« 手打ちの限界 | トップページ | 見知らぬ町で。 »

2009年6月 2日 (火)

郷愁を呼び起こす?「イカスミ切り」。

イカという生き物は、
本来は貝の仲間だった、
というような話を聞いたことがある。

その貝殻が退化し、
自由に海の中を動けるようになった。
しかし、貝殻を捨てたおかげで、
その柔らかい身を守るものがなくなった。

かくして、イカは、
多くの捕食動物に狙われる運命となった。
そこで、イカの身に付けた防御法。
それが目くらまし。

身の危険を感じた時に、
さっと、黒い煙幕(?)を張り、
相手が戸惑っているうちに、
逃げてしまう。

イカのスミは、
実に、平和的な逃走方法に使われるのだ。

ところが、
この墨の煙幕さえ通じない、
残虐で悪食な生物がいる。
それは、地球上で、もっとも危険な動物。

あげくのはて、
イカの逃走のための奥の手である、
イカスミまで食べてしまうのだから。

ということで、本日は恒例の「十割そばの夕べ」。
みなさん、ご来店ありがとうございました。

本日の変わりそばは、
こちら。

Tinto

「イカスミ切り」。

何なのだ、この真っ黒い色は。
あるお客さんは、隣で食べている方のそばを見て、
びっくりしたそうだ。

この色からは、よっぽど強い味がしそうだが、
味はほとんど淡白。
更科のそばの風味に、
やや固めの仕上がりと、
ほのかな甘みが感ぜられる程度。

作った本人も、
こんなに真っ黒になるのか、、、
と、驚いた次第。

でも、お客さまにはおおむね好評。
ううん、このそば、結構面白いかもしれない。

ちなみに、イカスミそば、
よく見ると、海苔のような黒さではなく、
少し茶色がかっている。

このイカスミの色がセピアと呼ばれている。
ギリシャ語でイカのことをそう呼ぶからだそうだ。

セピア色といえば、ちょっと、
ノスタルティックなイメージ。

地球上でもっとも危険な動物が、
セピア色のそばを食べて、
すこしは、懐古的な雰囲気になったかどうかは、

、、あはは、わからないねえ。


→→→人気blogランキングへ


|

« 手打ちの限界 | トップページ | 見知らぬ町で。 »

コメント

昨日はごちそうさまでした。
久しぶりの蕎麦、おいしかったです。
写真拝借しました。ありがとうございました。
またうかがいます^^


http://kisetu.naganoblog.jp/

投稿: のんべえ・みやじい | 2009年6月 3日 (水) 11時06分

のんべえ・みやじい さん、こんにちは。

ご来店、ありがとうございます。
御開帳も終わり、これからは、静かにお酒を楽しんでいただけそうです。
また、よろしくお願いいたします。

投稿: かんだた | 2009年6月 4日 (木) 07時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 手打ちの限界 | トップページ | 見知らぬ町で。 »