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2012年2月21日 (火)

大切な穀物は、品種改良されて育てられているのに、ソバは?

メキシコに行った時に、
博物館でトウモロコシの原種の標本というものを見たことがある。

その実は、ほんの小指ほどの大きさしかなく、
今の私たちが目にするトウモロコシとは、
まったく、かけ離れたものだった。
「えっ、これがトウモロコシ?」と、
びっくりしたのを覚えている。

人々は、その野生のトウモロコシを、
長い時間をかけて、
実の大きなもの、栽培しやすいものというふうに、
改良してきたのだね。
そして、人々を養うだけの食糧を作ることができたから、
その地で、アステカやマヤの文明が育ったのだろう。

いまや、トウモロコシは、
栽培目的や、環境に適応するように、
たくさんの種類に改良され、
世界中で、栽培されている。

最初はほとんど食べるところの無いような実が、
いまでは、世界の重要な穀物の一つとなっている。

三大穀物といわれる、
米や麦だってそうだ。
最初は、ほとんど実のない植物を、
工夫を重ねて改良して来たから、
今日のような形になったのだ。

日本の米などは、
この熱帯性の植物を、
日本の温度差の激しい気候の中で育つように、
ずいぶんと工夫されて来た。
そのおかげで、米は、九州から北海道まで、
各地で、その場所にあった品種が栽培され、
私たちの口に余るぐらいの収穫ができるようになった。

米は、日本人が生きていくために、
必要な穀物。、
だから、天候に左右されにくい、
そして、収量が多く病気に強い品種を、
それこそ、必死で、作り上げてきたのだね。

それにひきかえ、、、
ソバときたら、
もう長い間栽培されているのに、
未だに、栽培植物としての、安定した品種の開発がされていないのだ。

三年前の、全国的なソバの不作にみるように、
ソバというのは、天候に左右されやすい。
年によって、収穫量の上下が激しいということは、
言い方は悪いかもしれないが、
作る人にとっては博打をしているようなもの。

そして、私のような国産そば粉を使っているそば屋にとっても、
仕入れ値段の安定しない、
不安定な食材を扱っていることになる。

ソバは、趣味的な食べ物だから、
その分高く売ればいい、、などという人もいるが、
それでは、せっかくの健康的な食べ物であるそばは、
私たちの暮らしの中から離れていってしまうことだろう。

国産のソバも、
毎年毎年、出来具合をハラハラしながら心配するのではなくて、
安定した供給を目指したいもの。
それには、
今までの各地で栽培されている在来種ばかりではなく、
新しい品種の開発も必要、、、

、、ではないかと思っていたら、
んっ、そう言う動きがあるではないか!

そこで、、、

という続きはまた次回。

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