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2007年10月 9日 (火)

私は酒が苦手、酒は光が苦手。

ここのところ、酒の話ばかりで、
いったい、そばの話はどうなったのかと、
怒られそうだ。

今年は、いろいろな理由があって、
新そばが遅れている。
もう少しお待ちを。

ということで、今日もしつこく酒の話。

知り合いから聞いた話。

ある人が、仕事のお得意さんから、
「越の○○」なるお酒を頂いた。
とにかく、名前だけは有名な酒。
その人は、ありがたがって、
自宅の床の間に、ずどんとその酒を飾っておいたそうだ。

こんな有名な酒があるなんて、
みんなに自慢できる。
いい機会があるまで、こうして飾っておこう。

そうして、来る人には、その酒を、
見せびらかしていたのだ。

やがて、親戚みんなが集まる席があって、
その酒を、いよいよ、開けようということになった。

さあ、これが、有名な「越の○○」だぞっと、
皆で乾杯。
一口飲んで、あれ、みんな黙ってしまった。
おいしさに、声も出なかったのだろうか。

やがて、一人が言った。
「ずいぶん酸っぱい酒だなあ。」
「なんだか、色が黄色っぽいけれど。」

一年近く、明るい床の間に置かれた酒は、
見事に変質していたのだ。
それでも、その人は、
意地で「おいしい、おいしい。」と言って飲んだとか。

日本酒は、すごくデリケートなものだ。
その置かれた環境によって、
味が変わってしまうことがある。
特に、光には弱いのだ。
多くの日本酒の瓶が、茶色をしているのも、
この光を防ぐためのもの。

酒屋やスーパーの、
明るい店頭に並べられた酒も痛みやすい。
だから、心ある酒屋さんは、
明るいところに並べるのは空の瓶で、
あとは、暗いところに置いてあったりするのだ。

日本酒には、特に賞味期限はないようだが、
おいしさを味わうには、新しい方がいいようだ。
ラベルの右下に、
出荷された年月が標されているのでご参考に。

いくらいい酒を貰ったからといって、
明るいところに飾っておかない方がいい。
箱などに入れて仕舞っておいて、
早めに飲んでしまうに限る。

そばも打ちたてがおいしいように、
酒も、蔵からおろしたての方がおいしいのだね。

でも、でも、世の中には、
へそ曲がりな人もいて、
古くなった酒が好きな人もいるそうだ。
どんなにへそ曲がりでも、
古くなったそばを好きだと言う人はいないけれど。

そんな古くなった酒の話をすれば、、、。
で、まだ、酒の話は続くようだ。

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コメント

古い酒。つまり古酒ですね。
できたての香りが高く荒荒しい春の新酒。
できれば上質の純米酒。
それをきちんとした温度管理の元で3年も寝かせればうまい。

でも、いつも蔵出しとかいってもったいぶって出されるお酒。

それ…売れ残りでしょ。
きっとメッセでも出てきますね。売れ残り。
始めから古酒にするお酒ってのは最近ですよね。
一度、梅錦のそれようのお酒を買ったことがありました。
冷蔵庫に入れておいたのですが我慢できずに2年後に飲んじゃいました。
おいしかったです。

投稿: 小林 | 2007年10月10日 (水) 13時14分

小林 さん、こんにちは。
そう、ちゃんとした日本酒を、ちゃんと管理されておかれてあれば、それはそれでおいしいですね。
以前は、酒屋で、平気で半年以上置いてある酒を売っていたけれど、最近は、きちんと管理している店が多くなりました。いいことですね。
でも、某安売り店では、相変わらず古い酒を売っています。売れ残りを集めているっていう感じ。
いい店で買うことも、おいしい酒を飲むための条件ですね。

投稿: かんだた | 2007年10月11日 (木) 07時20分

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