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2008年10月14日 (火)

健康の門番が酔っぱらっている。

この味は、
まるで蜃気楼を見ているみたいだって、、。
さて、食品の至る所で使われている、
化学調味料の話の続き。

昔から伝わる、日本のおいしいだしの作り方。
昆布とかつをぶしでつくるのだね。
そうやって、こだわって作った、
できたばかりの出汁を、そのまま飲んでみよう。

んっ、なにか魚臭くて、
おいしくないなあ。
いい材料を使ったのに。

ところがこの出汁に、ちょっと塩を加えてみよう。
そうすると、
あれ、あれ、
おいしさが、汁の中に満ちあふれている。
不思議だなあ。

今度は別の料理。
よく締まったジャガイモを、
皮のままザクザクと短冊に刻んで油で揚げてみよう。
ポテトフライだね。

さあ、柔らかくなったら、
油から取り出して、
ちょっとさましてから
そうして、食べてみると、、、、

何か、ぼそぼそしておいしくないなあ。

もう一度、別のジャガイモを刻み、
油で揚げよう。
今度は、揚げたてに、さっと塩を振ってみよう。
そうして、ちょっとさましてから食べてみると、、、

う〜ん、おいしい。

そう、
食べ物のおいしさの、大切なポイントは、
「塩」なんだ。

「塩」は、私たちの体の機能を支える、
大切な要素。
だから、それを取り込むことで、
体全体がおいしいと感じるようになっているのだね。

だったら、
もっと塩をたくさん入れればいいじゃないか。
出汁にもたっぷりと入れてみると、
あれれ、さっきのおいしさはどこ、
しょっぱくて、飲めないよ。
揚げたてのジャガイモにもたくさんの塩をふれば、
やっぱり、おいしいどころではない。

「塩」は私たちの体に必要なものだけれど、
とり過ぎてもいけないのだね。
だから、それを、
足りなくてもいけない、
多すぎてもいけない、
ちょうどいいように、しっかりと見張るのが、
「舌」の役目なのだ。

「舌」は、私たちの健康を守る、
門番のようなものなのだね。

ところが、化学調味料は、
その門番である「舌」を酔っぱらわせてしまう働きがある。
酔っぱらった「舌」は、平気でいつもより多い「塩」を、
軽々と通してしまう。
さらに、その「塩」は、体をほてらせて、
食事への満足感を高めてしまうのだ。

つまり、化学調味料は、
本来しょっぱくて食べられないようなものも、
平気で食べさせてしまう働きがあるのだ。

例えば、
飲んべえの人が好きな焼鳥屋。
通は塩で食うんだい、などといいながら、
レバーと皮を注文。
目の前で焼いてくれる串に、
親爺さん、たっぷりと塩を振りかけて「はい、お待ち。」
う〜ん、塩味が効いてうまいなあ。

実は、この塩、化学調味料がしっかりと入っている。
だから、あれだけ塩をかけても、
しょっぱく感じないのだ。

逆に、化学調味料を使うと、
普通の塩味では物足りなくなってしまう。
だから、どうしても、濃いめの塩味になってしまうのだ。
酔っぱらってしまっている「舌」には、
門番の役目は果たせない。

みなさんも、ラーメンや立ち食いそばを食べた後に、
猛烈に喉が乾くようなことはないだろうか。

私はこう考えている。

人は誰でも、体の中に、丈夫な金庫を持っている。
その中には、「健康」という金塊が貯えられているのだ。
この貯えがあるから、
ちょっとしたことで、病気になったり、元気がなくなったりはしない。

でも、門番がしっかりしていないと、
その「健康」という金塊は瞬く間に盗まれてしまう。
何もなくなって、「え〜え、俺はどうせ貧乏ものですよ」
などと、居直っているうちはいいが、
血圧の薬だ、糖尿の薬だという、健康の借金生活をしなければいけなくなると、
ちょっと辛い。
門番たちをしっかり鍛えて、
体の中に、「健康」の金塊を貯金しよう。

私は、私のそばを食べていただく方に、
チョッキン、チョッキンと、健康を貯めていただきたいのだ。
だから、もちろん、化学調味料は使っていない。

でも、これだけ世の中に溢れている化学調味料。
決して、それが悪いのではなく、
使い方次第なのかもしれない。

んなことで、次回はもう、「まとめ」にしたい、
化学調味料の話。

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