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2010年1月26日 (火)

「おいしいのはおそばです」と、七味唐辛子になぐさめられた。

先日の「唐辛子切り」で使った、
「八幡屋礒五郎(やわたやいそごろう)」の唐辛子。

この店は、善光寺門前にあって、
観光客の人気の高い店。
市内では、どこのお土産屋さんでも、
善光寺の絵の入った赤い缶の、
八幡屋の七味唐辛子が売られている。
でも、本店でしか売っていないバージョンもあり、
いつもお土産を求める人でにぎわっている。

この唐辛子屋さん、
江戸時代から、門前で商いをを始め、
最初は小さな屋台だったそうだ。
その唐辛子を買った客が宿坊に泊まり、
ご飯にかけて食べるので食が進み、
米が余計にかかると、
宿のものからは疎まれたとか。
でも、綿々と店を続け、
今では、門前に、なくてはならない店となった。

何でも、江戸時代から続く「七味唐辛子」は、
全国に三つあって、
京都の清水寺門前の「七味屋本舗」、
東京浅草の「やげん堀」、
そして、長野善光寺の「八幡屋磯五郎」なのだそうだ。

Isogorou1
照明の関係で色がきれいではないが、
善光寺の絵が入った赤い缶。
右側のものは、昨年行われた御開帳のバージョンで、
真ん中に回向柱が建っている。

かんだたも、そばの薬味に、
ぴりっと辛い「やげん堀」を使おうとも思ったが、
長野では、圧倒的な人気のこの唐辛子、
ちょっと俗っぽいけれど、あえて、
缶のまま使わせていただいている。

Isogorou2_3  
県外からお越しの方々の中には、
どのように使ったらいいのか、
分からずに戸惑う方もいらっしゃるが、
上のふたをまわして、
唐辛子の絵のへたの部分にあわせると
注ぎ口がある。

温かいそばなどに、
お好みで使っていただければと、
各席に置かせていただいている。
せいろなどでも、
そば湯をお飲みになる時に、
振りかけていただければ、
また、違った風味を味わえるかなあ、、、と。

ところが、
このごろ、多く見かけるのが、
せいろに盛られたそばに、
直接、振りかけて食べる方。
七味唐辛子をそばにまぶし、
そのまま、そば汁につけてお食べになる。
そばの風味より、
唐辛子の味の方が強くなってしまうのでは、、、
などと、余計な心配をしてしまうのだが。

さて、この「八幡屋礒五郎」さん。
宣伝の仕方も、お上手。
実に大切に、ご自分の商品をブランド化している。

そのテレビコマーシャルの一つ。
ある男性が、そば屋でかけそばを注文する。
そのかけそばに、ちょっと、八幡屋磯五郎の七味をふりかけ、
食べ始める男性のうまそうな顔。
そうして、最後にナレーションの一言。
「おいしいのは、おそばです。」

七味唐辛子は、脇役なんですよ、、、
と言いながら、しっかり自己主張しているのだ。

店で時々いらっしゃる、せいろそばに、
まんべんなく七味唐辛子を振りかけて、
そうして、召し上がるお客様。
それはそれで、面白い食べ方かもしれない。

でも、
やっぱり、
「おいしいのは、おそばです。」
、、、、と言われたい。

ええい、
七味唐辛子に負けない、
しっかりとしたそばを作ろう。

 

 

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コメント

八幡屋礒五郎さんのCM、見たことはありませんが、奥ゆかしくていいですね。
私が勝手に妄想したのが、かんだたさんのCM。
せいろそばに満遍なく七味唐辛子を振りかけ、食べ始める男性のうまそうな顔。そうして、最後にナレーションの一言。
「おいしいのは七味です。」
逆はダメだったか、という話でした。
くだらなくて、どうもすいません。

投稿: 所沢太郎 | 2010年1月27日 (水) 19時59分

所沢太郎 さん、こんにちは。

ハハハ、それも面白いですね。
七味屋さんの、もう一つのコマーシャルはこうです。
冷蔵庫の内ポケットに、いろいろな調味料が入っています。
扉が開けられ、いろいろな手が、醤油や、マヨネーズなどを出し入れするのですが、真ん中に置かれた七味は、取られることもなく、扉は閉じられます。
そうして、最後にナレーション。
「時には、使われない日もありますが、、、。」

そばの場合は、「時には食べられない日もありますが、、、、。」という訳には、やっぱり、いきませんねえ。

投稿: かんだた | 2010年1月28日 (木) 08時16分

お久しぶりです(^^)

昨年一度、お店におじゃましましたが、お忙しそうだったのでお声はかけずに失礼しました。

この八幡屋の赤い缶、昔から全く変わっていないように見えますが、実は微妙に変わってきています(バーコードが入るとか、ひと目見て分るところもありますが)。
歴代の缶を並べると面白いんですけどね(^^)。
なぜ、そんなことを知っているかというと、実は、この赤い缶(その後のさまざまなバージョンは全くタッチしてませんが)長いこと、わたしの父とわたしがデザインしていたからです(今は手を離れてしまいましたし、製缶屋さんから来ていた仕事なので、八幡屋さんも知らないと思いますが)。
缶の違いを見ると、いつごろから使っているのか、大体見当がつきます(^^)。

投稿: 黒豆 | 2010年1月29日 (金) 14時44分

黒豆 さん、こんにちは。
ご来店、ありがとうございました。
すみません、忙しがっていてお話も聞けなくて。

ええっ!あの缶のデサインをなさったのですか。
それは、貴重なお話をお聞きしました。
やっぱり、微妙にデザインが変わっているのですね。
でも、善光寺本堂と唐辛子の絵の基本的なモチーフは変わっていませんよね。それでも、少しずつ進化している。さすが、老舗の重さですね。
歴代の缶をコレクションするのも面白いかも。
今は、「映画缶」とか「東急缶」とか、変わったバージョンが出来ていますしね。

投稿: かんだた | 2010年1月29日 (金) 23時50分

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