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2008年7月13日 (日)

製麺機の最大の欠点

以前に、手打ち風製麺機の展示会に行ったことがある。
そこで、見せた貰ったそば打ちの光景に、
驚いてしまった。
まさに、手打ちの工程を、
そのまま機械が行っているのだ。

ミキサーでまとめられたそば粉を、
捏ねるのだけは、人間の手でするのだが、
以後、丸のしから、角だし、
麺棒に巻き付けての本のしまで、
正確に機械が再現してくれる。

従来の機械のように、
強い力で伸ばすために、
表面に水が浮いて、
テカテカと光ることもない。
多少、柔らかい生地でも、
ちゃんと麺に仕上げてくれる。

これならば、機械打ちの欠点である、
茹で時間が長くなることもないだろう。

特に驚いたのは、
まったく無駄がでないことだ。
そばの生地は、
きれいに四角に伸ばされ、
そのまま畳んでカッターにかければ、
練ったそば粉の、
ほぼすべてが麺になってしまう。
それも、きれいにそろった、
しっかりと角の立ったそばなのだ。

あんな機械を見せられると、
なんで、苦労をして、
手打ちをしなければならないのかと思ってしまう。

せめて、
端の端まで、
無駄のないようなそばづくりに励まなければ。

Nosi 伸した生地の端をそろえるのは、
思いのほか難しい。
そば生地の厚みとボリュームを計算しながら、
最後の端が、
きちんと揃うように延ばしていく。

生地なりに延ばしたのでは、
長さが揃わず、
無駄を出すことになる。

あの機械はどうして、
端まできれいに揃えて延ばすことが出来るのだろうか。

機械は、どんどん、進歩している。
こういうタイプの製麺機を使った、
「こだわりそば店」もできているそうだ。
やがて、「手打ち」などは、
過去の笑い者になる時代が来ることだろう。

でもね、
でも、
機械には、
やっぱり、欠点があるのだ。

だから、「かんだた」は、
手打ちを続けるより他はないのだ。

えっ、何かって?
だって、
そういう機械の値段は高い。
貧乏な「かんだた」は、
逆立ちしたって、そんな機械は買えないのだ、、、、。

って、別の問題かもしれないが。


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コメント

はじめまして

実家が手打ち蕎麦屋です。
以前(25年ほど前)大阪のある店でそばを頼んだところ、手打ち風製麺機の蕎麦が出てきました。
その当時のものは、不揃いに切った蕎麦が出てくるという、トンデモナイ代物でしたが、実際にその機械を買ってそばを出している店に驚きました。

しかし、時代は変わって、手打ちを機会が忠実に再現するようになるとはビックリします。
この記事を書かれた時から時間だ経っておりますが、普及しているのでしょうか。

投稿: ゆうき和尚 | 2021年12月 6日 (月) 11時00分

ゆうき和尚さん、こんにちは。

コメントをいただきありがとうございます。
最近は展示会に行っていないので、
製麺機が進歩したかどうかはよくわからないのですが、
カタログでは、それほどの変わりはないようです。
でも、だいぶ普及していることは確かなようです。
大型店でも、角の立った、質の良いそばが出されるようになっていますものね。

むしろ、驚いているのは冷凍の技術です。
茹でたそばを、瞬時に冷凍できるそうです。
そのまま冷水で解凍すれば、
ほぼ、茹でたてのそばを味わえます。
冷凍臭や、穴あきもありません。
技術はどんどんと進歩していて、
手打ちは、取り残される一方ですね。

投稿: かんだた | 2021年12月 6日 (月) 18時09分

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