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2009年6月11日 (木)

そばを、盛ることぐらいはできる?

御開帳の混雑が終わり、
やっと一服できる時間が持てた。

ということで、よそのそば屋に。
いいなあ〜、
人が作ってくれたそばを食べられるのは。
うれしくって、
つい、ずずっと、一気にたぐってしまう。

麺はわたし好みの細め。
汁もおいしい。
だから、いつもの様に、
一気に食べてしまおうとしたら、、、

あれれ、
どうもそばがきれいに出てこないなあ。
箸でつまみ上げても、
ぐぐっと引っ張られたり、
麺の山が崩れたり。
おまけに、水切れがよくないようだ。

ははあ、これは「ワシづかみ盛り」をしたなあ。

そのお店は、
丸い平皿にすだれを敷いて、
こんもりとそばを盛ってある。
今流行の、盛り方。

このように山に盛るときも、
コチョボにそばをつまんで、
少しづつ、盛り上げていくようにすると、
食べる時に食べやすい。
そばが絡まないし、
水も切れる。

だけど、今日はどういうわけか、
そばが絡んでいる。
水も、すだれの上に、
じっと、湧き出ている。

これは、きっと、置きざるから、
そばを、ひと掴みにして盛ったのだろう。

だから、そばが絡んで、
すすっと、気持ち良く、手繰れないのだ。

そういう盛り方を、
私は勝手に「ワシづかみ盛り」と呼んでいる。

新し目のそば屋さんで、
雑誌などに紹介されて混雑している店に行くと、
よく、そういう盛り方をされて、閉口する。
まあ、忙しいから仕方がないのだろう。
その点を、古くからの町のそば屋さんは、
どんなに忙しくても、きちんとこなしている。

そんなところで感心したりするのだ。

その店も、忙しいから、
しかたがないのかなあ、、、、
と思って、周りを見渡すと、、、、

私たちしかいなかった。

さて、御開帳のために、
スタッフを募集したときのこと。
かなり、ご年配と思われる男の方から、
電話での応募があった。

お客さまのお相手と、
料理を運ぶことが仕事です、
と言うと、その方は答える。

「お客さまの相手をすることはできないが、
 そばを、盛ることぐらいはできる。」

実直そうな方だったが、
狭いオープンキッチン。
その方の居場所はないようだ。

丁重にお断りしたのだが、
「そばを、盛ることぐらいはできる。」
という言葉が、気になった。

そう、そばを盛るのなんて、
誰でもできそうなことだ。

でもね、
でもねえ、
だけれどねえ、

たかが、そばを盛るぐらいのことでも、
お客さまに伝えられる気持ちがあるんだ。
そういうところも、
大切にしなければいけないんだね。

ということで、
他山の石。
一つ勉強になったなあ。



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コメント

いつもカウンター越しに見ていて、忙しいときはワシッとつかんで
パッと置いてサッとひろげて運べばなどと思っていましたが、、、
その心使いのおかげでおいしく手繰らせて頂いていたんですね。
勉強になりました。
 (ちなみに、お客様とお酒の相手をするスタッフなんていらないですよね、ハイ。)

投稿: ぴょんきち | 2009年6月12日 (金) 10時24分

ぴょんきち さん、こんにちは。
いえいえ、たいしたことではないのですが。
ワシッとつかむのならまだしも、「猫の手」というところもありますからねえ。
ちなみに、お酒のお相手は、ご自身でどうぞ、、、、って、冷たいなあ。

投稿: かんだた | 2009年6月13日 (土) 06時50分

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