち込んだそばを、
紹介させてもらえないかとのこと。
で、
引き受けてしまった私は、
再び「えのき氷」を作って、撮影に備えることに。
えのきは、昔からからだにいいといわれてきた。
なんでも、えのきには、キトグルカンという成分が多く、
それを摂ると体内のコレステロールや、
中性脂肪が減少するのだそうだ。
つまり、毎日摂ることによって、
生活習慣病を予防できるのだね。
ところが、えのきは繊維質が多く、
その、なんとかという成分を取り入れるには、
毎日大量のえのきを食べなければならない。
それは、なかなか無理がある。
そこで、簡単に、
そして効率よくえのきの成分を、
摂りやすくしたのが、この「えのき氷」というわけ。
作り方は、至ってシンプルだが、
切断、加熱、冷凍によって、
組織が壊されて、吸収されやすくなるらしい。
ということで、
作り方。
「えのき」を知らない方がいるかもしれないので、
これが「えのきたけ」です。
ミキサーに入れて水を加え、撹拌。
量の目安は、
えのき 300グラム
(200グラムの袋×2。元を切り落とすと、
このぐらいの量になる。)
水 400ml
それを鍋に移して、
中火で湧かしたあと、
とろ火にして1時間、
掻き混ぜながら煮詰める。
煮詰めるのは簡単だけれど、
一時間という時間は、簡単ではない。
30分じゃいけないの?と思ったのだが、
一時間煮詰めた方が、効き目がいいそうだ。
ビートルズに飽きて、ブルーススプリングスティーンを聞き、
談志の「芝浜」なんぞを聞き終えた頃に出来上がり。
製氷皿に入れて凍らせる。
この凍らせることも、
成分を摂りやすくするための、大切な要素だとか。
そばに打ち込むのは、
この「えのき氷」を溶かしたもの。
繊維が多いせいか、
ふっくらとした、打ちやすいしっかりとしたそばになる。
ディレクターの方の話では、
「えのき」には「えのき氷」ばかりでない熱い話が、
たくさんあるらしい。
私の「えのき氷切りそば」はともかくとして、
長野産の「えのき」にご注目を。
放送はこちら。
テレビ朝日「食彩の王国」
10月6日(土) 朝 9:30〜9:55
残念ながら、長野では、
この番組はネットワークされていない。
見られないかな、、、
と思っていたら、
地元の紹介ということで、特別にオンエアー。
長野朝日放送「食彩の王国」
10月20日(土) 夕 17:00〜17:25
長野の方はこちらでどうぞ。
2月の「えのき氷切り」のブログは→こちら
なお、10月28日(日)の昼の「変わりそばの日」に、
この「えのき氷切り」を提供させていただく予定。
実際に召し上がりたい方は、その日にお越し下さい。
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