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2008年4月30日 (水)

腰痛にならないために。

長い時間、パソコンの前で仕事をする方は、
その、姿勢や、キイボードの高さを調整するだけで、
ずいぶんと疲れ具合が違うそうだ。

キイボードを打つだけなら、
たいして力はかかっていないと思いきや、
肩や肘、手首には、思わぬ負担がかかっているらしい。
負担のかかる姿勢を長くやっていると、
何かしらの故障が生じてくる。

何ごとも、長時間の仕事は、
まず、身体に無理のかからない姿勢、態勢、道具の配置が大切。

私なんか、このブログを書くためにパソコンに向かっていると、
手がしびれ、頭がボーとして、
仕方なく、アルコールで治さなければならないのだ、、、。

そんなことで、
そばを打つ台の高さも大切。

居酒屋でそばを打っていた時に、
何回も高さを替え、
やっと今の高さで落ち着いた。
何しろ腰痛持ちの私。
特に腰には負担をかけたくない。
わずか、1センチ低くしただけで、
そばを打つのが楽になったりする。

本で読んでみると、
立ってみて、小指の付け根の高さがいいとか、
手を伸ばして、両手がぴったり着く高さがいいとかいう。

自分なりに、
使い易い、無理のない位置を決めること。
たいしたことではないけれど、
これも、職人の技の一つ。
長くムラのない仕事をするために大切なことなのだろうなあ。

最近よく聞かれる、そばを伸ばすコツ。
それは、いろいろな動物になり切ること。
前のブログをどうぞ。

そばの伸しは四六のガマ

忙しくても、猫の手は借りたくない。


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2008年4月28日 (月)

打ち板にも職人の技。

店を始める時に、
知り合いの大工さんに、
そばの打ち台を作ってもらうように頼んだ。

その大工さんが聞く。
「打ち台の板は、何を使おうか。」

「う〜ん、堅すぎず弾力のある木。
 本には、カツラが一番いいと書いてあるけれど、
 ちょっと、高そうだなあ。」
と、答える私。

「カツラか、これだけの大きさのカツラの板というと、
 なかなかないね。」
と、つれない返事。

でも、大工さん、
思い出したように言う。
「ひょっとしたら、作業場に積んであるかもしれないな。」

天井のチェーンブロックを、
何回もガチャガチャと引きながら、
取り出して来た板。
がっちりと厚みがあるが、
薄汚れた板。
それに、ちょっとしなっている。

「これがカツラだ。
 何かの機会に、とっておいたんだ。
 幅がないので繋ぐようになるけれど、
 なんとか、間に合う大きさだ。」

ええ、この汚い板がカツラ。
おまけに、ちょうど真ん中に、節があって、
ポコッと穴が開いている。

「大丈夫、任せておけって。」
と言う大工さんの言葉を信じて、
その、けば立った板で、打ち板を作ってもらった。

Utiita そうして、出来上がったら、まったく見違えてしまった。
裏面にホゾを切り、しなりを止めてある。
そして、節の部分も、しっかり、継ぎ当てをされている。
三年以上も使っているけれど、狂いもない。
ああ、職人の技と言うのは、こういうことなのだなと、この穴継ぎを見るために思うのだ。

私も、もっともっと、しっかりとした、仕事をしなければ。
このカツラの打ち板が、しっかり私を見張っている気がする。
節目のある打ち板なんて、めったにないのだから。


 

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2008年4月26日 (土)

打ち板はカツラ

大騒ぎだった、長野市で行われた北京オリンピックの聖火リレー。
なんとか、終わってほっとしたところ。

Himerinngo 中国人留学生たちが溢れて居た歩道は、
今は、静かになり、
ヒメリンゴの花が、かわいく咲いている。

今回は、チベット問題へのアピールや、
厳重な警備が話題になった。

でも、
忘れないでいただきたい。

この聖火リレーには、
商店街の人々はじめ、
さまざまなお手伝いをした、
多くの善意のボランティアの市民がいたことを。
思想信条はともかく、長野の地元のために、
「こんなことになっちゃって、、、。」
と言いながら、
自分の役割を果たした人たちの居たことを、
忘れないでいただきたい。

って、私は何もしなかったけれど。

Katura 表参道の街路樹のカツラも、
丸い葉を広げて、
静けさが戻ってほっとした様子だ。

カツラの木は、かなり大きくなり、
その材木は、さまざまな用途に使われている。
善光寺の本堂の柱にも使われており、
それが、表参道の街路樹に使われる由来になっている。

彫り物をする方の話では、カツラは、木目に依る割れがなく、
粘りがあって、細かい彫りが出来るという。
将棋の板にも使われるのは、
程よい弾力があるからだろう。

そして、そばの打ち板にも使われる。
ヒノキや桜、最近では集成材なども使われるが、
カツラに勝るものはないと言われているそうだ。

「かんだた」の打ち板もカツラを使わせていただいている。
適度な粘り、弾力、そして傷がつきにくい特質があるからだ。

なんだ、そんないい打ち板を使っているのに、
お前のそばは、、、、、
なんて、言われないように、
しっかり打たなければね。


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2008年4月24日 (木)

三門の上からの眺めは。

さて、昨日は善光寺で、
五年間にわたる修理を終えた三門の、
落慶法要が行われた。
ちょうど店の定休日なので、見に行きたいと思っていたが、
何しろ、ネギの植え付けの時期。
600本の苗を、一日で植えてしまわないといけないので、
法要には参加せず、
「歴史の町長野を紡ぐ会」が門前の西方寺で行った、
三門についての勉強会にだけ、顔を出させていただいた。

Sanmon 写真は、去年の秋に、ずっと囲まれていた三門の足場が、半分だけ取り外された時のもの。
間口が二十メートル、高さも二十メートルあるという、堂々たる建物だ。
国の重要文化財に指定されている。

建立は1750年。
出開張といって、各地を回り、資金を集めたそうだ。
二階には、知恵をつかさどる文殊菩薩像が安置されているそうだ。

ところで、どうして、三門というの。
山門とは違うのだろうか?

ならば、教えてしんぜよう。エヘン、
この門をみると、人の通るところは、
柱で三つに別れている。
つまり、通路が三か所あるから、
それで三門と名付けられたのだ。エヘン。

だと思っていたら、まったく違う。
「三門は空門・無相門・無願門の三境地を経て仏の国に至る門、三解脱門(さんげだつもん)を表すとされる。」
のだそうだ。

この三門は、今日から、7月まで、二階に上がることができる。
この門の上からの眺めは、素晴らしいものらしい。
京都知恩院の三門に登った石川五右衛門に習って、
「絶景じゃ〜、絶景じゃ〜。」とうなって見るのも面白い。
もちろん、その後は、
国産そば粉を使った手打ちそば屋で、
ズズッとそばを手繰ろう。



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2008年4月22日 (火)

お騒がせな聖火リレー

Hataどうなるのだろう、この土曜日に行われる、オリンピックの聖火リレー。

「長野オリンピックの時を思い出しながら、応援に行きたい。」
「○○ちゃんの走るところだけ見たいわ。」
「オリンピックなんか、グローバルなコマーシャリズムのシンボル的イベント。みんなで無視しよう。」

などと言っているうちに、流れはオリンピックとは関係のないものになってしまったようだ。

善光寺表参道には、かなり前からスポンサーの名前の入ったフラッグが掛けられて、歓迎ムードを、盛り上げようとしていた。
でも、当日は、スポンサーも宣伝カーを出さないそうだ。そのかわり、長野県の警察が、存在をアピールするに違いない。

国宝善光寺の本堂が落書きされたり、見なれない街宣車が走り回ったり、なにやら、町の中が騒々しい。せっかく飾った歩道の花も、当日は撤去するように指導されているそうだ。

十年前に行われた長野冬期オリンピック大会。
まさに官製のお祭り騒ぎ。「オリンピック」という印籠をふりかざされて、あっという間に、道路や巨大な建物ができ、住民も旗ふりをさせられた。

オリンピック終わると、その印籠の効果は無くなり、その巨大な施設を持て余すようになった。
建てる時には、天井が開くことを売りにした広大なアリーナは、まだ、その天井の開くのを見たことがないし、現代アートのような曲がりくねったパイプのコースは、さびが浮き出て、一流選手が滑ったスキー場では、そのラインをたどることもできない。
オリンピックに刺激されて、スケートやスキーが盛んになったという話もあまり聞かない。

うがった見方をすれば、長野のオリンピックは、思い出と借金以外は、残っていないようだ。
あっ、先日行われた、長野マラソンは、しっかり形で残っているいい例だ。
でも、それは少しだけ。
表参道にある、屋外競技の表彰式会場であるセントラルスクウェアは、今やただの、いや、一時間百円の駐車場になっている。その奥にある表彰台は、さびが浮き出て、秋には枯れ葉のたまり場になる。
先を考えず、ただ、お祭り騒ぎに終わった、長野のオリンピックの姿を、象徴しているような気がする。

そこで沸いてきた、北京オリンピックの聖火リレーの話。
オリンピックの幽霊を、もう一度みさせようとしたんだね。
でも、幽霊どころでは無くなってしまった。

今から、
返上することはできないのだろうか。
聖火はエベレストにも登るそうだから、
修験者の山、戸隠の山頂でやるのはどうだろうか。

などと好きなことを書いている。
懸命にやっている関係者の方々に申し訳ない。
聖火が通るのは、ちょうどそば打ちをしている時間。
恐いもの見たさもあるが、
私は応援する気にはなれない。

皆さん、この騒ぎが終わって、一段落したら、
ズズッとそばを、手繰ってみよう。
そして、何ごともなくて良かったとほっとしよう。


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2008年4月20日 (日)

本日は「桜そば」

今日は長野マラソンの日。
薄曇りで、参加される方には、いい気候だったのではないだろうか。

Sakurasoba さて、長野の桜もそろそろ散り初めたが、本日は「桜そば」をご用意させていただいた。
たくさんのご来店、ありがとうございました。

更級に打ち込んだ「桜切り」、それと、普通の「手打ち」との盛り合わせ。

さて、その「桜切り」、常連のお客様いわく、
最初は、茶そばの上に、桜の花びらが乗っているだけかと思ったそうだ。
だって、きれいな緑色のそばが出て来たのだから。
食べてみて、あっ、桜餅の味だ!と判ったそうだ。

Sokuranoha_3 そう、桜の葉をすり潰して、そばに混ぜてみたのだ。
この桜の葉は、大島桜という種類らしい。
薄くて、柔らかいので、食用に向くのだ。
その香りのするそばを楽しんでいただいた。

桜そばというと、ピンク色のそばを想像する方もいらっしゃるが、残念ながら、桜の花では、色も香りも出ないようだ。
多くの店では、食紅を使って、ピンク色を出している。
でも、自然の食べ物にこだわる「かんだた」では、あのタール系の色素は使いたくないので、あえて、そのままの色でお出しした。

ちょっと手間のかかるそばだけれど、こういう季節の香りを楽しんでいただきたいなと思う。

ところで、そばの上に載せた桜の花の塩漬け。
私は、これを食べると、どうしても、銀座○○屋のあんぱんを思い出してしまう。
ほら、丸いあんぱんのまん中にへそがあって、そこにこの塩漬けが入っている。
桜の花の塩っぱさが、あんの甘さを引き立てていた。

そんな連想をする私は、
もう充分に「おじさん」なのだろうなあ。


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2008年4月17日 (木)

そば屋らしい佇まいとは。

Iriguti この頃は、店の外観だけで、
何の店なのか、判断するのが難しくなってきた。

たまに車で通る道沿いに、
洒落た木製テラスのある建物が出来たので、
てっきり、新しいレストランだと思っていた。
窓には、ちょっと派手なカーテンが掛けられ、
なんて書いてあるのか分からないが、
横文字の洒落た看板がある。
控えめで、センスのいい雰囲気があるので、
気になっていたのだが、
あるとき渋滞で、前に止まって、
看板をよく見たら、「デザインスタジオ」だった。

パステルカラーの看板を、何枚も出して、
夜になると、ネオンがチカチカ。
あれは何だ、焼き肉屋か、新手の中華屋かと思っていたら、
エステサロンだって。

町中のビルに、新しい飲食店が入ったのだが、
大きい横文字のロゴがあるだけで、
いったい、何の店なのか、未だに分からないでいる。

ひと昔前までは、それぞれの業種に、
ちゃんと一つのイメージがあり、
店づくりは、それに基づいていた。
いわば、寿司屋は寿司屋らしく、飲みやは飲み屋らしく、
床屋さんは床屋らしく、そば屋はそば屋らしく。

ところが、どうも、
そういう感覚が崩れてきている。

Iriguti2 でも、やっぱり、店の第一印象は大切だと思う。
入り口をみて、ああこの店は良さそうだなと、
思う店を探したりする。
初めて入る店ならばなおさらだろうなあ。

私の店は、
ちゃんと、一目でそば屋と分かるようになっているだろうか。
入ってくるなり、「天ぷらうどん」なんて注文されたりすると、
まだ、伝えきれないところがあるのだろうなあ。

外から見た時の、何気ない、佇まい。
ちょっとした雰囲気づくり。
なかなか難しいものがあるようだ。

今月のメールマガジンには、
そんな「佇まい」について書かせていただいた。
よろしかったら御覧あれ。

メールマガジン「そば屋の楽しみ方」


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2008年4月15日 (火)

春は匂いの季節。

Jinnchouge知り合いの方からいただいたジンチョウゲの枝。

匂いがきついので、店の中にはいれられない。
だから、入り口の招き看板の下に置いておいたら、
けっこう長持ちをして、
芳香を放っている。

店から出ると、
ぷんと、このジンチョウゲのにおいがするのだ。

いきいきとした、ちょっと艶かしい春の香り。

「かんだた」では、店内に花を絶やさないようにしている。
女将のほうが、花に詳しい、
というより、ちゃんと勉強をしてきたので、
そちらの方はお任せ。
季節の彩りで、おもてなしをしたいと思っている。

そんな花を紹介する、
女将のブログの方は、
去年の秋から、いまだ冬眠したままのようだが、、、。

そば屋ゆえ、匂いの強い花は置けない。
百合とか、バラ等にはかなり強いものがあるので、
その点は心得て、花を選んでいる。
顔を近付けると、
ほんのりと香るぐらいの花ならばいいだろう。

さて、
お客さまにも、いろいろな匂いをお持ちの方がいらっしゃる。
ほんのりと、控えめな香りならばいいものだ。
でも、中には、ジンチョウゲに負けないぐらい、
いきいきとした、活動的な匂いを、
身につけて来られる方もいる。

ひと昔前までは、
こういう匂いを放たれるのは、
ご婦人が多かったのだけれど、
さすがに、ご婦人方も、洗練され、
センスのいい香りを身に付けるようになった。

さて、今では、いきいきした匂いを発するのは、
紳士の方々が多いようだ。
きちんとした身なりの、
オシャレな方々だ。
それなりの、身だしなみの心得として、
きっと、そのような匂いも、まとわれるのだろうなあ。

匂いというものは、
きっと、ご本人には気付かないものなのだろう。
カウンターに坐った隣の人が、
他の席に逃げ出すぐらいの匂いを発していても、
ご本人は、まず、ご自身の匂いのせいだと思うことはないだろう。
たぶん、ご自身は、
身だしなみに気を使っているつもりなのだろうなあ。

それが、けっして、悪いとは言わない。
強い匂いを付けることで、安心する方も居るのだ。
でもね、、、、。

自然の花の匂いは、どこか、優しいところがある。
そばの微妙な香りも、
しっかり捕まえておかないと、すぐにどこかへ行ってしまいそうだ。
これからは、
まさに「風薫る」季節。
そんな、地球の匂い、宇宙の匂い、
魂の匂いを、嗅いでみたいものだ。


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2008年4月12日 (土)

ワサビの花は今が旬。

長野でも、やっと桜の花が咲き出した。
見ごろは来週の半ばぐらいだろうか。

Wasabi1 さて、この季節に出回るワサビの花。
これをお浸しにすると、つんとした香りがあって、
なかなかおいしい。
ぬる燗の「信濃光特別純米」あたりでいただくと、思わず酒が進んでしまう、、、オイオイ。
こういう春の香りには、ちょっとぽってりとした酒が合うかも。
武重本店の「牧水 きもと純米酒」とか、大町の北安大国の「純米吟醸いいずら」とか、あっ、小布施の「本吉野川純米酒」などもいいかもしれない。
華やかな酒より、穏やかなタイプの酒を呼ぶようだ、、、、などと、かなり脱線。

よく、お客様に、ピリッと辛く作るにはどうしたらいいのかと聞かれる。
ということで、作り方を披露させていただく。
いろいろなやり方があるので、
とりあえず私の方法ということで。

Wasabi2 1、ワサビの花をよく洗い、4センチぐらいに切る。
2、塩をまぶし、皿をおもりにして30分ぐらい置く。
3、手で、黒い汁が出るまでよく揉む。
4、それを水で洗い、ざるにあける。
Wasabi3 5、たっぷりのお湯を85度に沸かし火を止める。←これが重要。
6、その湯の中に、ワサビを入れる。約30秒置く。
7、ざるにあけ、冷水をかけて冷やす。
8、ボウルにあけ、塩少々、砂糖少々をまぶして、よく揉む。
Wasabi5 9、ビニール袋に入れ、さらに密閉容器に入れて、冷蔵庫で3時間置く。

これで、ピリッと辛いワサビのお浸しが出来るはず。
お浸しだからって、茹でてはいけない。
出し汁で3倍ぐらいに薄めた加減醤油をかけて召し上がれ。

酒が進み過ぎるのは、私の責任ではないからね。


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2008年4月10日 (木)

小さい象なら入るだろうか?

クイズ好きのお客さまの出した問題。

「冷蔵庫に象を入れるために、
 三つの手順が必要です。
 その手順とは?」

えっ、なんかのとんちなのだろうか。
ええと、ゾウは「レイゾウコ」の中に入っているから、、、、
といろいろと考えてしまった私。
お客さまは、にやにやしているだけ。

さて、象は入らないが、そば汁や、食材を入れる冷蔵庫。

Frego 営業店舗には、無くてはならない存在。
業務用の冷蔵庫は、強力な冷風で食品を冷やす、たくましい機械だ。
だけど、ちょっと無骨で、音はうるさい。

この中に、作ったそば汁をステンレスのポットごと入れてある。
使うときは、小型の手つきポットに移ておき、注文があってから徳利に注ぐ。

こういう冷蔵庫の無かった時代には、そば屋さんも大変だったろう。そば汁も、その日に使い切っていたのかもしれない。




Ondo ちゃんと、温度表示もある。
でも、他の温度計も入れておいて、時々確認する。
機械には、故障ということがあるからね。

食品の温度管理は、
とても大切なこと。
でも、冷蔵庫ばかりに頼っておいてもいけないねえ。
自宅の冷蔵庫などは、時たま干物製造機になっていたりするからね。

さて、にやにやしているお客さんに降参して答えを教えてもらう。

冷蔵庫に象を入れるには、
1、扉を開ける。
2、象を入れる。
3、扉を閉める。
のだそうだ。

ははは、見事にだまされてしまった。
えっ、今度はキリンを入れるって?


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2008年4月 8日 (火)

そば汁の保存は?

お客さまから聞いた話。

そのお客さま、山の中にある、
目立たない、小さなそば屋に行かれたそうだ。
そこでそばを食べようとすると、
汁が、ものすごく辛い。
これは、いくらなんでも辛すぎだ。
そういって、店の人にいうと、
慌てて、若い主人がやってきた。

さっと、その汁を味見をすると、
すみませんと、平謝り。
すぐに替えてくれたそうだ。
それで安心、おいしくそばをいただいたそうだ。

後で聞いたら、その店では、そば汁を、
一升瓶に入れて保存しているのだそうだ。
たまたま、注文が重なって、忙しくなって、
汁の入った一升瓶と、
醤油の入った一升瓶と、
間違えて注いでしまったそうだ。

そのお客さまは、
すぐに言い訳をいわなかった主人の姿勢が気に入って、
その後、何度かその店に行ったとか。

作ったそば汁を、どこに、どのように保存するのか、
これは、私も、すごく興味のある話。

Pot かんだたでは、
湯せんした汁をそのまま一晩置き、完全に冷めてから、ステンレスのポットに移し、冷蔵庫に二、三日置いておく。
そうすることで、さらに、熟成されるのだ。
ステンレスは、普通のものでは金属臭が移る可能性があるので、そういう恐れのない特殊鋼で出来たもの。
酒やワインの醸造にも使われる素材なのだそうだ。

せっかく作ったそば汁も、扱い方一つで、変わってしまう。
一升瓶に入れている、最初のそば屋さんだって、それなりの工夫をされていると思う。
中には、ペットボトルを使うところもあるが、ちょっと私には、感覚的に出来そうもない。

まあ、こんな、そば汁のしまい方一つでも、
店の特徴が出てくるのだね。
だから、そば屋は面白いのだ。


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2008年4月 6日 (日)

そば汁の角を丸くする。

Sobajiruこってりとした、熟成された、東京風のそば汁を作るための大切な作業。

湯せん。

濃い目にとった出し汁と、カメで寝かせた「かえし」を合わせて、そば汁を作る。
でも、そのままでは、なにか、固い気がする。
特に醤油の角が気にかかる。

そこで、素焼きのカメに入れて、湯せんしながら、一割以上の汁を煮詰めるわけだ。
こうして、味が丸くなり、醤油の角が取れる。

多くのそば屋さんでは、
湯せん用の穴がそば釜に付いていて、
そこで湯せんをする。
でも、私の釜は、その穴が付いていないタイプなので、
専用の鍋を使って、長い時間ボコボコと煮ることになる。
昼過ぎの休憩時間いっぱいにかかる仕事。

いくつになっても、なかなか人間の角が取れない私。
時々は、このように湯せんをして、
丸くなった方がいいのかもしれない。

ああ、温泉にでもいこうかなあ。

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2008年4月 3日 (木)

畑では、草が春模様。

暖かくなると、畑の仕事が待っている。
犀川の河川敷に借りている、わずか百坪弱の畑。
それでも、いろいろな野菜を無農薬で育てることができ、
重宝している。

Hatake1 畑に咲いている野の花。
ナズナの白、オオイヌノフグリの青、ホトケノザのピンクと、色とりどりだ。
こういう、小さな草たちが教えてくれる、春の到来。





Hatake2 玉にならなかった白菜のつぼみ。
こうしてみると、白菜も菜の花の仲間なのだ。

実は、この白菜の菜の花は、とてもおいしい。
茎が太いけれど、甘味がある。
わき芽からもつぼみがでるが、一番芽がおいしいのだ。
えっ、食べたい?
ごめんなさい。少ししかないので、私が味見をすると終わってしまう、、、。

Hatake3 急に暖かくなったので、小松菜もつぼみを持ってしまった。
この菜の花も、柔らかくて美味。
こちらは、たくさん採れそうなので、付け合わせに使わせていただこう。

そばを食べる前に、新鮮で、安全な野菜を食べていただきたい。
そう思って、柔らかな春の日差しの中、こつこつと、土を耕す休日なのだ。


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2008年4月 1日 (火)

「ふきのとう」と「ふき」の関係は?

今日の朝は、雪降り。
すぐに溶けて、積もるほどではなかったが、
けっこうな勢いで降っていた。
この寒さで、すこし、桜に遠くなりそうだ。

本日は恒例の「十割そばの夕べ」。
皆さん、御参加ありがとうございます。

Fukinotou 長野の山で、最初に採れる山菜が、このふきのとう。
ほろ苦い香りと味が、いかにも春の訪れを感じさせる。

ふき味噌にしたり、天ぷらにしたり食べると、
人生の深みを感じることの出来る、大人の味だなあと思ったりする。

ある方から、山で採ってきたふきのとうをいただいた。
そのきれいな姿を見ているうちに、私の頭の中で、よからぬ考えが、、、、

よし、これを、そばに打ち込んでみよう。

ふきのとうを細かく刻み、何度も水を替えながらアクを抜く。
なにしろ、刻むとすぐに真っ黒になってしまうのだ。
アクの黒い汁が出なくなったら、重層の入った湯で茹でて、
さらに水にさらして一晩置く。
ミキサーを使ってペーストにして、細かい目の裏ごしをして、
更級に打ち込んでみる。

Fukinotougiri ということでできた「ふきのとう切り」。

薄い緑をしていて、そばに顔を近付けると、独特のふきの香りがする。
でも、食べてみると、それほどの違和感はない。
苦くなるのではないかと心配したが、そんなこともなく、かえって、そばの甘味が引き立つ。

お客様にも、おおむね好評だったようだ。

よかった、作ってみて。
なんの本にも載っていないし、さんざん迷ったのだ。
アクを残せば色が黒くなるし、苦みがどうなるのか不安だったが、
うまくいったようだ。
何ごともやったみなければわからないものだ。

ところで、「ふきのとう」と「ふき」の関係は?
「ふきのとう」が大きくなると、「ふき」になるとか、
実は「ふきのとう」と「ふき」は別の植物だとか、
そんな話で盛り上がった。
なにしろ、
エイプリルフールだからね。


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