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2008年3月24日 (月)

古そばの味は?

江戸時代に書かれた本の中に、
「古そばも、味が軽くて良い」などと書いてある。
三年、五年経ったそばが、珍重されたようだ。

一度、そんな古いそばを食べてみたいと思ったので、
そば粉屋さんに聞いてみた。
そんなそばは、置いていないとのこと。
でも、時々、古いそばを挽くのを、頼まれることがあるそうだ。
その時にちょっとだけ試してみたいと、
かなり以前に言っておいたら、
「でました。」と言って持ってきてくれた。

あまりそばでは名の知られていない某県の、
農協の倉庫に置かれていたものらしい。
十八年産かそれ以前の古そば。
ロールで挽いた粉を、生粉打ちしてみる。

Kosoba その色がすごい。
見事なあずき色だ。
普通のそばと並べてみると、
いつものそばが、白っぽく見える。
挽き方の加減か、ちょっとねっとりとした感触になった。
打ちたてを茹でたのに、ふわっとした膨らみ感はなく、
固そうな感じがする。

食べてみると、意外とあっさりとした味だが、
独特の香りが口に残る。
ちょっと、あくっぽいか。
甘味はほとんど感じられず、ボソッとして、ネチッとしている。
麺線に張りがないのだ。

隣の普通のそばとは、
比べ物にならない味。

こういうものだと思って食べれば、食べられないことはないが、
あえて、食べるほどのものではないような気がする。

もっとも、売り物にならず、
倉庫の隅に置かれたままのそばだ。
もう少し、質のいい玄そばで試してみれば、
また、違う、感覚になるのかもしれない。

昔の人は、かなり、淡白な味を好んだようだ。
これに懲りずに、
また機会があれば、古そばを試してみたい。

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