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2007年9月27日 (木)

「米だけで造られた酒」というけれど、、。

引き続き日本酒の話。

今売られている、ほとんどの日本酒は、
米以外の原料から造られた醸造用アルコールによって、
二倍にも三倍にも増量されていることを述べてきた。

でも、日本酒の本来の味とは、
米だけを使って作られた「純米酒」にこそあると、
かねがね私は思っているのだ。

さて、酒を作るための米は、
普通の米とはちょっと違う。
でんぷんの多い方が、いい酒が出来るため、
粒の大きな、でんぷん質の米が使われる。
これが酒造好適米と呼ばれているやつだ。

このお米の周りの部分には、
いろいろな成分が含まれているので、
これを精米して取り除き、
中心部分のでんぷんの多いところだけ取り出す。

その外側を削る割合のことを、
精米歩合と呼び、
70パーセントとか、60パーセントとか、
数字の少ない方が、
より品質の良い酒が、出来ると言われている。

大吟醸と言われる酒などは、
精米歩合が50パーセント以下というものもある。
お米の、半分以上を削ってしまうのだね。

こうして精米されたお米は、
まるで仁丹の粒のような、
丸い乳白色をしている。
こういう米から作られると、
独特の香りの酒が出来上がるのだ。

いい酒を造るためには、そうやって、
お米を磨くのだ。
たくさんの米ぬかが出来てしまうけれど、
これも、お酒のため。
ちょっと、もったいないなあ。

そう、大量に出る米ぬかを、
もったいないと思うのは、酒造メーカーも同じ。
そこで、彼らは、なんとか、
この米ぬかを活かせないかと考えた。
そしてついに、この米ぬかから、
なんと、お酒を造ってしまったのだ。

この「米ぬか糖化」という方法で造られた酒も、
原料はお米だけ。
つまり「純米酒」と同じ訳だ。

こうして大手メーカーは、
この酒を「米だけの酒」などと称し、
「米しか使っていません」等と宣伝して売っている。
もともと、酒造りに邪魔だから削った米ぬかから、
出来た酒。
あまり、質がいいものとはいえない。

こういう酒と、
本来の「純米酒」が一緒にされてはたまらない。
そこで、「純米酒」とラベルに表示するには、
「70パーセント以下の精米歩合で、味の良好なもの」
と定められている。

くれぐれも、
「米だけの〜〜」などという宣伝文句に踊らされず、
ラベルの「純米酒」の文字を確認してみよう。

こうして、醸造用アルコールの入っていない、
米ぬかから造られたものでない、
「純米酒」を飲んで、
お酒の本当の美味しさを知って頂きたいな〜〜〜
と思うわけ。
いえ、あなたをアル中にさせようと言う訳ではないので、
あしからず。

でも、
でも、
まるで、悪者のように書いてしまった「醸造用アルコール」。
じつは、これには、ある働きもあるのだ。
なんだ、今まで、このアルコールの入っていない「純米酒」を飲もうと言っていたのに、話がおかしいぞ。
じつは、、、。
あっ、今回も時間のようで。
まだまだ続く日本酒の話、、、、、。


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コメント

ものすごく 勉強になります。
続きが明日でありますように!

投稿: たく | 2007年9月27日 (木) 22時42分

たく さん、こんにちは。
ど、ど、努力します。
でも、気まぐれがモットーですので、、、。

投稿: かんだた | 2007年9月28日 (金) 07時31分

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