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2008年5月20日 (火)

地球は黄色い大地。

今日は、わざわざ東京から来ていただいた、
うれしいお客さま。
以前に一度だけいらっしゃっただけなのだが、
いろいろと、お手紙などをいただいている。

先日は、中国は敦煌からお手紙をいただいた。
中国には詳しく、何度も行かれているそうだ。

今回の旅の一コマを、少しだけ聞かせていただいた。
ええと、
敦煌、西安、蘭州?
どこにあるのだろう。

P1010001 さっそく、地球儀で確認。
って、
百円ショップの地球儀には、
そんなところまでは載っていない。

地図帳を開いてみると、
なるほど、なるほど、
今、地震で話題になっている四川省とは、
また、かなり離れているところ。
中国って、広いんだね。

敦煌のあたりでは、もう、砂漠に囲まれているそうだ。
そういう水の少ない地域でも、育つ作物があり、
多くの人たちが暮らしているのだ。

地図を見ているうちに、思い出すことがある。
私が初めて、日本以外の、外国の土地を見たのは、
この中国の土地だった。

もう、かれこれ、30年も前になるだろう。
やだねえ、年寄りっぽくて、
30年も前のこと話すのだから。
そのころは、一ドルが250円ぐらいした時代。
ヨーロッパに一番安く行く飛行機が、
南回りのパキスタン航空だった。

しかも、週に一、二回、中国経由で、
ヒマラヤの上を超えていくフライトがあった。
迷わず、それに乗ったのだ。

日本から飛び立って、
冬とはいえ、緑豊かな九州の上を過ぎて、
やがて、大陸に近付く。
そうして、黄河の河口付近から、北京へと向かう。

初めて見た、中国の大地は黄色かった。
まさに、黄土色の絵の具を流したようだった。
飛行機の窓にへばりつくようにして下を見ていた私は、
大地の色がこんなにも違うものなのかと、
驚くというより、唖然としていた。

北京から、イスラマバードへ向かう窓からも、
えんえんと、黄色い大地が続いていた。
やがて砂漠に入り、美しい風紋が、
夕日に照り輝いていた。
残念ながら、ヒマラヤを超えたのは、もう夜になっていたので、
山を見ることができなかった。

でも、この時、飛行機から見た光景は、
はっきりと覚えている。
冬だとはいえ、緑一つない、
黄色い大地が、途切れなく続いているのだ。

茶色い、いや、黒っぽい湿った土と、
豊かな緑に包まれた日本の国土は、
世界から見れば、とても恵まれているのかもしれない。
そうして、とても貴重な存在なのかもしれない。

背の低いオリーブしか育たない、スペインの丘陵地帯。
円形に灌漑されたところだけが、緑の作物の育つメキシコの農場。
世界は乾き、大地は黄色い。
絵の中で、土を茶色に塗るのは、
日本で育った子供ぐらいなのかもしれない。

私達は、そういう、日本にしかない、
貴重な恵みを受けているんだね。
もちろん、黄色い大地にも、それなりの恵みはあることだろう。
でも、それは、また、私達の感じるものとは、
微妙なところで違うのかもしれない。

お客さまと、中国の話をしていたら、
つい、そんなことを思い出してしまった。

日本の大地の恵みに感謝して、
季節の作物をいただこう。
そうして、豊かな、清浄な水に恵まれてこそできる食べ物、
そばを、ズズッっと手繰ろう。


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