« あと十日余りを残す善光寺ご開帳。 | トップページ | 郷愁を呼び起こす?「イカスミ切り」。 »

2009年5月26日 (火)

手打ちの限界

「すみません。そばが無くなってしまいました。」

せっかく、お店に来ていただいたのに、
そういって、お断りしなければならない。
お客さまの、がっかりとした顔。
やっと探して、たどり着いたのに、
そばが食べられないという落胆。

本当に申し訳ございません。

手打ちというのは、
実に効率の悪い生産方式なのかもしれない。

せっかく、来られた方々に、
私のそばを食べていただきたい。
そう思って、たくさん打とうと思っても、
数が限られてしまうのだ。

そば打ちも、
料理も手作りの店。
でも、作るのは私一人。
だから、どうしても限界がある。

ほとんど眠らず、
そば打ちをしながら、
こくりこくりとしたりする。
たまに4時間も寝られると、
ああ、よく寝たなあという感じ。

それでも、たくさんの方々を、
お断りしなければならない恥ずかしさ。

毎日10キロ前後のそばを打ちながら、
今さらのように感じる私の未熟さ。
どんなに忙しくても、
たとえ疲れていても、欠伸をしながらでも、
きちんとした麺線だけは保たなくては。

さて、善光寺の御開帳は間もなく終了。

その後の静けさのことを思うと、
背筋がぞくっとする。

だから、今、お越しになるお客様を、
大切にしなければ。
ということで、もう一踏ん張り。

、、、でも、
意外と丈夫な私の体。
毎日そばを食べているせいだろうか。
こんなに働いたことは、
今までなかったなあ〜〜〜。

重ねて、
売り切れでお断りしたお客さま。
本当に申し訳ございません。


→→→人気blogランキングへ

|

« あと十日余りを残す善光寺ご開帳。 | トップページ | 郷愁を呼び起こす?「イカスミ切り」。 »

コメント

“ 限界 ”があるから、いいのですよね。

機械が休みなく作るそばもいろいろ調整すれば、
おいしいのかもしれませんが…。

それでも、手打ちを食べたくなると思います。

10㎏を打つのは大変なことなんでしょうね。

“ほとんど眠らず” 睡眠時間も削っているとのこと。

どうぞご自愛ください。

心のこもった、おいしいおそばを食べにうかがいます。

投稿: 大塚 | 2009年5月27日 (水) 20時35分

大塚さん、こんにちは。

温かいお言葉をありがとうございます。
ご常連の皆様にはご迷惑をおかけしております。

善光寺の御開帳に、
これほどの人が来られるとは思いませんでした。
ましてや、私のような路地裏の店までも。
ちょっと、準備不足だったと、
反省しております。

また、ゆっくりと、お越し下さい。

投稿: かんだた | 2009年5月28日 (木) 06時42分

手打ちの限界、ですか。
食べているだけの人間にはわからないことですね。
10キログラム、ということは10000グラム。スゴイです。
でも、無理をして体をこわさぬよう気をつけてください。
読んでいて、ちょっと心配になってしまいました。

投稿: 所沢太郎 | 2009年5月29日 (金) 01時07分

所沢太郎さん、こんにちは。

ご心配、ありがとうございます。
あと、少しの期間だけですので、
気をつけていきたいと思います。

でも、世の中には、
それ以上のそばを打っているそば屋さんもあるので、
このくらいでは、音をあげられません。
せっかく来ていただく、
お客さまのご期待に応えるべく、
努めていきたいです。

投稿: かんだた | 2009年5月29日 (金) 05時09分

善光寺界隈の蕎麦屋の中には
乾麺を使っているところもあり、
おまけに、おやきや蕎麦でも、
このときとばかりに
値段を吊り上げているところもあり、
そういうのを見てると、
そこまでして儲けたいか~!
商売人としての良心はないのかあ~!
とそんな気持ちになってしまいます。
御開帳終ったらゆっくり昼酒に伺います。
だから倒れないでね~~^^

投稿: のんべえみやいり | 2009年5月29日 (金) 14時33分

のんべえみやいり さん、こんにちは。

なるほど、
門前のそば屋さんは、
商売上手な方々がいらっしゃるのですねえ。

そういうことのできない商売下手な私は、
ひたすら、自分のそばを打つまでです。

またゆっくりお越し下さい。

投稿: かんだた | 2009年5月30日 (土) 04時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« あと十日余りを残す善光寺ご開帳。 | トップページ | 郷愁を呼び起こす?「イカスミ切り」。 »