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2008年3月22日 (土)

つなぎ粉の値上げ

むかしむかしのお話し。

あるとき、大金持ちたちが集まって話しをした。
お金はたっぷり持っている人たちなのに、
出て来るのは愚痴ばかり。
「この頃、景気が悪くて、
ものを売っても、金を貸しても、
あまり儲からなくなった。
何か、いい、もうけ話はないだろうか。」

すると、ある人がこう言った。
「どうじゃろう、ちょっと、目先の利いた男がおるが、
そいつに金を預けて、好きなようにやらせたら。
わしらは、何もしなくともいいのだから。」

うん、そうしてみようということで、
膨大な金額を、ムラカミ君に預けたのだ。

さて、ムラカミ君は、
みんなの食べる米に目をつけた。

当時は米は一袋が一両というのが相場だった。
でも、ムラカミ君は、
米を一袋、二両で買うと言い出したのだ。

米を扱う人たちは、
喜んでムラカミ君に米を売った。
だから、ムラカミ君のところには、
たくさんの米が集まった。

誰かが聞いた。
こんなに集まった米をどうするのかって。
ムラカミ君は答える。
「なに、一袋十両になったら売りますよ。」

みんなは彼を馬鹿にした。
米は昔から、一袋一両が相場。
それが一袋十両で売ろうって言うのだから。

だから、みんな、
一袋一両で買った米を、
そのまま、二両でムラカミ君に売った。
小金を儲けた人たちは、
大喜びで、立派な馬を買ったり、
御殿のような家を建てたり、
有名な絵を買い求めたりした。

でも、
あるとき、
自分の家の、米びつが空になっていることに気付いた。

なあに、米なんか、一袋一両で、
どこでも売っているさ。
そう思って、探してみるが、、、、
どこにも米がない。

あるのは、ムラカミ君の蔵の中だけ。

こうして、みんなは、
一袋十両の米を、買わなければならなくなった。

それを買うために、
人々は、もっとたくさん働き、
暮らしを切り詰めなければならなかった。
立派な馬も、御殿のような家も、有名な絵も、
二束三文で取り上げられてしまった。

かくして、
ムラカミ君と、金を出した大金持ちは、
ますます大金持ちとなり、
それ以外の人たちは、
ますますビンボウになったとさ。

めでたし、めでたし、、、、。

まさか、
いま、
世界でこんなことが起こっているわけではないだろうねえ。

供給バランスを無視して上がり続ける、原油価格。
それだけではない、小麦や大豆、トウモロコシもそうだ。
特に、穀物相場の上昇は、
貧困国に、重大な影響を及ぼす。
本来、その国で食べられるべき食べ物が、
外貨獲得のために売られてしまう。
その国の人たちは、何を食べればいいのだろう。

何やら、奇妙な力で動いている世界の情勢。
金持ちは、ますます金持ちになって、
貧しい人は、ますます貧しくなっていく。

これで、めでたし、めでたし、、、、

なんてことはないだろう。

昨日届いた、小麦の値上げの通知。
つい、いろいろと考えてしまうのだ。


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