そば屋を始めるには?
こうして店をやっていると、
いろいろな質問や問い合わせを受けることがある。
時々ではあるが、
「そば屋を始めたい。」という方もいらっしゃる。
その中でも様々で、
具体的に動き始めている方もいらっしゃるし、
そば打ちを始めてから、
ただ、漠然と考えていらっしゃる方もいる。
そば屋というのは、のんきな商売に見えるようで、
定年後にはそば屋を開いて過ごしたいという方が、
けっこう多いようだ。
そば屋を開くのは簡単だ。
地域のよって違う保健所の指導に沿って、
水道設備や冷蔵庫などを備え、
まず、営業許可をとること。
これは、店の設備についての許可であって、
料理ができるかどうかは関係がない。
その許可さえもらえば、
その辺の板に「そば」と書いて店の前に置けば、
それで、そば屋の始まり。
ほら、簡単でしょう?
はたして、お客さんが来るかどうかは判らないけれどね。
そう、問題は、
お客様に喜んでもらえるような、
そばの技術をどこで学ぶかということだろう。
という話の前に、
もっと、大切なこと。
私だって、少し前までは、
そば屋をやりたいという人がいれば、
「はい、一緒にやりましょう」と、
すぐに応援したものだ。
でもねえ、
いくつかの厳しい現実を目にすると、
簡単にそうは言えなくなってしまう。
先ず大切なこと。
何のために「そば屋」を始めるのかということを、
しっかりと心に刻むこと。
よく、
「自分がそばが好きだから、
そのそばで商売したい。」
という方がいらっしゃるが、
その程度の気持では、商売は続けられない。
「自宅を改装して、
そこそこ食べて行ければいい。」という方も。
そんな気持では、お客様は
より付かない。
「私はずいぶんそば屋をめぐり歩いて、
そば屋のことはよく知っている。」
こういう気持は、
繁盛とは無縁でしょうねえ。
まず、大切なことは、
「自分が〜」
「自分は〜」
というところから離れること。
そして、お客様に目を向けられること、
社会にたいして使命感を持つこと、、、。
そうして、
どうして「そば屋」をやりたいのかを、
全身に、それこそ全身に叩き込むこと。
などと、
つい、偉そうなことを書いてしまった。
メールで、全く知らない人から、
開業について問い合わせをいただいても、
なかなか返事は書いていられない。
ごめんなさい。
で、
どこでそばの技術を覚えるかということは、、
また次回。
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