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2011年5月27日 (金)

そばは、 噛んで食べるべきか、 噛まずに飲込むべきか。

あるお客さんおっしゃることには、
ご近所の行きつけのそば屋で、
こういわれたそうだ。

「そばは、噛んで食うものだ。
噛んでこそそばの味が判るんだ。
噛まずに飲込むなんて、とんでもない!」

だから、お客様は、
その店では、しっかりと噛んで、
そばを召し上がるそうだ。

ところが、ところが、
東京辺りの老舗のそば屋さんは、
このようにおっしゃっている。

「そばは、喉で味わうもの。
口をくちゃくちゃ動かして食べるなんて、
野暮の骨頂。
歯に当たらないように食べるのが、
そばの粋な食べ方ってものよ。
だから、うちは、爪楊枝を置いていないんだ。」

そんな話も聞いているから、
そのお客様は迷っておられる。

そばは、
噛んで食べるべきか、
噛まずに飲込むべきか。

でもねえ、
そばを飲込む食べ方をするには、
ちょっとした慣れとコツが必要。

それを粋がって、
そばは噛まずに飲込むものだ、
といって頬張っても、
「我が輩は猫である」の迷亭先生のように、
むせてしまうだけ。

といって、
せっかく食べ易いように、
長く切ったものを、
玄米を食べるように何度も噛んでいても、
興ざめのような気もする。

先代の小さん師匠は、
テレビの番組の中で、
美味しそうに喉を動かしてそばを食べていたが、
(もちろん噛まない)
こういう粋な食べ方をできる方は、
そういらっしゃるものではない。

そばによっては、
細めのそばもあるし、
太いそばもある。
固くて、とても、飲込めるものではないものもある。

だから、
無理をしないで
噛んで美味しいそばなら噛めばいいし、
飲込んで美味しいのなら、飲込めばいい、
と思っているのだが。

ちなみに、
「かんだた」のそばは、
飲み込み対応のつもりで造らせていただいている。

噛まずに、喉からすっとそばが入っていく感覚。
この感覚を覚えると、
味とか、香りとかというのとは、
また違う、別のそばの世界があるんだなあ。

あっ、もちろん、
そばは、噛んでもおいしい!
特に粗挽きはね。
いろいろ試してみることが、
一番のおすすめ。

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