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2012年6月11日 (月)

ブタより少ない人間の舌の味蕾(みらい)。

話に聞くと、
ネコ科の動物には、甘味を感じる遺伝子がないのだそうだ。
だから、いくら甘いものを与えても、
感じない、、、というか、受け付けないらしい。

人間もネコの舌を持てば、
甘いお菓子に惑わされなくてもいいのにね。

ネコというのは、人間に比べると、
味蕾(みらい)と呼ばれる、味の感覚器が、
十分の一程度しかないと言われている。
つまり、それだけ、食べ物の味には、
無頓着なはずである。
ところが、我が家のネコなんぞ、
同じキャットフードを与えていると、
もっと別なものをよこせ、と、やかましい。
味蕾の数が少なくとも、
味は感じるらしい。

ネコ科のライオンをはじめとする、
肉食のほ乳類は、生きている動物を食べるので、
肉が腐っているかどうかとか、
毒味をする必要がないので、
味蕾が発達しなかったと言われている。

それに対して、草食動物は、
数ある草の中から、
毒になるものと、栄養になるものとを見分けなければいけない。
だから、味蕾が発達しているそうだ。

ウシは人間の3〜5倍、
あの豚でさえ、人間の2倍の味蕾の数があると言う。

ということで、
食べる時に、味を感じるのは、
舌にある味蕾という器官。
この働きによって、
甘味・酸味・塩味・苦味、そしてうま味の五基本味を感じることができる。

各々の味蕾は、その情報を脳に伝え、
脳はこれは食べて安全なものか、
食べてはいけない危険なものかを判断すると言う。

本来は、本能的な防衛感覚として備わったものなのだが、
現代の我々には、
うまいとか、まずいとか、
なかなか享楽的な感覚として楽しんでいる。

ところが、ところが、
この舌で感じる味の感覚は、
他の情報に左右されやすいらしい。

だいぶ昔に読んだ雑誌に載っていた記事だけれど、
うろ覚えなのだが、印象的な内容があった。

ある砂糖水に果物のフレーバーを入れて二つに分け、
片方を黄色に、片方を紫色に着色した。

一つをオレンジジュースと言って飲ませた。
もう一つをグレープジュースと言って飲ませた。

そうしたら、ほとんどの人が、
この二つの飲み物の味が違うと答えたそうだ。
本当は、同じ砂糖水なのに。

たった、色が違うだけで、
あるいは、これはオレンジジュース、
これはグレープジュースと言われただけで、
そう思い込んでしまうのだ。

私たちの味覚は、
舌で感じているようだけれど、
実は、目や、耳や、触感や、匂いなどに、
大きく左右されているらしい。

だからこそ、
私のような飲食店は、
うまい食べ物を提供するばかりではなく、
もっと、そのような環境に気をつけなければいけないのかもしれない。

そして、
何よりも大切なこと。
食べ物をたべて、味を感じるのは味蕾かもしれないが、
「おいしい」と感じるのは、
別のところ。
そう、「こころ」が感じるのだよね。

もちろん味蕾の感じる「うまい」そばも作りたいけれど、
「こころ」に届く「おいしい」そばを目指したいものだ。

ところで、
泥の中にすむナマズは、
全身の皮膚に人間の30倍もの数の味蕾があるそうだ。
皮膚で獲物の味が判るのだね。
私も時々、指先に味蕾があれば便利だなと思うけれど、、、ね。

Fuuchi 

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