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2008年6月12日 (木)

サバの缶詰が売れる季節。

六月も中旬になり、
長野を取り囲む山々の緑も、
だいぶ濃くなって来た。

この季節に、食料品店では、
あるものが、たくさん売れる。
スーパーでも、目立つところに積んであるし、
国道沿いのコンビニにも、山と置かれている。

それは、「サバの水煮」の缶詰。

Sabakan これはどうも、
長野県でも、
北信地方と呼ばれる、
ここ、長野市周辺だけの習慣らしい。

とにかく、六月は
このサバ缶がよく売れるのだ。

海のない地方で、
新鮮なサバが手に入らないから、
缶詰のサバで我慢しているわけではない。

缶詰のサバでなくてはいけないのだ。
通に言わせると、
新しいものより、
2年ぐらいたった、缶詰の方がいいという。
へえ〜。

地元の人は、もちろんご存じだろう。
「今年はもう、サバ缶を食べたかい?」
なんて、聞かれるのだから。

実は、この季節に高い山で採れるのが、
ネマガリダケの竹の子なのだ。

Nemagari 雪深い高山の急斜面を、
ビッチリと覆っているネマガリダケ。
その、竹の子の季節。

いったい、
誰がいつ頃から始めたのか知らないが、
この竹の子を、サバ缶とともに煮るのが、
この地方の食べ方なのだ。

この竹の子の、
ちょっと、アクっぽくて、
淡白な味と食感が、
サバ缶のサバ入りの味噌汁に、
とても良く馴染む。
もう、これ以外の食べ方はないだろう、、というくらい。

以前は、誰でも山に入って採れたのだが、
今は、規制がかかって、自由に採れる場所が少なくなってしまった。
でも、山に、鍋とサバの缶詰を持っていって、
採ったその場で煮て食べるというのは、
最上の楽しみだったそうだ。

そうして、この、サバ入りの竹の子汁を食べた後は、
そばをズズッと手繰るのが、よく似合う。
だから、竹の子狩りの後のそば屋は、
大混雑になる、、、という習慣は、
まだ、
未だに、
根付いていないようだ。


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