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2010年4月17日 (土)

誠実な人柄の表れるそば〜名人 高橋邦弘

私もいろいろな人のそば打ちを見たけれど、
この人のそば打ちほど、
一生懸命、
いや、一所懸命なそば打ちを、
見たことがなかった。

見ているだけで、
「いいそばを作るぞ」という、
気持ちの伝わってくるような動きだった。

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所用があって、東京へ行った。
そのついでに、あるデパートで開かれていた、
広島の達磨のご主人、高橋邦弘さんの実演に寄ってみた。
そう、元「翁」の高橋さんだ。

早速そばを頂く。

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このそばを見ただけで、
このそばを作った人の人柄が伝わって来るような気がした。
誠実に、一生懸命作ったそばなのだ。

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食べている間も、そばを打っている高橋さんの姿が見える。
黙々と、淡々と、前屈みになって、そばを打ち続けている。

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ほら、食べ終わったざるを見てみても、
ほとんど切れ端が残っていない。
ざるに、水が浮いていることもない。
今の季節、固くなりがちな薬味の葱も、
しっかりとさらしてある。

うまいとか、まずいとかいう前に、
きっちりとした仕事をこなすこと。
こういう条件の悪い、デパートのイベントでも、
手を抜くことなく、しっかりとしたそばを作っている。
しかも、735円。

たまたま、時間が空いたというので、
本にサインをしてもらった。

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そうしたら、
目をしょぼつかせながら、
やはり、一所懸命書いてくれるのだ。
忙しいのに、けっして、殴り書きをしない。
何にでも、一生懸命。
そして、偉くならない人。
こうして、デパートのイベントにも参加して、
そばを広め、弟子を育てようとしている。

そばの味は、ウンチクばかりではない。
こういう気持ち、姿勢、懸命さ、
そういうものがあってこそ、
「おいしい」といわれるそばが出来上がるのだなあ、
と、偏屈な私も心を動かされた。
人柄、、、、
そば柄よりも、大切なことなのかもしれない。

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コメント

おおっ、と思って調べて見たら、この催しは14日で終わっていたのですね。
そんなに凄いそばなら、少し足をのばしてでも食べて見たかったと思ったのでありました。

投稿: 所沢太郎 | 2010年4月18日 (日) 02時18分

所沢太郎 さん、こんにちは。
はい、私の行った14日が最終日だったのですね。
昼の少し前に行ったせいか、意外に空いていました。でも、隣の肉まん屋さんには、長い行列ができていましたね。

投稿: かんだた | 2010年4月18日 (日) 06時34分

拝読。同感。開業一ヶ月前3日間ですが教わりました。
そば打ち道場の受講者からのメールがボクです。
http://www.9638.net/daruma/doujou/index.html

三日間昼食は当然ながら高橋さんの打ったそば!
厨房で立ったまま丼で食べるのですがこれまでで
一番美味しいそばでした。

短い時間でしたが教わったことは財産になっております。

投稿: そばくう? | 2010年4月18日 (日) 07時25分

そばくう? さん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
いつもtwitterの方で拝読させていただいております。

そうですか、あの高橋さんのご指導を受かられたのですね。それはまさに「財産」ですね。
こういうイベントで、遠くから覗いただけでも、すごい情熱を感じさせる方です。

投稿: かんだた | 2010年4月18日 (日) 23時11分

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