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2010年10月30日 (土)

多い一合、少ない一合。

さて、酒飲みと言うのは、
意外と意地汚いものだ。

いやいや、
これを「酒飲み」と大きく書くと、
怒られるかもしれない。
少なくとも、私のような、
酒にあまり強くない、
そして、酒が苦手な、
ケチな酒飲みの場合の話だ。

燗酒の入ったとっくりを前に、
ゆっくりと、酒と肴を楽しんでいるとしよう。
でも、実のところは、
徳利の酒を猪口に注ぎながら、
あとどのくらいの酒が、
その徳利の中に残っているか、
しっかりと確かめていたりする。
これだけあれば、
このつまみで、
十分酒が楽しめるぞ、、
などと、無意識のうちに、
計算をしていたりする。

ところが、
まだ、充分残っているはずの酒が、
次に猪口に注ぐと、
途中で途切れてしまう。

あれっ、
と思って、徳利の尻を振る。
あげくに、逆さまにして、
縦に振って、
中の酒のしずくを絞り落とそうとする。

あ〜あ、肴が残っているのに、
酒が終わっちまった。
そこで「もう一本」!

こんどこそ、
チビリ、チビリ、と、
酒と、肴を楽しむ。
う〜ん、おいしい肴だ、酒が進む。
あれ、あれ、
徳利がいやに軽いなあ。
振ってみると、
何の抵抗も音もない。

ええ、
もう酒が終わってしまったの。
この徳利、
本当に一合入っていたのかよう!

たいていの飲食店で売られている日本酒は、
「一合」単位で売られている。
一合とは180ミリリットルのこと。
それが10集まれば一升となり1、8リットル、
酒ばかりでなく、醤油などの瓶の基準となっている。

ところが、
今の計量法では、
「合」「升」は使われないことになっているから、
いわば任意の単位になってしまう。
だから、
「カンダタ正宗180ミリリットル」
と書けば、ちゃんと180ミリリットルを出さなければならないが、
「カンダタ正宗一合」
と書いておけば、
たとえ、150ミリリットルでも、100ミリリットルでもかまわないわけだ。
そういうわけだから、たいていの食べ物屋さんでは、
かなり小さめの徳利を使っていたりする。
なるほど、すぐに酒がなくなるわけだ。

それがそれが、頭の固い私は、
一合と言えば、180ミリリットルでお出しするものと思っている。
そこで、
陶器屋さんの持ってくる徳利を、
片っ端から水を注いで計量。
驚くなかれ、
今時は、「正一合」入る徳利なんぞ売られていないのだ。
せいぜい130ミリリットルぐらいのものばかり。
二合徳利というから入れてみたら、
200ミリリットル弱。
どこが二合なのだ、、、、
などと思うのは、商売べたな私だけ。

ということで、
180ミリリットルに、
数ミリリットル足りないが、
燗酒用に使っている徳利。

Tokkuri  

シンプルでたくさん入りそうに見えないけれど、

酒好きの人には、

喜んでいただけるだろうか。

 

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