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2007年8月13日 (月)

魚の食中毒は、なぜ減ったのか。

いやあ、梅雨が明けたかと思ったら、
暑い日々が続いている。
長野も連日30度を超える猛暑。
えっ、35度までいったの。

さて、この暑い季節は、
食中毒の季節でもある。
各施設では、お盆で忙しいけれど、
食品の取り扱いにも、充分注意していることだろう。

昔はこの季節の食中毒と言えば、
魚介類を原因とした、
「腸炎ビブリオ」という細菌による中毒が多かった。
この菌は、海水中に普通にいる菌で、
塩分のあるところで、温度が高いと、
急速に増殖する。

だから、魚を常温で放置したり、
調理中に他のものに移って、
食中毒を起こすことが多かった。

しかし、今は、この「腸炎ビブリオ」による食中毒は、
あまり、発生しなくなった。
かえって多いのは、「カンピロバクター」や「サルモネラ」などの、
肉に由来する菌による、食中毒だ。

魚を扱う人たちの、
意識の向上や、設備の改善などが、
この食中毒を減らしたのだろうか。

もちろん、それもあるようだ。
でも、他の努力もある。

魚を出荷する港や市場では、
かっては、海水で魚やケースを洗っていた。
これでは、その海水中にある「腸炎ビブリオ」を、
そのまま魚につけて運ぶことになってしまう。

そこで、多くの港では、
魚を洗うのに、滅菌された海水、
あるいは水道水から作る人工海水を使うようになったのだ。
これならば、少なくとも表面の菌は洗い流される。
そうして、滅菌された魚を市場に送り込めば、
調理の段階での、菌による汚染を少なく出来るのだ。

このように、漁業関係者も、
魚による食中毒を減らそうと努力しているのだね。

だから、夏でも、安心して魚が食べられるのだ。

近頃、偽装だ、賞味期限切れだと、
評判の悪い食品業界。
でも、こうして、目の見えないところで努力し、
工夫している人たちもいることを忘れないで頂きたいなあ。

衛生の基本は、手洗いと清掃。
私もしっかりやらなければ。


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