« 本葛粉を使った「そば豆腐」 | トップページ | 鍋を使った「そばがき」の作り方。 »

2011年1月20日 (木)

「そば掻き」は冬の季語

蕎麦掻くと男の箸を探し出す   上野さち子

 

俳句の世界では、
「そば掻き」は冬の季語になっている。
寒い夜に、そば粉に熱湯を注いで、
掻き混ぜる「そば掻き」は、
作るのに力が居るから、
作って暖まり、食べて暖まる、
そんな食べ物だったのだね。

昔の家だったら、冬には火鉢に火がおこっていて、
そこにかけられた鉄瓶には、
いつもチンチンと湯が沸いていた。
寿司屋で使う湯のみのような、大きめの茶碗に、
そば粉を少し入れ、
熱湯を注ぎ入れて掻き混ぜれば、
それでOK。
まるで、今のインスタントラーメンのような気軽さで、
「そば掻き」を楽しんでいたのだろうなあ。

掻き混ぜるには、力がいるので、
細い箸では勤まらない。
そこで、太い箸を探して使おうというのが、
この俳句の意味なのだろう。

さて、そんな素朴な食べ物の「そば掻き」なのだが、
最近、どうやって作るのか判らない、、、、
ということをお客様から聞かれることが多くなった。

ある方は、ドンブリで作ろうとして、
キッチン中を粉だらけにしてしまったとか、、
お湯を注ぐ時に、危うくヤケドしそうになったとか、、、。
、、うう〜ん、、、
簡単な、素朴な食べ物なのに。

どうも、皆さんは「そば掻き」というと、
お店で出されるような、器に盛られた形を想像されるようだ。
でも、本来食べられていたのは、
湯のみやドンブリに、
そのまま掻きっぱなしになったそば粉。

熱湯で練って、
プッチリとろとろになったそば粉を、
その器のまま、
醤油やそば汁、
薬味にネギや海苔、大根おろし、ワサビ、ごま、
何ぞを使って食べるのが、
そば粉本来の味を楽しめる食べ方のような気がする。

ということで、
簡単な「そば掻き」を作るポイント。
1、寿司屋の湯のみのような、深い器を使う。
2、太い丈夫な箸を用意する。
3、そば粉は、ごく少量使う。
4、沸きたての湯を使う。(魔法瓶のお湯は不可)
5、ひたすら掻き混ぜる。

、、、えっ、店で出しているそばがきの作り方?
う〜ん、
それは、また次回に。

 

→→→人気blogランキング

 

|

« 本葛粉を使った「そば豆腐」 | トップページ | 鍋を使った「そばがき」の作り方。 »

コメント

忘れずに、
唐辛子切りをいただくことができました。

色がきれいで、
少し一味の感じがしたような…。
食べた後、
お腹が“ほんわか”したような…。

すみません。
自分の舌は、あまりあてになりません。
が、いつものごとくおいしくいたただきました。

ところで、

“4、沸きたての湯を使う。(魔法瓶のお湯は不可)”

の、「魔法瓶」の響き?文字の感じがいいなぁと。
今時の子どもは“魔法瓶”が通じないこともありますね。

“冬には火鉢に火がおこっていて、
 鉄瓶には、いつもチンチンと湯が沸いていた。”

そうそう、
昔の祖父・祖母の家の様子を思い出しました。

ごちそうさまでした。

投稿: 大塚 | 2011年1月23日 (日) 20時17分

大塚 さん、こんにちは。

お忙しいところご来店ありがとうございます。
落語はいかがでしたでしょうか。

あっ、そうですか。
今の子供達には「魔法瓶」は通じないのですね。
「ポット」というよりは、よほどいい響きだと思うのですが。

またよろしくお願いいたします。

投稿: かんだた | 2011年1月23日 (日) 21時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 本葛粉を使った「そば豆腐」 | トップページ | 鍋を使った「そばがき」の作り方。 »