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2008年8月31日 (日)

本日は野菜の日

語呂合わせということで、
8月31日の今日は、
831(ヤサイ)の日なのだそうだ。

野菜の業界団体が、
そのように定めたらしい。

そういう業界に依ると、
生鮮野菜の消費量は、年々減っているそうだ。
メタボリック・シンドロームやダイエットブームで、
野菜が注目されていると思っていたら、
実際に、食べる人は、
そんなに多くなっていないようだ。

野菜を食べるというと、
多くの人が思い起こすのがサラダ。
たっぷりとドレッシングをかけて、
サラダを食べて、
さあ、野菜を食べたつもり、、、、、、
でも、
サラダって、
野菜を摂るには、
すごく効率の悪い食べ物なのだ。

お皿一杯のレタスやキャベツのサラダも、
茹でてみれば、ほんの一握り。
意外と、量を食べていない。

それよりも、茹でた野菜を。
特に緑や赤、黄色の色の濃い野菜は、
カロチンをたっぷり含み、
身体の免疫力を高めてくれる。

最近の調査では、
日本人は、ヨーロッパ人に比べて、
野菜、そして、植物繊維の摂取量が少ないそうだ。
昔は、たっぷりと、植物繊維を摂っていたのにね。

Yasai かんだたは、夏野菜の収穫のまっさかり。

カボチャ、ニガウリ、長ナス、丸ナス、善光寺キュウリ、モロッコインゲン、オクラ、万願寺ししとう、サラダからし菜、サニーレタス、モロヘイヤ、青じそ,ミョウガ、などなど。

自家製の野菜の料理を、メニューにも取入れている。
そばと一緒に、そんな野菜と一緒に召し上がっていただきたい。

そばは長寿食、健康食。
そうして、自家製の野菜を召し上がっていただき、
さらに、健康に長生きをしていただきたい。

えっ、
あんまり、長生きされては困る人がいるって?
それはねえ、、、、。

昔から、言うでしょう。
憎まれっ子世にはばかる。
意地悪じいさん、意地悪ばあさんになることも、
健康と長寿の秘訣なのかもしれない。


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2008年8月28日 (木)

今年の新そばは?

さて、やがて、8月が終わり、
暑かった夏も去ろうとしている。

今年は、かなりの猛暑だったようだ。
ここ長野だって、
いつもなら夜になれば気温が下がるのに、
日が暮れても、蒸し蒸しするような日が続いた。
電気代の請求書が届けば、
さらに、暑さを実感することになるだろう。

そうして、今頃気になるのは、
今年のそばのでき具合。

国産のそばの、
40パーセント以上を生産する北海道では、
今のところ順調に育っているらしい。
今年は、台風もなく、
特に、異常な風も吹かなかったからだ。

去年は、9月に入ってからの長雨に悩まされ、
大幅に収穫が遅れたが、
今年は、逆に収穫が早まりそうで、
「新そば」が早くから出回るかも知れない、、、
、、との噂。

大豆への転作などで、
そばの栽培面積がわずかに減っている北海道だが、
また、充分な収量が、
そして、質のいいそばができるといいと、期待する。

さて、長野辺りでは、
先月下旬から今月初めにかけて、
そばが蒔かれたはずだ。

ところが、お盆の頃、
ある地域でヒョウが降ったらしい。
おかげで、そばを、慌てて蒔き直したそうだ。
あらら、農家の人も大変だ。
えっ、あの有名なそば屋さんの、
契約農家の話だって!

日本の南の地方では、
今頃、秋そばの種まきという所もあるかも知れない。
今年も、たくさんのそばが穫れますように。

さて、新そばは、いつ頃になるだろうか。
新そばといっても、はな垂れ小僧では困る。
きちっと、生意気な、
新そばの届く日を楽しみにしていよう。

とはいっても、
今頃のそばだって、捨てたものではない。
この季節のそばには、この季節の味わいがあるのだ。

そんな話を、今月のメールマガジンに載せてみた。
よかったらどうぞ。

「かんだたかんだそばかんだ、そば屋の楽しみ方。」 第42号。
「夏のそばを「まずい」とは呼ばせない。」


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2008年8月26日 (火)

そば打ちをいつまで続けられるか?

北京オリンピックが終わった。
私は、まったく競技を見る時間はなかったけれど、
数々のドラマがあったようだ。
お盆の忙しい時期で、
せいぜい私は、
新聞でチェックする程度。

その中で、気になった記事。
競泳女子50メートルで、
アメリカのダラ・トーレスが、
トップとの差、わずか0秒01で、
銀メダルを取ったという。

彼女は1984年のロサンぜルスオリンピックで、
リレーで金メダルを取って以来、
北京は5回目のオリンピック。
年齢は41才。
2歳になる子供がいるという。

私も、若い頃、水泳の競技に関わっていたが、
昔は、特に女子は、記録のピークは、
十代後半だと言われていた。

それが、41才になっても、
世界のトップレベルを保っているのだ。

彼女は、二回も、水泳を引退したのだが、
また戻って来た。
トレーニング方法が研究されているとはいえ、
並みならぬ精神力が必要なことだろう。

今は、一流と言われる選手たちの寿命が延びているそうだ。
今回銅メダルを取った、背泳の中村礼子。
彼女だって26才。
これは、大いに褒められる記録ではないだろうか。

陸上のリレーで銅メダルを取った朝原宣治も、
なんと36才。

ううん〜〜ん。
年齢にとらわれず、がんばっている人はいるのだ。

そば打ちだって、
肉体との戦い。
一種のスポーツと同じ。
充分に身体を鍛え、養生し、
長い間打ち続けられるように努めなければ。

んっ、ちょっと、オリンピックとは、
レベルが違うかも。


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2008年8月24日 (日)

モロヘイヤそばの日

本日はモロヘイヤそばの日。
天気の悪い中を、皆さん、
お越し頂き、ありがとうございました。

Morojeiya あれあれ、
ちょっとブツ切れになってしまった。
前回はこんなことはなかったのに。

ちょっと、
加えるモロヘイヤの量が多かったかも。

それでも、
もちっとした食感。
春の緑とは違う、
夏の濃い緑の色を楽しんでいただいた。

Morojeiya2 七月の下旬の、
畑のモロヘイヤ。
今では腰のあたりまで伸び、
切っても切っても、
次から次へと新芽を出している。

その逞しい力を、
そのまま頂くのだね。

なんでも、ビタミンB2は、
ほうれん草の20倍、
カルシウムは7倍もあると言われている、
栄養価の高い野菜なのだ。

そんなモロヘイヤを食べて、
残り少ない夏を乗り切ろう。

懲りずに、9月の月末の日曜日には、
菊の花を打ち込んだ「菊花そば」の予定。
ご期待を。

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2008年8月19日 (火)

木鉢の汚れで、技量が分かる。

やっと、お盆が過ぎ、
夜には涼しい風が吹くようになった。
でも、まだまだきつい日中の熱さ。

暑さの中で、
ますます気難しい「そば粉」を相手に、
冷房の効かないそば打ち場で、
じわっと湧いてくる汗を退けながら、
しかっりとそばを打ち続けている。
この時期こそ、
しっかりとね。

実は、夏は、
そばの打ちやすい季節。
流れ出る汗を除けば、
けっこうそばが、
まとまり易いのだ。

でも、そこに落とし穴が。

味や香りは変わらなくとも、
んっ!
食感が水っぽい。

そんなそばにしないために、
しっかりと、しっかりと、
仕事をしなくては。

そんな、季節だからこそ、
私が、気を付けているテーマ。
打ち終わった捏ね鉢が、
きれいであること。

これが難しい。

Kukuri 「木鉢での仕事が、一番大切」
と言っておられた、
東京のある老舗のご主人。

「木鉢の汚れを見れば、
その人の技量が分かります。」

などと、
怖いことをおっしゃっている。

ううん、私なんぞまだまだなあぁ。

ともすれば、
水回しも、こねも甘くなる今の季節。
それを、夏を迎えたそば粉のせいにしてなるものか。
この暑い季節こそ、
シャキッとしたそばを作らねば。

えっ、去年も同じことを言っていた?

ええい、この暑さを乗り切るためには、
何度でも、同じことを言うぞ〜!

暑さに負けず、そばをしっかりこねよう。
そして、木鉢を、
きれいに打とう。

って、
かなり裏のはなしだったようで。


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2008年8月17日 (日)

ジャガイモが、リンゴのように木にぶら下がっている?

さて、引き続き「ジャガイモ」の話。

ある人の話では、
最近の若い人は、野菜をよく知らないそうだ。
いや、そういうより、
野菜が、どのように出来るのか知らないらしい。
だから、ジャガイモも、トマトのように、
茎にぶら下がって出来るものと思っているのだそうだ。

ええ〜〜〜〜っ。
あんぐり、、、、、。

さて、19世紀初めの頃、
イギリス人に土地を奪われたアイルランドの農民たちは、
農場で、イギリス人のために麦を作らなければならなかった。
そうして、自分達のためには、
狭い土地でも収穫が多い、ジャガイモを作っていた。

他の食料を作る手段を奪われた農民たちは、
そのジャガイモに、生活の糧として、
頼らざるを得なくなっていたのだ。

みんなが、同じ品種の、
収量の多いジャガイモを作り、
それを食べて暮らしていたのだね。

ところが、1840年頃、そのジャガイモに、
病気がまん延し、
まったく、穫れなくなってしまった。

そうして、多くの人が、
飢えに苦しむこととなった。

日本でいえば、江戸時代末期。
やはり、天保の飢饉で、
多くの人が亡くなって、十年もしない時代。

当時800万人いたというアイルランドでは、
100万人以上の人が飢えで亡くなったらしい。
さらに、200万人以上の人たちが、
イギリスやアメリカなどの、
他の土地へ移住した。

飢えをなくすために広まったジャガイモが、
今度は、それに依存するあまりに、
あらたな飢饉を作ってしまったのだね。

ちなみに、この時アメリカに移住したアイルランドの人たちは、
今では、アメリカ社会の重要な位置を占めるようになっている。
警察官や、消防士といった、地味な職業には、
このアイリッシュ系の人が多いという。
かの、ジョン・F・ケネディ大統領も、
アイルランドからの移民の子孫だ。

El_libro_de_patata 南米は、
アンデスの山の中から持ち出された食べ物が、
世界の歴史を、大きく動かして居たのだね。

そんなジャガイモについて書かれた本を読みながら、
とりあえず、
飢饉のない社会にいることを、
感謝しなければと思う。

そばも、ジャガイモも、
飢饉を乗り切るために、食べられて来た歴史がある。

「おいしい」からいただけるこの社会に、
ズズーと感謝しながら、
そばを手繰ってみよう。


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2008年8月14日 (木)

ジャガイモは、トリュフの仲間?

さて、ジャガイモの話。

ジャガイモの原産地は次のうちのどこだろうか。
9.5秒以内にお答え下さい。

1、ヨーロッパ北部
2、南米アンデス地方
3、東南アジア
4、中国西部
5、北海道

チ〜ン。

ジャガイモが最初にヨーロッパに伝わったのは、
16世紀は半ば頃だったと言われている。

最初に持ち込まれたスペインでは、
これを、なかなか、食べ物とは認めなかった。
芽や、緑化した芋を食べて、
中毒を起こした人も居たのかもしれない。

やがて、聖書には載っていないので、
「悪魔の植物」と呼ばれるようになったという。

続いてフランスにも伝えられたが、
土の中に出来るというので、
キノコの一種と考えられていたようだ。
ほら、考えてみれば、
トリュフに似ているでしょう。
でも、そういわれても、
トリュフを、丸ごと食べたことがないもんで、、、。

こうして、各地に、
珍しい植物として伝わっていったようだ。

でも、それが、食べ物として、
認められるようになったきっかけは、
やはり、飢饉だった。

ドイツや東欧の山間部では、
飢饉の時の食べ物として、そばが栽培されていたらしい。
それが、このジャガイモに、取って変わっていった。

そりゃあそうだ。
ジャガイモの方が、はるかに収穫量が多い。

江戸時代末期の蘭学者、高野長英の考えた、
飢饉を救う二つの食べ物、「そば」と「じゃがいも」。
ヨーロッパでも、同じような状況だったのだね。

さて、王様たちは、民に、
飢饉に強い、ジャガイモを植えるように勧めるが、
なかなか、気味悪がって普及しない。

そこで、ある策を考えた人が居た。
ジャガイモ畑を厳重に囲い、
見張りの兵を立たせたそうだ。
周りの民たちは、
見張りが付くのなら、よほど貴重なものに違いない、
そう思っていた。
ところが、あれれ、夜になれば見張りはいなくなるぞ。
それなら、ちょっと失敬してやれ。
そうして、夜になると、みんな盗みに入る。
いつのまにか、周りにジャガイモ畑が増えていったそうだ。

ちょっと、眉唾なお話。

そういう努力の甲斐があって、
ヨーロッパでは、18世紀頃には、栽培が盛んになったらしい。
特に一部の地域では、
重要な食物となり、
そこに住む人たちの口を支えるようにまでなったのだ。

そして、本来は、飢餓を救う植物だったはずのジャガイモが、
あらたな飢餓を生み出すことになる。
俗に言う、「アイルランドの悲劇」。
この食べ物が、実は世界の歴史に、
大きな影響を与えていたのだね。

という話は、次の期会に。

えっ、
ジャガイモの原産地?

2、南米のアンデスが正解。

アンデスの標高3千メートル前後の高地で、
毒のある野生種を、長い時間かけて無毒化して、
栽培されていた。
コロンブス以降、
南米に侵入して、インカ帝国を滅ぼしたスペイン人が、
ヨーロッパに伝え、それから世界に広まっていったそうだ。

今では身近な野菜だけれど、
それまでに、長い道のりがあったようだ。


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2008年8月11日 (月)

飢饉を乗り切るもう一つの作物。

宮沢賢治の作品に
「グスコーブドリの伝記」というのがある。

その中で、主人公が世話になっていた農家で、
稲に見立てたオリザという作物が、
赤い斑点ができて、枯れてしまったことがあった。
病気になったのだ。

慌てて、そのオリザを刈り、
そばを植えて、その冬はそばばかり食べて過ごしたそうだ。

昔から、農作物は、
気候の変動や、病気のまん延などに悩まされて来た。
作物が採れないということは、
ほんのちょっと前の時代までは、
飢饉であり、人の生死に繋がる問題だった。

農業技師であった宮沢賢治は、
そういう、「飢え」のない世界を、
その作品の中で夢見ていたのだろう。

江戸時代にも、
何度も、気候変動による不作があり、
食べるものがなく、多くの人が亡くなった。

この不幸をなくすために、
さまざまな努力がなされた。

例えば、江戸時代半ば、
将軍吉宗の時代に、
青木昆陽が、サツマイモの栽培を試みている。
長崎から伝わったばかりのこの芋を、
茨城や千葉で栽培し、
その栽培法を民衆に広めた。

さて、江戸時代は終わりの頃。
その天才的なひらめきの故、
かえって波乱に富んだ人生を送った、
高野長英。

シーボルト門下では、
オランダ語の能力は、
群を抜き出ていたそうだ。

その人が考えた、
飢えに備えるための作物。
「救荒二物考」という書物に、
栽培法から、調理法まで、
詳しく書かれているらしい。

気候の変動に左右されることなく、
簡単に、早く収穫できるもの。

高野長英は、その一つとして、
「そば」をあげた。
これならば、米が不作の徴候を見せてからでも、
植えることができる。

そうして、もう一つは、、

なんだ、私にだってできる簡単な作物じゃないか。

そう、今では当たり前の食べ物
「ジャガイモ」を勧めたのだね。

Patata サツマイモと同じように、
長崎から入って来たのだが、
普及はだいぶ遅れたようだ。

このような、芋に、
なじみのない当時の人々に、
いかに、飢饉のための食べ物といっても、
なかなか、受け入れられなかったようだ。

しかしながら、
このジャガイモ。
後の日本の発展のためにも、
多くの役割を果たしたらしい。

さすが高野長英、
先見の明はあった。

しかしながら、
多くの人を飢えからすくった、
「そば」と「ジャガイモ」。
世界の歴史から見ても、
面白い話が、いっぱいあるんだね。

ということで、
しばらくは「ジャガイモ」の話。

今は、日本は石油飢饉になっているけれど、、、
先日の、自宅の灯油代の請求書を見て、
あぜん、、、、、、、!

きっとコウイウ時には、
お上が何かやってくれるよねっぇ。
ええっ!
なにもしないのぉ!!!!!


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2008年8月 8日 (金)

高野長英は幕末の蘭学者。

江戸時代の終わり頃に、
高野長英と言う蘭学者が居たそうだ。

蘭学者といっても、
花を研究したわけではない。

阿蘭陀と書いてオランダ。
つまり、当時、西洋との唯一の窓口であった、
オランダの言葉と、
西洋の事情に通じた学者のことのようだ。

高野長英は、
岩手出身ながら、
長崎のシーボルトの元で学び、
その成績は、抜群だったそうだ。
多くの翻訳や、執筆を行い、
当時の幕末の志士たちに、
大きな影響を与えたと言われている。

でも、この人の人生は、
まさに波乱に富んでいる。

江戸に塾を開き、
多くの門人を受け入れるが、
当時度々やって来た外国船を、
打ち払う幕府のやり方に、
ちょっと文句を言っただけで、無期投獄。

こりゃあ、たまらんと、
放火をさせて、ろうを脱獄。
以後各地を転々とするが、
最後は、江戸で、医者をひらく。

薬品で、顔を焼き、
別人に見えるようにしたという。
しかし、その見立ての正確さの評判が仇。
最後は、奉行所の捕り物に囲まれ、
自害したのだか、殺されたのだか。

あわれ、時代の風雲児。

この高野長英、
実は、そばの栽培を進める本を書いているのだ。
その名も「救荒二物考」。

そばならば、生育が早いので、
飢饉の時の食べ物として、
大いに推賞すべし、
ということらしい。

群馬で、早そばというものに出会い、
これならば、暖かいところならば、
年に二、三回栽培できるとして、
そばの栽培をすすめたそうだ。

その、料理法まで、詳しく説明したという。
中には、そばを使った、
「ビイル」の作り方もあるらしい。

これは、「そば」とはいいながら、
江戸の町中で流行っていたそばとは、
別の目で、語られたもの。
当時は、飢饉が、
切実な問題であり、
とりあえず、飢えをしのぐための作物づくりが、
大切なことだったのだろう。

その、飢えを防ぐために、
高野長英は、
栽培し易い二つの食物を提案したのだ。

一つは「そば」
これは、痩せた土地でも栽培できる。
さて、もう一つは?
時代は江戸時代末期、
さて、なんだろうなあ。


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2008年8月 5日 (火)

夏の草の香りのするそば。

夕方になって激しい雨。
でも、ほんの一瞬。
これで涼しくなるのかと思ったら、
かえって、蒸し暑くなってしまった。

そんな、不安定な天気の中、
皆さん、ご来店ありがとうございます。
本日は、恒例の「十割そばの夕べ」。

さて、本日の出し物は、
こちら。

Sisogiri2 普通だったら、ミキサーを使って、
撹拌するところだけれど、
今回は、きれいなホシに散りばめたかった。

だから、堅い部分を取り除き、
ひたすら包丁で叩いた。

ひたすら、叩いた。

前の日に、しっかり包丁を研いでおいた。

そうして、まな板が緑に染まるぐらいシッカリと叩いた。
そのおかげで、打ち込んでみると、
このような、きれいなホシとなって、散らばった。

私の畑で、無農薬で育てたものだ。
と言えばかっこいいけれど、
正直をいえば、毎年、畑のある一角に、
勝手にはえて来るのだ。
あまり自慢したものではない。

でも、たくさん穫れるこの時期は、
単なる料理の飾りではなく、
キュウリの漬け物に使ってみたり、
炒め物に入れてみたりと、
料理そのものになったりする。
これの醬油漬けなんぞは、
この暑い季節の食欲増進に、ぴったりなのだ。

Sisogiri そばにしてみれば、
更級の白に浮いて、
なかなか品がいい。

食べてみれば、
皆さんが言う。
「う〜ん、
 夏の香りだねぇ。」

これはいい。
量を多くすると、
青臭くなってしまうのが心配だったが、
ちょうどいい分量だったようだ。

そば打ちは、難しくなく、
かえって、しっかりとした生地となる。
今回の「青しそ切り」。
更級の甘さも引き出し、
おおむね好評だったようだ。

さらに、今回は、
十割そばの方も一工夫。

Genbiki から付きの玄そばを、
ミルミキサーで粉にして篩い、
そばに打ち込んでみた。

湯ごねにして、
しかも、
喉越しをよくするために、
軟らかめの生地で練り、
細打ちにしてみた。

これが意外な食感。
「今までに食べたことのないそばだねえ。」
って、褒められたのだか、どうだか、
よく分からないお言葉。

しかしながら、
ただの十割では、
ちょっと物足りない今の季節。
こんなことをやって、遊んでみるのも面白い。

いや、私は、面白いけれど、、、、。
お客さまは、、、、、?


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2008年8月 3日 (日)

夏祭りの季節

昨夜は、長野の町中では、
恒例の夏祭り「びんずる祭り」が行われた。
私は、未だ持って、このびんずる祭りをよく見たことがないのだが、
会社やサークルなどが、さまざまな連を作って、
車を閉め出した通りで踊るらしい。

新聞に依ると、
一万一千人が、この踊りに参加したそうだ。

「かんだた」は、その踊りが行われる中央通りから、
少し入って、右に曲がって、
さらに右に曲がった突き当たりの、
薄暗がりの中の蔵だから、
その祭りの喧騒も届かない。

昨日は、コースのご予約の方が、
二組ほどあったので、
静かに召し上がっていただくために、
「満席」とさせていただいた。

せっかく来られた方、
申し訳ございません。

といっても、
ご常連の方々は、
一階のカウンターは空いていることを知っておられるので、
静かに入られて、
こちらの手間の合間を見計らって注文をしていただける。
「かんだた」はいいお客様に恵まれているなあ。

その、お客さまのお話。
歩道は人がいっぱいで、
歩くことができないぐらいだったそうだ。
遅くなって来られた、群馬からおいでのお客さま。
「いやあ、長野は、活気があっていいですねえ。」
いえいえ、昨日一日だけの話。

私が仕事を終えた頃には、
表通りは、ほとんど人が歩いていない。
そんな人出があったなんて、
外から遮断された店の中にいると、
まったく想像ができないのだ。

でも、今日の朝の6時。
スタッフの人や、踊りに参加された連の代表者の方々で、
一斉に、町中の掃除が行われていた。
眠い目をこすりながら、
夕べの興奮の余韻をまだどこかに残しながら、
路上のゴミを拾い集めていた。

ひょっとして、
このお祭りで、一番美しい光景ではないだろうか。

普段は静かな中心部も、
ほんの一瞬、
お祭りの嵐が通り過ぎたようだ。
でも、一万人以上の人が踊るなんてすごいねえ。

と思っていたら、
同じ日に松本でも似たような祭りがあって、
なんと、2万6千人が踊ったんだって。

まあ、数が多ければいいという話ではない。
せっかくの善光寺のお膝元、
せめて、質で認められるようにしたいものだ。

私の店も、お客さまの数ではなく、
そのお、お客さまの、し、し、し、、、、。
その前に、店主の質を高めろって!
ごもっとも。

月遅れのお盆の、13日から15日にかけては、

善光寺の本堂の前で盆踊りが行われる。

こちらにも、御参加を。


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2008年8月 1日 (金)

夏は細めに、冬は太めに。

我が家の猫は、
夏はまことに貧弱な姿をしている。
もともと痩せている猫ではあるが、
毛が抜け落ちると、
かなり細い身体に見える。

その身体で、どたっと音を立てて、
フローリングの上に倒れ込み、
「おい、この暑さをなんとかしてくれよ。」
という顔で、こちらを睨むのだ。

そのくせして、
寒くなれば、毛がふんわりとしてきて、
丸っこく見えるのだから不思議なものだ。

さて、猫とは関係のないそばの話。
そばも、夏は細くなるのだ。

いやいや、猫のように、
そばが勝手に細くなるわけではない。

昔のそば屋さんからの言い伝え。
そばは夏は細目に、
冬は太めに打つ方がいいとのこと。

食欲の落ちる夏は、
細めのそばの方が食べ易い。
だから、心持ち、細めに打った方が、
お客様に喜ばれるというのだ。

ついでに言うと、
そば汁も、夏は少し濃い目にする。
この暑さの中では、
自然と、味の濃いものを好まれるようだ。

なるほど、
人の感覚というものは、
季節によって変わるものよう。
それに合わせて、
微妙に味を変えることが大切なんだね。

そこまで、
食べる人のことを考えて、
そばを作るべきなのだろうなあ〜。
まだまだ、気の回らない私。

猫は、夏には細くなるけれど、
人間は、、、。
でも、皆さん、「大盛り」「二枚重ね」と、
よくお食べになられる。
ガソリンが上がって、
財布が細くなった方は多いそうだが。


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