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2011年12月23日 (金)

女性向け雑誌での紹介。

ある婦人雑誌に「かんだた」を載せていただいた。
善光寺の門前の「美味いもの」を紹介する特集の中に、
ほんの少しだけ紹介していただいたのだ。

雑誌はなかなか素晴らしいもの。
生活に充分な余裕のある、
選択眼の鋭い女性向けの冊子とお見受けした。
こんな立派な全国誌に、
私の店なんぞ載ってもいいものなのだろうか。

取材に来られた、
私の店を選んでいただいたライターの方は、
ご経験が豊富な方。
長野にも何回もいらしているとかで、
地元の何人かの知り合いを通して、
かんだたを知ったそうだ。

「でも決めては、ホームページですよ。」
とのお言葉。
手作りの、未熟なホームページが、
こういうことで役立つとは。

一緒に来られたカメラマンの方も、
気さくな方で、
いろいろな話をしてくれる。

あるそば屋さんでは、
名前はいえないが、かなり有名なそば屋さんでは、
そばを出してから5秒以内に写真を撮れといわれたそうだ。

そばを差し出されて、
一、二回シャッターを押したら、
「はい、おわり〜。」
といって、親父さん、そばを片付けてしまったとか。

いろいろなアングルを試せなかったので、
不安だったが、
あとで、その親父さんに、
「いい写真だ。」と褒められたとか。

だから、そばの、のびる早さを知っているので、
そばの写真は、
素早くぱっと撮ってくれる。
念のために用意していた、
つや出し用の霧吹きも使わなかった。

実は、このカメラマンの人、
取材の前の日にプライベートで、
かんだたのそばを食べに来られていた。
そうして、どんな感じで撮ればいいのか、
ちゃんと、心づもりをしていたのだねえ。

これだけの雑誌に写真を載せるカメラマン。
やはり、それだけの努力をしているのだ。

ということで、
身の丈を上回る紹介をしていただいた。

早速、知り合いの方からメール。
「ご主人の顔が写っていないなんて、
 片手落ち、、。」

はい、でも、私の顔が写ると、
いろいろ問題がありそうで、、、。
だって、女性向けの雑誌でしょう。
もし、私の顔を見るための、
行列ができたら、困りますから、、、。

他のお客様の反応。
「写真って、すごいんだねぇ。」
ははぁ、、、、、、、、
何も言うことはありません。

 

Waraku

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2011年12月19日 (月)

使いこなせるか、「尾州檜」の麺棒。

昔から、建材として、
最も優れたものの一つとして認められてきたのが、
「尾州檜(びしゅうひのき)」と呼ばれる木材。

多くの神社仏閣などでも使われ、
耐久性にすぐれ、外観が美しく、
狂いが少ないののだそうだ。

その尾州檜とは、300年近く育った、
天然の檜のことを、本来は指すらしい。
50年ぐらいで加工される、
植林された檜とは、
区別された呼び名のようだ。

でも、
ちょっと待てよ。
「尾州」って、今の愛知県。
果たして、愛知県に、
そのような立派な木が育つ広大な森があったっけ?

と思ったら、
「尾州檜」とは、今は長野県となっている、
木曽地域で切られた檜のこと。
江戸時代は、尾張藩が木曽を統治し、
木材を厳重に管理していたそうだ。
だから、
今でも年数の経った「木曽檜」のことを、
職人さん達は「尾州」と呼ぶとのこと。

ということで、
そば打ちに使う麺棒に、
この「尾州檜」を使って、
手カンナで作ってくれるところがあるというので、
注文した。

待つこと、二ヶ月近く。
やっと届いた麺棒は、
つるっとした肌を持った、
それでいて、握ってみるとしっとりとした触感。
重さは、今まで使っていた、やはり檜の麺棒と比べ、
はるかに軽い。
しっかりと乾燥しているということだろうか。

そばを打って見ると、
同じ28ミリなのに、転がした時に太さ感がある。
それだけ、生地にしっとりとなじんでいるのかもしれない。

けっして、いい道具を使ったからといって、
必ずしもいいそばを打てるとは限らない。
でも、やっぱり、いい道具を使うと、
どこか、違う気がする。

そういう道具の良さを、
使いこなす技術を身につけていかなければね。

Menbou

 

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2011年12月15日 (木)

そば屋と落語。

先日、といっても半月もたってしまったが、
久々に「長野落語会」に参加させていただいた。

Hanasi

今回は、上方落語ということで、
関西でテレビなどで活躍されている、
桂小枝さんがトリ。

演台が壊れるのではないかと、
心配させるほどの大きな体格の、
三金さんの「手水廻し」。
出たとたん独特の表情で虜にする、
三歩さんの新作落語「生まれ変わり」
そして小枝さんは、
くしゃみを我慢する表情が楽しい「くっしゃみ講釈」。

会場はホテルの大広間で、
ずらりと並べられた椅子席で、
600人もの方がこの落語を楽しまれた。
すごいよ、
あのだだっ広い会場で、
話一つで人を惹き付けるのだから。

さて、もっとすごいのはこの「長野落語会」。
落語好きな人が集まって、
長野でも名人の落語を生で楽しめるようにと、
30年近くも活動を続けているのだ。

私も20年ぐらい前、
ある料亭の大広間で開かれていた頃、
何度か見に行ったことがあった。
でも、店を始めるようになって、
休みの日と、落語会の日が合わずに、
つい疎遠となってしまった。
今回は、たまたま、定休日の水曜日に重なったので、
楽しむことができたわけだ。

そしてねえ、
木戸銭、つまり入場料が、
20年前と変わらない1,700円。
これには、スタッフの皆様の、
なみなみならぬ努力が伺える。
ほとんど、宣伝もせずに、
常連の方だけでこれだけの人数が集まるというのだから。

さておき、
そばと、
いや、そば屋と落語って、
相性がいい気がする。

数年前、東京の老舗のそば屋さんに行ったら、
ちょうどその日は二階で落語会がある日。
落語会に参加する人には、
二色盛りのそばが付くので、
落語会にきた方が入店するごとに、
花番さんが通す言葉がいい。

「ご新規さん、落語二です。」

「落語」という通し言葉を聞きながら、
そばを手繰るのは、
何とも粋な心持ちだなあ、、
などと、一応江戸っ子の血筋を引く私は、
そう思ったりしたもんだ。

「かんだた」の二階も座敷になっているから、
落語会でも開けたら、楽しいかもしれない。
最初からプロは無理だから、
地元の学校などに落語研究会でもあれば、
その発表の場でもと思ったが、
なかなか長野では、そういう活動は少ないようだ。

そば屋で落語をやりたい方、
歓迎しますよ。
そばと落語、
うまく結びつけられれば楽しいかもしれない。

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2011年12月 8日 (木)

糖尿病にもいいと伝わる薬膳〜「クコ切り」

クコの実は、漢方では、
古くから滋養強壮の妙薬として使われていたという。
何でも、肝臓に脂肪を付きにくくするというような、
説もあるとか、ないとか。

このクコという植物、
実は、ナス科の植物なのだそうだ。
だから、夏には、紫色の花が咲き、
秋には、小さなトマトのような実ができるという。

その実を乾燥させたものが、
中華料理などによく使われ、
スーパーなどでも売られている。

Kuko2

さて、この火曜日は恒例の「十割そばの夕べ」。
皆さんご来店ありがとうございました。

今回の変わりそばは、
皆さんに、これからの寒さを乗り切っていただく、
滋養を付けていただくために、
このクコの実を打ち込んだ「クコ切り」でした。

甘い香りと、ちょっと、酸味の感じるそばとなった。
といっても、食べた時にはそれほど味は感じない。
食べたあとで、クコらしい香りの残るそばで、
ちょっと面白い味わい。

一番驚いたのは、
そばの色。
だって、クコの実は赤。
この実を一晩酒と水で戻してから、
ミキサーでペースト状にしてそばに打ち込む。

当然、打ち終わったそばも、
柿のような赤いそば。
それが茹でるとこのような色になる。

Kuko
この、色の変わり様には
ただただ、口あんぐり。
やってみないと判らないことが、けっこうあるものだ。

ということで、
「クコ切り」を食べて、参加された皆さん、
元気になられましたか?
こういう薬膳そばも、
たまにはお召し上がりあれ。


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2011年12月 2日 (金)

そば切り包丁とうどん切り包丁の違いは?

さて、前回そば切り包丁について書かせていただいたが、
それについて、思い出してことがある。

ある時、お客様にこんなことを聞かれたのだ。

「あの、そばを切る包丁と、
 うどんを切る包丁は、
 違うのですか?」

ええっ、あのお、
ええと、、、
うどんのことはよく知りません、、
などと私は逃げの一手。

皆さん、どうなのでしょうねえ?

遊びで何回かうどんを打ったことがあるが、
そばと違って、切るのが大変だった気がする。
うどんは粘りがあるので、
刃にくっついてうまく切れないのだ。
菜っ切り包丁を使って、
思い切り滑らせながら切った覚えがある。

でも、手打ちうどんの店にいくと、
そば切り包丁と同じような形の包丁で、
ストンストンと、叩き付けるようにうどんを切っている。
しかし、よく見ると、
そば切りの方法とは、ちょっと違うのだ。

ものの本によると、
そば切り包丁は片刃だが、
うどん切りの包丁は両刃だとかいう。
柄の作り方も少し違うようだ。

でも、
そば切り包丁が、
そば打ちの象徴みたいな形になったのに比べて、
うどん切り包丁は、
影が薄いような気がする。
これは、私の、思い込みかもしれないが。

私のような細打ちをするためには、
包丁の刃は、薄めでないと、
しっかりと角の立ったそばが作れない気がする。
まして、小間板を当てて切るのだから、
板に沿って切れるようにするため、
片刃となったのだろう。

細かく早く切るために、
ブレの無いように、手元に重心が来るように、
そして、上から覗く目での確認がしやすいように、
包丁の幅が大きくなったのだろう。

そば切りの包丁は
そんな機能的な必要から生まれた形。
その形をうまく活かしながらそばを切らないとね。

きっと、
うどんにも、そういうそういう機能を大切にした形の包丁があると思う。
まあ、よく知らないことは、知らないことにしておこう。

、、てね。

 

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