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2008年1月20日 (日)

氷点下89.2度の世界

明日は暦の上では大寒。
一年で一番寒い時期なのだろう。

北海道では氷点下30度まで、下がったところがあったとか。
すごいなあ、氷点下30度なんて。
これに比べれば、
長野の最低気温の氷点下6度なんて、
まるで常夏の島で海水浴ををしているようなものだ。

、、といっても、
やっぱり寒い。

表に面しているそば打ち場の室温は4度。
良かった、氷点下でなくて。
置いてあるそば粉は、
温度や湿度の変化を嫌うので、
打ち場には、ヒーターもクーラーもない。
なんの、北海道に比べれば、
このくらいの寒さ、、、と、
痩せていないのに「痩せ我慢」。

南極を犬ぞりで横断した人の話では、
ずっと氷点下50度以下のところにいて、
沿岸部にきて氷点下20度や10度になると、
すごく暑く感じるそうだ。
人の身体の寒暖の感じ方は、
かなり相対的なもののようだ。

でも、北海道にも南極にも行ったことのない私には、
どうも、そういう感覚は持ち合わせていない。

こういう寒い朝には、
最初に打つ、更級に使うお湯のぬくもりがうれしい。
でんぷんの多い更級粉は、
熱湯で溶いてつなぎにする。
普通のそば粉の時と違い、
塊を手のひらですり潰すような感じで、
粘りを出してつないでいく。
割粉は、普通のそばと同じ「外二」。

更級は、プクッと膨らむような捏ね加減。
のしに入れば、生地はすっかり冷めて、
いつもの気難しい表情。
おいおい、少しは愛想良くしろよ。

ちなみに、地球上で観測された、
一番低い気温は、氷点下89.2度だそうだ。
南極の、標高3,500mにある基地での記録。
どのくらいの寒さなのだろうか。
試してみたい?

そんなところから見れば、
この長野の寒さなんて、
なんて甘っちょろいのか。

でも、その甘っちょろさの、
さらに甘いところに居たいのが人の心情。
せめて、暖かい店の中で、
甘味のある、特別な挽き方をした「更級」でも、
手繰ってみよう。


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