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2011年9月26日 (月)

そばに酒をかけて食べた方がうまい!、、、なんてね。

連休が終わり、やっと一段落。
皆さん、ご来店ありがとうございました。

さて、テレビかなにかで誰かが言ったようなのだけれど、
お客様から、こんな質問が。

「あの、
 そばってぇ、
 酒をかけて食べた方が、
 うまいって、ホントゥ?」

ハッハッハッ!
そりゃあ、中には、
酒でもかけなければ食べられないようなそばも、
あるかもしれないけれど、、、
まあ、
そばはそば、
酒は酒で飲んだ方が、はるかにおいしいと思うよ。

昔から、そばと日本酒は付き物、
相性がいいといわれている。
酒を飲んで、
そばを食べる。
そうして、そばを食べてから、
また酒を飲み、
またそばを食べる。

今のように食べ物が豊富ではない時代には、
そんな食べ方、飲み方があったのだね。

ちょっと、想像してみよう。

たとえば、
故人となってしまった渥美清の演じる、
「フーテンの寅」さん。
その寅さんが、
ある地方の駅前のそば屋で、
上着を肩に引っ掛けて、
お銚子の酒をいただいている。

ちょうど、忙しい時間を過ぎたのか、
お客はまばらだけれど、
時々戸を引くお客に、
元気な花番の声がかかったりしている。

そんな店の片隅で、
一人で杯を口に運んでいる寅さん。
今しがた運ばれた「もり」を、
二三本、箸でつまんで、
汁もつけずに口に運ぶ。
そして、
お酒をすっと干す。

(あ〜あ、また振られちゃったなあ。)
そんなことを、心の中でつぶやきながら、
そばを二三本、
そして、杯の酒をぐいっ。

(そういえば、あの娘はどうしているかなあ。)
そばをズッ、酒をチビっ。
「あっ、お姉さん、お銚子お代わりね。」

そうして、一人、感慨に耽りながら、
ズッ、チビッ、ズッ、グイ、、、、。

あっ、そろそろ列車の出る時刻。
残ったそばでも食べるとするか。
って、そばはすっかり伸びきって、
箸でつまめば、底のせいろまで持ち上がってしまう、
すっかり、団子の状態。

そこで寅さんは、杯に底に残った酒を、
さっと、横振りにそばにかける。
そうして、ばらけたそばを、
今度は汁につけて、
ササッと、手繰るのだった、、、。

ということで、
そばに酒をかけて食べるのは、
そばの味を知り、
酒の味を知り、
人生の深さを知ってこそ、
味わえるものなのだ、、、、、

、、、と思っている。

って、
寅さんの映画に、
そば屋の出てくる場面ってあったっけ?
勝手に引用してごめんなさい。

ただ、
「うまい」とか「まずい」とかいう基準では、
量りきれない、そばの食べ方、
味わい方も、あるんだ。
そんなことも知っていただきたいなあ。

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