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2008年8月17日 (日)

ジャガイモが、リンゴのように木にぶら下がっている?

さて、引き続き「ジャガイモ」の話。

ある人の話では、
最近の若い人は、野菜をよく知らないそうだ。
いや、そういうより、
野菜が、どのように出来るのか知らないらしい。
だから、ジャガイモも、トマトのように、
茎にぶら下がって出来るものと思っているのだそうだ。

ええ〜〜〜〜っ。
あんぐり、、、、、。

さて、19世紀初めの頃、
イギリス人に土地を奪われたアイルランドの農民たちは、
農場で、イギリス人のために麦を作らなければならなかった。
そうして、自分達のためには、
狭い土地でも収穫が多い、ジャガイモを作っていた。

他の食料を作る手段を奪われた農民たちは、
そのジャガイモに、生活の糧として、
頼らざるを得なくなっていたのだ。

みんなが、同じ品種の、
収量の多いジャガイモを作り、
それを食べて暮らしていたのだね。

ところが、1840年頃、そのジャガイモに、
病気がまん延し、
まったく、穫れなくなってしまった。

そうして、多くの人が、
飢えに苦しむこととなった。

日本でいえば、江戸時代末期。
やはり、天保の飢饉で、
多くの人が亡くなって、十年もしない時代。

当時800万人いたというアイルランドでは、
100万人以上の人が飢えで亡くなったらしい。
さらに、200万人以上の人たちが、
イギリスやアメリカなどの、
他の土地へ移住した。

飢えをなくすために広まったジャガイモが、
今度は、それに依存するあまりに、
あらたな飢饉を作ってしまったのだね。

ちなみに、この時アメリカに移住したアイルランドの人たちは、
今では、アメリカ社会の重要な位置を占めるようになっている。
警察官や、消防士といった、地味な職業には、
このアイリッシュ系の人が多いという。
かの、ジョン・F・ケネディ大統領も、
アイルランドからの移民の子孫だ。

El_libro_de_patata 南米は、
アンデスの山の中から持ち出された食べ物が、
世界の歴史を、大きく動かして居たのだね。

そんなジャガイモについて書かれた本を読みながら、
とりあえず、
飢饉のない社会にいることを、
感謝しなければと思う。

そばも、ジャガイモも、
飢饉を乗り切るために、食べられて来た歴史がある。

「おいしい」からいただけるこの社会に、
ズズーと感謝しながら、
そばを手繰ってみよう。


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コメント

ご無沙汰してます!
ジャガイモが木に…。
弊社Mさんも、似たような感じw
50を過ぎて初めて、茗荷地面から生えてくるのを知ったのでした(爆!)枝の分け目から出てくるんだと思ってたんだって!!!
各言う私も、大豆=枝豆は知っていたけど、=きな粉までは知りませんでした(汗)未熟者デス;;

投稿: Jun | 2008年8月27日 (水) 10時01分

Jun さん、こんにちは。
なるほど、茗荷ですか。
落花生が土の中に出来ることも知らない人も多いし。
いや、世の中、目に見えないことが、
たくさんありますね。
私も、偉そうなことは言えません。

投稿: かんだた | 2008年8月27日 (水) 12時10分

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