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2007年9月28日 (金)

グラナダのシェリーは最高!

引き続きお酒の話。

スペイン南部の町、グラナダは、
多くの観光客を引き寄せている。
この町には、世界遺産のアルハンブル宮殿があるからだ。

そんな観光客で賑わう広場から、
ちょっと入ったところに、
なかなか雰囲気のいい酒場があった。
グラナダの人たちで賑わうその店は、
壁はアラブ風のタイル張り、
年気の入った、分厚い板のカウンターの向こうには、
大きなシェリー樽が積み上げられている。
その樽から、よく冷やした、
辛口のシェリーを、グラスに注いでもらうのだ。

スペイン語では、シェリーのことは「へレス」と呼ぶ。
シェリーの造られる町の名前からきているのだ。
もっとも、シェリーという名さえ、
「へレス」の英語読みの発音だとか。

あれあれ、このシェリーという酒、
かなり強いぞ。
普通の白ワインより、
アルコール分が多いのかもしれない。

そう、それもそのはず。
シェリーは、発酵した白ワインに、
ブランディーを加えて、
アルコールを強くしてあるのだ。

ははん、普通のワインで物足りない飲ん兵衛が、
もっと、強い酒を飲ませろ、、、と言うので、
造った酒なんだな。
でも、この独特な香りは、
他のワインには、ないものだぞ。

もともと、スペインの南部のような、
熱いところは、ワインづくりに向かない。
せっかくワインを造っても、
すぐに他の菌が繁殖して、味が変わってしまう。

そこで、ブランディーを加えることで、
そういう菌の繁殖を押さえ、
風味を保とうとしたのだ。

なるほど、ただの飲ん兵衛の発想ではないのだね。

こういうアルコールを加えたものを「強化ワイン」と呼ぶらしい。
ほかには、ポルトガルのポルト、マデイラなどが知られている。
ヨーロッパでは、基本的にワインにアルコールを加えることは禁止されている。
でも、こうして、伝統的なワインだけは、認められているんだ。

ブランディーのアルコールを加えることによって、
酒の香りや味を保てるのだね。

ちょっとまてよ。
米のワインと言われる、日本酒だって、
同じ方法が使えそうだぞ。

そう、米から造った「純米酒」は、
味が変わりやすい性格を持っている。
その原料の米の性質、作り方、貯蔵方法等によっては、
どんどんと、味が変わっていってしまうものもあるのだ。

特に、微妙な味や香りを持つ酒。
これを、いい状態で保ちたい。
そういう時に、ちょっとアルコールを加えることによって、
それが出来るそうだ。

量を増やすためでなく、
品質を安定させるために、
少量のアルコールを加える。

そういう日本酒もあるのだ。
これを「本醸造」と呼んでいる。

あれあれ、また、難しい言葉が出てきたぞ。
切れやすい「十割そば」もいいけれど、
長くつなぐために、少しのつなぎを入れて「二八そば」にしてみる。
まあ、そんな考え方だね。

だから、たとえ醸造用アルコールが使われたとしても、
この「本醸造」という使い方なら、まだ、酒本来の味を保てるはず。
やはりラベルに書いてあるので、日本酒を飲む時はご確認を。

ということで、やっと、「かんだた」で使う日本酒の話ができそうだ。
実はこの秋に使う、お燗用の酒を選ぼうと、、、。
あれっ、また時間切れになってしまった。

まだまだ続く酒の話。


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コメント

( ..)φメモメモ

( ..)φメモメモ・・・・・・

おいっ!インクがでないぞ~((+_+))

投稿: たく | 2007年9月28日 (金) 22時27分

たく さん、こんにちは。
はははっは。
「記憶は忘れるためにある」のだそうで、
まあ、メモなどとらず、軽くお聞き流しを。

投稿: かんだた | 2007年9月29日 (土) 07時22分

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