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2010年6月26日 (土)

昔からヒノキの柾目と言われるが、、。

前回に引き続き、
そばを延ばす時に使う麺棒について。

道具屋さんのカタログによると、
そば打ちに使う麺棒は、
様々な材質が使われている。

ヒノキ、ヒバ、イチイ、タモ、アカマツ、
カエデ、サクラ、ナラ、
カシ、カリン、クルミ、、、、

など、木に詳しくない人には、
さっぱり、その違いが解らない。

中には、黒檀、紫檀などという、
いかにも、重くて堅そうな麺棒もある。

地方によっては、
軽いキリの太い麺棒を使ったり、
ホオなどが使われたりしているようだ。

さて、どの木がいいのか、、、
と言われても、、、
全部試したことがないので、
私には解りません、、、、
と、逃げの一手。

ある業者さんにいわせると、
慣れないうちは、
カシやサクラなどの固い木を使い、
慣れてくると、ヒバやヒノキの柔らかい木を使った方がいいらしい。

私にいわせると、
最初から、値の安いヒバではなく、
高い麺棒を買わせるための方便のようにも写る。
(業者さん、ごめんなさい)。

私はと言えば、
今は国産ヒノキをずっと使っている。
適当な柔らかさがあり、
そば生地を荒れさせることがない。
そして、何よりも軽いことがいい。

私は、打ち台に、
粘りと弾力のあるカツラの厚板を使っている。
そうして、そばを延ばす時には、
そばの生地よりも、
麺棒と打ち台との距離を、
常に意識するようにしている。
生地の暴れ具合を読み、
麺棒を歪めさせながら、それを補正していく。

柔らかい、ヒノキの麺棒は、
手の当て具合のよって、
棒が微妙にたわみ、
調整することが出来るからだ

一時期、堅い赤カシを使ったが、
私のような比較的に細く打つそばを打つには向かないようだ。
そば生地には、その時に応じて、
歪みや遊びがあり、
堅い麺棒は、それを吸収できない気がした。

でも、そば打ちをする人の中には、
堅い麺棒を好む人もいらっしゃるので、
それぞれなのかもしれない。

そばを打つ時の、
麺棒は大切な道具。
どの素材を使うにしろ、
自分の体の一部にしてしまうことが大切。
たかが太さを2ミリ変えたぐらいで、
あたふたとしてはいけない。
そして、職人としては、
どんな、麺棒でも使いこなせるような、
柔軟な技術を持たなければ、、、

、、と、
なんだか、
自分に言い聞かせることの多い麺棒の話。

 

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