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2011年8月29日 (月)

今年のそばの生産量は上向きの予想とか。

長野の周辺のそば畑では、
白い花が咲き始めているという。
これから、その花が虫を介して受粉し、
黒いそばの実へと変わっていくはずだ。
さて、今年のそばの出来は、
果たしてどうだろうか。
そして、その価格は?

一昨年は、天候不順のため、
全国的にそばが不足で、
国産のそば粉の値段が、
えっ、、、、、、、、、、!
と、30秒ぐらい呼吸が止まるぐらい上がってしまった。

それでも値上げをせずにがんばっていると、
昨年は少しは持ち直して、
ホッ、、、、、、、、!
と、0,5秒ぐらい息をする程度の値が下がった。

それでも、以前に比べてもかなり高い水準。
手打ちをしているそば屋で、
この原価率はないだろう、、、と、
経営指導の先生にも指摘されてしまった。

というものの、そばの値段は上げたくない。

そば屋なんていうのは、
床の間や神棚に飾っておいて、
忘れた頃に拝まれるようなものではない。
玄関脇や、廊下の隅にあって、
邪魔ではないものの、
時々踏んづけられたり、蹴っ飛ばされたり、
、、そんなふうに、使ってもらえるのが一番。

と私は考えている。
そうして、日常的に使っていただくことによって、
皆さんに健康になっていただけるのだ。

そこで、気になるのが、そば粉の値段に跳ね返る、
今年の、国産蕎麦の出来具合なのだ、、。

業界関係の人の話では、
今年は、例年になく、生産量が多くなるだろう、、、
との予測らしい。

最大の生産地であり、
最も早くそばが採れる北海道では、
今のところ、そばの生育が順調で、
充分な生産量が確保できそうとのこと。
それに、以前書いた、今年から始まる、
生産者の所得保証制度によって、
そばの作付け面積が、大幅に増えた増えたそうだ。

しかも、今まで、減反の保証金をもらって、
植え捨てにしていたそば畑も、
出荷しないと補助金をもらえない制度になったので、
しっかり、刈り取りをすることになるだろうとのこと。

バンザーイ、
これで、この秋から、そば粉の値段が下がるぞ、
と喜んでいたら、
現実には、そうはならないらしい。
生産量が上がったからといって、
すぐには値が下がらない、
複雑な事情もあるのだねえ。

国産のそば粉がもっと安く出回り、
気楽な値段で、
さらに多くの人にそばを楽しんでいただけるようになっていただきたい。

私の店のばかりでなく、
業界全体として、そういう姿勢が育っていくといいと思うのだ、、が。

どちらにしろ、今年のそばがたくさんの実を付けますように。

 

Flores_de_soba

 

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2011年8月22日 (月)

火事!

夏休みのシーズンが終わりに近づいているけれど、
相変わらず、多くの方にお越しいただき、
ありがたいこと。

今日も、昼も、夜も、
きれいにそばがなくなってしまった。
せっかくお越しいただいたのに、
そばを召し上がれなかったお客様には、
誠に、申し訳なく思っております。

こういう忙しい時こそ、
手を抜かず、しっかりとした仕事をしたいと思っている、
商売下手な私。
お許しください。

もちろん、どんなに忙しくても、
絶対にサボってはいけないこと、
気が緩んではいけないことがある。

先日も仕込みや、片付けで、
帰りは午前1時過ぎ。
自転車を漕いで帰ろうとしたら、
サイレンの音。
どこかで火事があったようだ。

あまりに何台もの消防車のサイレンの音がするので、
帰りがてらに、駅近くを通りかかったら、
消防のホースが丸くなって転がり、
多くの人たちが集まっている。
火事場独特の焼けた匂いがしている。

どうやら、集合ビルの1階にある
ラーメン店が焼けたようだ。
すでに火は消されたようだが、
ビルの周辺に、黒い煙が漂っている。
消防の人たちが、懐中電灯で、
まわりの店の中を確認して歩いている。

ラーメン店の閉じられたシャッターが破られているので、
おそらく、閉店後の出火だろう。
後で、新聞を見たら、
閉店時にコンロの火を消し忘れたらしい。

街の中心部での火事ということで、
驚くほどのたくさんの消防車が、周辺に待機していた。
消防の人たちも大変だ。

私も気をつけなければ、、、
などと思いながら、
つい、野次馬根性丸出しで現場を覗いてきた私。

確実にこなさなければいけない仕事。
いや、仕事である以上、確実に、
きちんとしたことをしなければ。

えっ、このブログを書くこと?
これは仕事ではないので、
気まぐれです、ごめんなさい。

Fuego

 

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2011年8月15日 (月)

信州のそば屋を紹介する本に載った。

お盆休み中ということで、
たくさんの方にご来店いただき、
ありがとうございます。

混み合って、皆様にはご迷惑をおかけいたしました。
至らぬところを、深くお詫びいたします。

ということで、
手作りのそばと料理を用意するために、
寝不足、食事不足、親父ギャグ不足で、
この夏を乗り切ろうとしている私。
ブログの更新ができなくて済みません。

今年は、ある旅行ガイドブックに紹介されたせいもあり、
若い方の来店が目立つようだ。
そういう方々にそばを食べていただくのは、
日本の将来のために(!)、
とても、喜ばしいことだ。

そばを食べて、
どんどん健康になって、
いい仕事をしていただきたい。

ということはともかく、
ガイドブックの力というのは、
大きいものなのだね。
広告ではなく、
出版元が取材し載せていただいたのだ。

さて、もう一つ、
地元新聞社から発行されたそばの本。
「蕎麦ごのみ」。

長野県内にある105軒のそば屋を、
著者が自ら尋ね歩いてまとめたものだ。
統一したスタイルで、各店の違いが判るようになっている。

そば屋がジャンル分けされていて、
「モダンなそば屋」
「古民家のそば屋」
「そば酒」
「絶景に立つそば屋」
「そば会席」
「家族そば」
と分かれている。

さて、かんだたもこの中に紹介させていただいたのだが、
さて、どのジャンルに入っているのでしょう?

この本を見ると、
長野県のそば屋さんもがんばっているなあ、
という気がする。
そうして、
少しでも多くの方に、
そばを食べていただき、
健康になっていただきたいのだ。

Libro

ちなみに、かんだたは、
「そば酒」のジャンルにのっている。
酒が苦手な店主なのに、なんで?

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2011年8月 8日 (月)

息抜き。

ここのところ、夏休みということもあり、
おかげさまで、多くの方にご来店いただき、
忙しくしごとに追われている。

皆さんありがとうございます。

ちょっと、個人的な問題もあって、
気を取られていて、
ブログの更新ができなくてすみません。

そんな忙しい中で、
ふっとできた穴のような時間に、
思い切って出かけたのが、
善光寺横の信濃美術館で開かれている、
「倉敷・大原美術館コレクション展」。

大原美術館は、若い時に、、、
、、ん〜〜ん、何十年前のことだが、
訪れたことがある。
その時の記憶に残っているのが、
狭い展示場にあった、エル・グレコとモネの作品。

さすがに、今回の展覧会には、
そんな、代表作は来ていなかったが、
けっこう、好きな作家のものがあって、
つい、見入ってしまった。

コローの風景画は小さいけれど、
緻密で、落ち着きがあって、
かんだたの店にも飾っておきたい、、、ような作品。
デ・キリコの静寂感のただよう、
シュールレアリズムも好きだ。

太い輪郭で描く、
ビュッフェの女性像もいい。
中村ツネの死の匂いの漂う自画像もすばらしい。
我が子の死を描いた熊谷守一の作品も、
ぐっと心を引きつける。

えっ、そんなことをいいながら、
ルノワールの裸の女性像が、
目当てだったのだろうって?
はははははっと
笑ってごまかしておこう。

特に印象的だったのが、
マチスの女性を描いた作品。
太めの鉛筆で、
実にすっきりと、
ただ、顔の輪郭を描いただけの作品。
それでも、
一目で、あっ、マチスだ、
と判る絵なのだ。

名を残した画家というのは、
みんな、それなりのスタイルを残した人なんだね。
たとえ、鉛筆一本でさっと描いた絵だって、
ちゃんとそのスタイルが現われるのだ。

ルオーの道化師の絵も、
遠くから見ただけで、
あっ、ルオーの絵だ、とすぐに判る。
そういう特長を持つことが、
いい画家なのかもしれない。

私も、
忙しさに追われていないで、
「これが私のそばなのだ」という、
もっと、はっきりとした特長を、
スタイルを追求しなければね。

などと、
すっかり楽しんでしまって、
「あの〜〜、閉館の時間です。」
と係の人に促されて、
この展覧会を後にしたのだ。

Oohara

 

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2011年8月 2日 (火)

ウナギばかりではない実山椒の粉。

我が家の荒れ果てた庭の片隅に、
山椒(さんしょう)の小さな木が植っていて、
春先には、新芽を摘むことができる。
いわゆる木の芽と呼ばれるもの。
竹の子の煮物なんぞに、この新芽を載せれば、
食慾の進むことは間違いない。

ところが、夏草が伸び始め、
他の木々も芽を伸ばして生い茂る頃になると、
はて、どこへ行ったものか、
隠れてしまう。
ミョウガの葉に埋もれたのか、
ニシキギの枝の陰か、
はたまた、足が生えて、どこかへ行ってしまったのか。

それで、真っ昼間から蚊の猛攻撃を受けながら、
よく探してみると、何と、葉がほとんど無くなった、
枝だけの山椒の木が、薮の中に残っているのだ。

そうして、枝をよくみると、
緑色のずんぐりむっくりの、小指ほどもある、
いや、それほどでもないが、
大きめの青虫がしっかりと、しがみついているのだ。

この青虫、
どこかで見たような、、、、
そう、子供の頃、育てた覚えのある
アゲハチョウの幼虫なのだ。

その頭のやや膨らんだ青虫が、
せっかく茂った山椒の葉を、食べ尽くしていたのだ。

あれ、アゲハチョウの幼虫は、
ミカンの葉を食べるのではなかったの?
と思って調べたら、
山椒は、ミカンの仲間。
どおりで。

それにしても、
アゲハチョウの幼虫君、
こんなに匂いの強い、
噛んでも苦い葉を、よく食べるものだ。

、、、といいながら、
人間界でも、この山椒の実の粉末を、
実によく使うのが今の季節。
今年は「土用の丑の日」が二回あるとか。
そして、今日がその二回目の丑の日だった。

本日は恒例の「十割そばの夕べ」の日。
皆さんご来店、ありがとうございました。

今日は土用の丑の日ということで、
ご用意させていただいた今月の変わりそばは、
もちろん、「ウナギ切り」、、、、
、、、というご期待もかかっていたけれど、
皆さん「ウナギ」を食べ飽きたご様子なので、
ウナギに欠かせない山椒の実を使った、

「山椒(さんしょう)切り」
ということに。

Sanshou
はっきりとした香り、
舌の奥の方を、ぴりりと感じさせる刺激、
あとで、じわっと残る渋み。

ということで、
アゲハチョウの気分、
ではなく、大人の気分を味わえるそば。

これ、はまる人ははまりそう。
山椒の粉は、そばを打つ直前にミルで挽いてあわせると、
香りが強いようだ。

ということで、
次回の「十割そばの夕べ」もお楽しみに。

 

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