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2007年7月10日 (火)

タヌキとキツネと「むじな」

善光寺に向かい、参道を歩いていくと、
仁王門の手前、右側の宿坊の前に、
かわいらしいお地蔵様が立っている。
その横に、ちょこんと座った、
これまた、ちょっとかわいいタヌキ、、
ではない、むじなの像がある。

これは、善光寺本堂の左手にある、
経蔵わきの「むじな灯籠」の話にまつわるものだ。

善光寺は、人間ばかりでなく、
広く動物の世界にも信仰が広がっていたのだそうだ。
あるとき、下総に住む一匹のむじなが、人間の姿に化けて、
善光寺に灯籠を奉納した。
奉納が終わったむじなは、ついやれやれと、
宿泊先の宿坊で風呂に入った時に、正体を見破られ、
逃げていってしまった。

その灯籠は、夜になると化け物に見えるから、
誰かが刀で斬りつけた跡があるそうだ。
そんな話も伝わる善光寺。
訪れのときには、そんな灯籠にもご注目を。

さて、長野は小諸辺りでは、
昔は「むじなそば」というのが食べられていたらしい。
ダイコンを千切りにして味噌汁に煮立て、
その中にそば粉を入れて掻き混ぜたという。
ダイコン入りのそばがきのようなもの。

同じようなものを、長野の北部では「はやそば」と呼んでいる。
「むじなそば」のほうが、何となく愛嬌を感じられる。

でも、東京の立ち食いそば屋さんで「むじなそば」といえば、
あの、例の奴。
「たぬき」と「きつね」の具をあわせたもの。
こっちは、あまり愛嬌は感じないけれどね。


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