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2009年10月30日 (金)

啄木よりは楽観的

手打ちそば屋にとって、
自分の身体はとても大切。
どこかが悪くなれば、仕事に差し支える。
特に手は大切な箇所だ。

毎日力を込めて、そばを打つためにも、
そばを釜で茹で、洗い、盛るためにも、
一つ一つの動作に、手の働きが関わってくる。

ちょっとした傷でも、
水に濡らしたり、力を入れたりすることが出来なければ、
商売にならないのだ。

だから、手の動きには、特に注意している。

手を傷つけないように、
熱いものに触れて、やけどをしないように、
我が家のわがまま猫に引っ掻かれないように、
箸より重いものは持たないように、、、、、、
と、気をつけているのだが、
先日、つい、
痛めてしまった。

休みの日は、畑仕事に励んでいるのだが、
夏の間に楽しませてもらった、茄子の木の片付けをしていた。
葉の枯れた茄子の幹を、土から引き抜くのだ。
結構しっかりと根を張っていて、
ちょと引っ張ったぐらいでは、
茄子の木は引き抜けない。

そこで、両手で幹をしっかりと掴み、
脚を踏ん張って、
「よいしょ!」と引き抜くのだ。
そうして、一番大きな茄子の木を引き抜いたときに、
左手の薬指の付け根に、
ズキッとする痛みを感じた。

痛みはすぐに収まったが、何やら鈍い重みを感じていた。
その日は何ともなかったのだが、
昨日そばを打ち始めると、
左手の薬指が、結構痛む。

麺棒を転がして、指に当てると、
「あっちちちっ」という感じ。
だからといって、そんなことを気にしていたら、
時間までにそばは打ち終わらない。

どうやら、指の筋肉の筋違いのようだ。
Mano

よく見ると、少し腫れているようにも見える。

えっ、どの指も腫れているみたいに見えるって。
こんな、指の小さな筋肉。
そんなものが少し痛んだぐらいで、
そば打ちには支障が出るのだ。
気をつけなければ。

まあ、この程度なら経験的に言って、
何もしなくとも、二日や三日でなおるだろう。

そんなことで、手を眺めていて出来た一首。

  蕎麦打てど蕎麦打てど
  我が暮らし楽にならざり
  ぢっと手を見る

あれ、どこかで聞いたような、、、、。 

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2009年10月28日 (水)

骨まで食べられる「サンマの梅煮」

ネットに接続できないうちに、
旬を超してしまったサンマ。
今は流通が良くなって、早いうちから出回るようになり、
今頃は、もう食べ飽きた頃だろうか。

でも、この魚、
やっぱり、おいしい。
健康にも、頭の栄養にもいい油を含んでいるそうだ。
そして、何より、値段の安いことが魅力的。

そば屋の肴としても、このサンマを使わない手はない。
でも、まさか、煙をもうもうと上げて焼くわけにはいかない。
そこでこの時期は、こんな料理を作っている。

骨まで柔らかく食べられる「サンマの梅煮」。

ということで、レシピ紹介。

Sanma1

サンマは頭を切り落とし、
内蔵を取り除いて、5つぐらいの筒切り。
それを、よく洗って、
一時間ぐらい水にさらす。

Sanma2

ちょっと、ピンぼけだけれど、
去年作った自家製の梅干し。
これを種を取って、肉を刻む。
ショウガは皮ごと薄切り。

Sanma3

大きめの鍋に酒と水を同量合わせて沸騰させ、
底にクッキングペーパーをしいて、
サンマを重ならないように並べる。
底に紙を敷くことで、汁が沸騰しても、
サンマが阿波踊りを踊らなくなる。

Sanma4

砂糖、醤油、刻んだ梅肉、ショウガを加え、
紙蓋をして、2〜3時間煮る。
そうしてから、一度完全にさます。
こうすると、味がしみ込みやすいようだ。

そうして、もう一度火にかけて、
煮汁がなくなるまで4〜5時間煮る。

Sannma5

煮上がったところ。
新鮮なサンマを使うと、皮が破れない。

Sanma6

いただきます〜〜。
骨までしっかりと柔らかくなっている。
梅の酸味と、あっさりとした味付け。

鹿児島のこだわり焼酎「晴耕雨読」
何ぞといただくと、ついつい進みそう。

そばにたどり着くまでのそば屋の肴。
サンマなんて、、、、などと言わずにお試しあれ。
もちろん、「新そば」もね。

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2009年10月24日 (土)

全国的にそば不作の模様

う〜〜〜ん。困ったなあ。

やっと、ネットが開通して、
一段落したのに、新たな問題が持ち上がってきた。
それも、かなり深刻な問題だ。

何しろ、足りないのだ。

今日の地元長野の新聞「信濃毎日新聞」にも、
取り上げられていることだが、
国内のそばが「不作」なのだ。

国内産の半分近くを占める北海道の収量が減ったのは、
すでにお伝えした通り。
例年の5割ぐらいの収穫だと言う。
まあ、その分は、長野県内産を始め、
他の地域でまかなえるかな、、
と思っていたら、、、

甘かった。

長野県でも、そばの不作が確実になった。
七月の長雨で、そばを蒔くタイミングが狂い、
そばの成長が不調になったのだ。

また、長野だけでなく、東北地方や、茨城などでも、
例年より育ちが悪いらしい。
その結果、今年の玄そばの取引の価格は、
かなり上がってしまった。

当然、「国産限定」で仕入れている、
かんだたのそば粉の値段も上がることになる。
かといって、そばの価格を、簡単に値上げできるものではない。

こういう年もあるんだね。
産地限定で、玄そばを仕入れている店など、
かなり影響が出ることだろう。

「かんだた」の使命は、
質のいいそばを食べていただいて、
お客様の身体の中から、元気になっていただくこと。
そのためには、お客さまの手の届く「手打ちそば」を作りたい。

今年の不作で値が上がったからといって、安易な値上げで、解決できものではないだろうなあ。

ということで、
「もうけ」の出来ない一年を過ごす覚悟を据えなければ。
誰のせいでもない。
地球の気まぐれなのだ。
きっと、農家の人たちだって、
顔で笑って心で泣いていることだろう。

せっかくの「新そば」の季節。
こんな話題になって申し訳ない次第。
だからこそ、今年のそばを、
大切に味わっていただきないなあ。

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2009年10月22日 (木)

黒さにはまる「黒小町」

お待たせしました。
やっと、イントーネットに復活です。
携帯電話すら持たないアナログな私だけれど、
さすがに、この時間は長かった。

クレームを出してから十日あまり。
東京から送られてくるモデムは、
ひたすら中山道を北に上り、
紅葉の始まった碓井の峠を越え、
軽井沢を通って、追分から北国街道へ入り、
一路、長野は善光寺のお膝元へ。
その間に、牛の背中に揺られ、
馬にも担がれ、時には亀の背中も借りて、
やっと、ここにたどり着いた次第。

プロバイダーさんも、
粋な計らいをしてくれたものだ、、、、。

で、ネットから離れているうちに、
世の中は大きく変わってしまった。

そう、「かんだた」のそばが、
「新そば」に変わった。

今の時期に出回るのは、北海道産の新そば。
ううううううん、やっぱりこの、ふわっとした食感が違う。

今年の北海道のそばは、だいぶ収量が少ないそうだ。
そのために、いま、国内産のそばを手に入れるために、
業者さんは奮闘している。

ちなみに、長野産も刈り取りが終わった頃。
今年の収量は、どうなのだろうか。

全く関係がないけれど、
今月いっぱいやっている
「長野コナモンフェスティバル」の参加メニュー、
「黒小町」も人気。

Kurokomati

この黒さ、他の食材にはない濃さだ。
イカスミを練り込んだということで、
引いてしまう方もおられるが、
口が黒くなることはないので、ご安心を。

そんなことで、
しばらくたまったメールの山にも奮闘中。
インターネットの大切さと、
「あっ、なくても、気楽でいいじゃない」
という、のんびり感と、
両方を味わえた今回のトラブルだったかなあ。

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2009年10月11日 (日)

出来るものが出来ない?

水道を開けば、水がでるのが当たり前。
スイッチを押せば電気が付くのが当たり前。
パソコンを開けば(ノートだから)
インターネットに繋がるのが当たり前、、、、
だと思っていたら、
あれっ、反応がない。

ということで、
しばらく店では、
メールのチェックも、
ブログの更新もできません。

今のところ、モデムの方の問題かと思われるけれど、
連休を挟んでらちがあかない。
ということで、もうしばらく、
ブログの更新をお休みいたします。
すみません。

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2009年10月 2日 (金)

雨が降らないと野菜が育たない。

ううううう、、、。
畑の野菜が泣いている。
「え〜ん、え〜ん、水が欲しいよう。」

その叫び声が、店でそばを打っている私の耳にまで、
鋭く聞こえてきている。
でも、、、どうしようもない。
雨が降らなかったのだ。

おまけに、先週の水曜日は祝日だったために営業。
二週間も畑に行けなかったのだ。
そうして、やっと降った雨。
でも、まだ足りないなあ。

Hieruva

畑の野菜たちは、まだ泣いている。
レタスやルッコラなどのサラダ野菜は、
芽を出したものの、全く育っていない。

白菜は半分ぐらい無くなり、
大根の芽は、わずかしか出ていない。
秋なすは、実を付けたまま大きくなれず、
ししとうは、黒い実をつけるようになった。

定休日にしか行けない畑の手入れ。
水も撒きにいけないので、天候に大きく左右される。

今年の長野の天候は不順といえば不順だった。
6月は、比較的暖かい日が続き、
野菜の生長は良かった。
でも、7月は、ずっと雨ばかり。
8月になってもなかなか気温が上がらず、
9月は少雨ときた。

野菜の方もたまったものではない。

でも、元気なものもある。

Negi

こんな不順な天候にも関わらず、
泣き言もこぼさず育っている長ネギ。
よしよし、偉いぞといいながら土を寄せてやる。
もうじき店で使えるようになることだろう。

そうして、来年のための、
長ネギの種まきも今の時期。
元気に育ちますようにと、
土のベットに寝かせてやる。

さて、さて、今年の天候は、
そば屋にとって、大変な状況を生み出している。
そばの育ちがちょっと、、、、、、
という話はまた今度。

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