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2012年2月24日 (金)

期待される長野県の新品種「タチアカネ」

そばに詳しいある方の書かれている、
地元新聞の記事に、
赤い実のできるソバのことが書いてあった。

えっ、赤い実?
赤い花の間違いではないだろうか。
赤い花なら「高嶺ルビー」という品種が、
主に景観用として栽培されている。
それのことかな、、と思ったら、
花は白いが実が赤くなるソバだそうだ。

さらによく読むと、
赤くなるのは未熟な実で、
熟成すると、普通のソバと同じように、
黒い実になるという。

それでも、
実の赤くなる時期に畑を訪れて見ると、
ソバを見慣れた人でも、
衝撃を受ける光景のようだ。

このソバは、
長野県で開発された「タチアカネ」という品種。
今、県内、あるいは県外でも、
試験栽培されているところだという。

ソバを育ててみると判るが、
ソバの根は、大きく育つ茎ほど発達しない。
試しに、茎を持って引っ張ってみると、
簡単に抜けてしまうのだ。

だから、
強い風が吹いたり、
大雨が降ったりすると、
すぐに倒れてしまう。
ソバは強いので、倒れたままでも、
そこから、上に枝を伸ばす。
でも、一度倒れたソバは、
コンバインでは刈り取ることができないのだ。

そこで、倒れにくい品種を作れないものかと、
長野県中信農業試験場(現在は長野県菜花き試験場)で、
開発されることになった。
1992年に佐久で収集した「臼田町在来」から、
倒れにくい個体を選別、育成して来た。
その中で、未熟な実が赤くなる個体があり、
さらに、収量の多く採れるものを選別していったそうだ。

そうして、2009年に長野県の認定品種に指定されている。
品種改良に、20年近くかかっているのだね。
生産性がいいばかりでなく、
実の製粉歩合も食味も高く評価されているそうだ。

この「タチアカネ」、
以前は「桔梗三号」と呼ばれていたとか。
そのうちに、
長野県の一般的な品種「信濃1号」と、
取って代わるかも。

しかしながら、
ソバは他家受粉のため、交配しやすい。
ある程度まとまった、地域、地区で一緒に品種転換しないと、
その効果がでないだろうなあ。

まだまだ、
ソバには、様々な栽培上の問題があるけれど、
こうして、少しずつ、品種も開発されている。

他の県でも、
新潟の「とよむすめ」
福島の「会津のかおり」
などの品種がでているとか。

なによりも、
安定した国産ソバの供給、
そして、農家の人たちのやる気のでるような、
そんなソバが育って欲しいと思っている。

 

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