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2007年5月 8日 (火)

猫の好物

Katuobushi2  さて、かつお節をしゃかしゃかと削っていると、若い方は怪訝な顔をなさる。
 年配の方は、懐かしいという。

 今では、かつお節は、ビニールのパックに入れられて売られているのが当たり前。
 こんな、箱でかつお節を削るところなど、見たことも、やったこともない方が多いようだ。
 「その箱って、特別注文で作ったのですか?」
 なんて聞かれてしまう。

 古くからやっている金物屋さんなら、きっと、どこかの棚の奥に、置いてあるはずだ。
 昔は当たり前だったのにね。

 固いかつお節を削るのは、大工さんの使うカンナと同じもの。
 そのカンナに、箱と引き出しを付けたようなものだ。
 かつお節って、材木と同じようなものなのだね。
 たしかに見たところ、おが屑に似ているような、そうでないような。

 でも、削ったかつお節は、香りがいい。
 「手打ちそば屋 かんだた」では、「鬼おろし」というメニューで使わせてもらっている。
 「おっ、削りたてだね。」
 と、ちゃんと判るお客さまもいらっしゃるのだ。

 このかつお節、削る方向がある。
 それを見極めないと、いくら削っても粉になってしまうのだ。
 つまり、筋に沿って削るのだね。
 自宅でかつお節を削りたい方はご注意を。
 たくさん削る時には、かつお節を布巾で包んで、軽く蒸してから削ると楽。

 あっ、それと、写真ではそのままだったけれども、
 使う時には、ぬれ布巾で、よくカビを落としていく。
 念のために。

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コメント

はじめまして、
というか、5日に初めてゴールデンウィークを利用しての旅行途中に立ち寄らせていただきました。
善光寺には何度も参拝していますがたまたま町を散策していて見つけたので店構えに引かれて寄らせていただきました。
正直に感動いたしました、鰹節を削る光景は子供の頃に母が削っているのを見て以来です。
カウンターに案内して頂いたのでじっくり拝見させていただき、一つ一つ丁寧にお作りしている姿に見とれておりました。
限定の極楽セットと春風を頂きました。油地獄というそばのあんかけ麺は初めての味に感動、手打ちそばのこしとめん汁に感動、限定の甘味春風に感動、夫婦共々最高の気分で家路に着きました。
長野にはスキーでよく行きます、是非また立ち寄らせていただきます。
毎日さぞ大変かと思いますがお体に気をつけて頑張ってください。
また食べられる日を楽しみにしております。

投稿: かず | 2007年5月 8日 (火) 17時51分

かず さん、こんにちは。
ありがとうございます。
ご来店頂いたのですね。
5日というと、大変混み合っていた日。
ずいぶんとお待たせして、ご迷惑をおかけいたしました。
こんな、路地裏の小さなそば屋ですが、これからもよろしくお願いいたします。

長野の町は善光寺を中心に、歴史に彩られた場所がたくさんあります。なかなか、分かりにくいのですが、ぜひ、脚を重ねて頂ければうれしい限りです。

投稿: かんだた | 2007年5月 8日 (火) 23時35分

「年配の方は、懐かしい」という鰹節削りですが、私も、子ども時分に母親の手伝いでやらされた記憶があります。今年で44歳になる中年男なので、本当に懐かしく思い出しました。今度、川越に行った時にでも、乾物屋に寄って鰹節の硬いのを買ってこようかな、なんて思ってしまいました。ところが、考えてみれば、うちには削り器がないじゃないですか。そこまで揃えて、実際に毎度削る気になるのかと思うと、うーむ、二の足を踏んでしまいます。
でも、確かにいいにおいがしたんですよね、削ったばかりの鰹節は。

投稿: 所沢太郎 | 2007年5月 9日 (水) 01時16分

所沢太郎 さん、こんにちは。
そうですね、今では削り器が手に入りにくくなりましたね。
もし手に入れられるのであれば、この削り器、思い切っていいものを買われたほうがいいですよ。
安いものは、すぐ削れなくなって、かつお節が掻けず、汗をかくようになってしまいます。(汗;)
私は自宅でも使っています。確かに、毎回削るのは大変ですが、そういうものだと思えば苦になりません。

投稿: かんだた | 2007年5月 9日 (水) 08時26分

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