涼やかな香り「レモン切り」。
今日は恒例の「十割そばの夕べ」。
皆さん、ご来店ありがとうございました。
小さなお子様にも、喜んでそばを食べていただき、
うれしい限りです。
例年になく、早い時期から、
熱さに包まれている今年の夏。
この暑さの中で、
さっぱりとした味で元気になっていただこうと作ったのが、
「レモン切り」。
先ずレモン。
せっかくだから、
国産のレモンをと思って探し歩いたのだが、
さすがに今の季節では売られていない。
そこで、輸入のレモンを使用。
輸入レモンには、防カビ剤などが使われているので、
水に長い間さらして、よく洗ってから使う。
細かい刃のおろし金を使い、
レモンの実の、ごく、表面だけをすりおろす。
あくまでも表面だけ。
白いところまで摺り下ろすと苦くなるので注意。
これを、
湯ごねしたさらしな粉に加えて混ぜ合わせる。
見た目はほとんど、いつもの更科と変わらない。
でも、食べてみると、どことなく違う。
そう、決して強くない、レモン独特の香りが、
食べたあとの口の中で、
ホワッと残る。
〜〜青いレモンの思い出は〜〜〜
なんて歌があったけれど、
決して青くはないけれど、
レモンの香りは、
なにか、懐かしいものを思い出させるような安心感があるようだ。
夏の変わりそばの定番としても面白そうだ。
あっ、くれぐれも果汁までは入れないように。
酸っぱくなるだけで、レモンの香りはつかないのだから。
変わりそばといえど、
あくまでも、そばの味を引き立てるのが目的。
お子様連れのお客様にも好評だった、
今回のレモン切り。
ということで、
調子に乗って、
次回は8月2日(火)です。
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