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2007年6月29日 (金)

「そば相撲」の本当の勝負は?

江戸時代の中頃、あるところで、
「そば相撲」というのが行われたそうだ。

おお、そばが力比べをするのか、と思ったら、
そばの食べ比べのことらしい。

さて、この時の参加した御両人。
普段からそばの大食いで名を上げていた。
大勢の見物人の見守る中、
二人の前に運ばれてきたのは、
大きな重箱に入れられた小山のようなそば。

それを二人とも、楽々と平らげてしまう。
さらに、お代わりを食べ続けるので、
見物人の方が仰天し、
もうこれ以上のそばは止めた方がいいと、
行司が入り、「そばの相撲」は引き分けになったという。

なんだ、引き分けか。
でも、どのくらいの量を食べたのだろう。

ところが、一人の方は、腹が一杯だといいながら、
後から差し出されたそら豆ご飯を、二杯平らげてしまった。

それを見ていた見物人、
そら豆ご飯を二杯食べたのだから、こちらが勝ちだ、
いや、これは「そば」の勝負だから、あくまで引き分けだと、
大いに議論に湧いたそうだ。

まあ、そばの後に、いくら珍しいからといって、
そら豆のご飯を食べるのだから、たいしたお腹だ、
と、人々に恐れられたそうだ。

へえ、こういう食べ比べが、江戸時代にも行われていたのだね。
そういえば落語の「そば清(そば羽織)」の清兵衛さんも食べ比べをしたっけ。

でも、この「そば相撲」、
後日談がある。

さて、そばを平らげた後そら豆ご飯をいただいた御仁、
1、2年して内臓を痛め、長く患い、とうとう亡くなってしまった。
もう一方は、長生きして、そばを楽しんだそうである。

いくらそば好きの方でも、
食べる量はほどほどがよろしいようで。


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コメント

薬草を食べたら、羽織の下には そら豆ご飯蕎麦 ですか。
彩りはいいかもしれませんが、、、怖!!
ほどほどに食べて、健康がいいですね。。

投稿: たく | 2007年6月29日 (金) 21時53分

たく さん、こんにちは。
さすが料理人ですね。すぐに彩りを気になさっている、、、。でもやっぱり怖い。
そばの食べ過ぎは、苦しいですからね。下っ腹から喉下まで、そばが詰まっていて、動くとそれがぶらんぶらんと揺れる、、、、、、やっぱり、薬草が欲しーい。

投稿: かんだた | 2007年6月30日 (土) 07時36分

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