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2012年3月20日 (火)

シャガールと大人のそば屋

定休日には確定申告の書類を作らなければいけない時期に、
ええい、と、その仕事をさぼって、
行ったきた松本。

私の家の近くのバス停から、高速バスで1時間と少し。
近いと言えば近いのだが、
もう十年ぐらい、松本の街とご無沙汰していた。

駅前のすっかりきれいになった有り様に、
すっかりびっくりした。
登山靴を履いた人と、スキーウエアの人ばかりだった、
ん十年前と比べると、ずいぶんとあか抜けた街になったなあ。

で、今回の目的はこちら。

Chagall
松本市立美術館で開催されている「シャガール展」に足を運んできた。

若い頃の作品を中心として、なかなかの作品数。
すっかりと、あの独特の、浮遊感のある世界に浸ることができた。
特に、劇場の壁に描かれたという作品はいいなあ。
かんだたの壁にも飾ってみたい!

昔、フランス南部のニースにある、
シャガールのアトリエを改装した美術館を訪ねたことがある。
いくつかの油絵の作品とともに、
たくさんのデッサンも展示されていた。
特に馬のデッサンが印象的で、
何げなく書かれたように見える作品も、
このようなたくさんのデッサン、練習のなかから、
生まれてきたものなのだと納得したことを覚えている。

松本で見た初期の作品には、
いかにもシュールレアリズム、キュービズムの影響そのままというものもあり、
それが、次第に洗練され独自の世界を作り上げていく様子が、
それとなく、感じられた。

でも、シャガールの絵に感じられるのは、
何とも言えない暖かさ。
そして、親しさ。
こういう絵を描く人は、
意外と人間付き合いでは気難しい人だったりして、、、
などと、あらぬ想像をめぐらしたりして、
久しぶりの実物のシャガールを楽しませてもらった。

松本では、もう一つ。
お客様から紹介されたそば屋さんへ行ってきた。

ナラのテーブルの上に置かれた焼きはぜのある白い皿。
広い白壁を背に生けられた一輪の赤い椿。
和服姿の、静かな女将さん。
手書きで店名の書かれた箸袋に入れられた天削の箸。
高台の形に編まれた竹の器に盛られた田舎そば。
縦格子の小さめな、骨董品のそば猪口に濃いめのそば汁。

ということで、
しっかりと落ち着いた雰囲気のなかで、そばを味わうことができた。
こういう大人の店のある街って、いいね。

心が何となく広くなったような、
いつもと違った気分を、
松本で味わったそば屋の休日。

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